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 吾輩は根暗である。職歴はまだ無い。端の多い生涯を送って来ました。――みんなが当たり前に持っている見えないモノが生まれつき持っていない「私」。たった一つだけ足りない、それだけで日常は異常を孕み始める。常識というような空漠たる概念を、どう学べばいいか知らないし分からない。けれど常識はそれを決して許さない。これはつまらない絶望と希望で構成された日々の中で「私」を考え、そして失敗するまでの軌跡譚……という執拗な説明文から筆者(LD:学習障害)の悪癖が分かる共感度0%な長文ブログです。

タグ:民謡

 昨日の話の続きになるが、カラオケ番組の出場者は基本的に全員が上手い。演歌と民謡は歌唱に必要な技術を全て鍛えられると以前ネットで読んだが本当らしい。その代わり出場者全員が上手いせいで点数のインフレ化が発生する。通常の100点採点というより90点台の10点採点になり、決勝では90点台後半の5点採点になる。

 アマチュアのトップたちがしのぎを削って披露するのだから、インフレ化も頷けるし視聴者たちも疑問を感じないと思う。

 ただ、そんな環境だからこそ1回だけ私は地獄を見たことがある。

 たしか高校生だったか男子学生の採点が87点だった。

 90点台が当たり前のスタジオの空気が2秒だけ止まった。

 MCの視線もカメラ横にいるスタッフを一瞬だけ向けた。

 やめろ、やめてくれ。

 視聴者は負けた挑戦者の味方であり、視聴者は負けた挑戦者に自身の負けた日を投影しているのだ。このときのフォローこそ視聴者たちは求めている。さあ負けた私たちを救ってくれ。

 MCが重い口を開いた。

「あー…まあ今回は残念だったねぇ。また挑戦に来てください」

 挑戦者の高校生が泣いている。

 場面が変わってナレーションが入る

「次の挑戦者はっ!!!」

 あっさりと見切られてしまった。

 横に並ぶゲストタレントたちも少しは慰めてくれ。

 誰も慰めてくれなかった敗者はそのまま突き落とされる。視聴者自身も自身が慰めてくれない存在だと認めたくないので次の挑戦者または勝者にあっさりと鞍替えしてしまう。

 あれ以降その男子学生は再挑戦していないのか見かけていない。あのスタジオを出てから彼の生活がどうなったのか、もちろんだが知らない。

 敗者の人生など誰も知らないし見向きされないのだ…。

 ここまでが負けた挑戦者に対する私の妄想である。

 もし、あの男子学生がカラオケ辞めて東大に入学して超一流企業に入社していたら、サークルで組んだバンドがメジャーデビューしてMステ出演していたら、それはそれで私は勝者に嫉妬する…。

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【あとがき】

 昨日も含めてカラオケの記事、横で見ながら書いているんですが、ちょうどそのときの出場者の採点が始まって94点でした。

スタジオ一同
「あちゃー…」

 おい「あちゃー」って何だよ。

 普通のカラオケで94点出たら大盛り上がりだぞ。

 自分なんか最高61点だぞ。

スタジオ一同
「うわぁー…」

 おい「うわぁー」って何だよ。

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 父が好きでテレビ東京の歌うま素人カラオケ番組をよく見るのだが、出場者の年齢層に注目すると上は30代前半:下は10代後半で意外と若者の出場者が多い。

 そして彼らの歌う曲目が今までの放送を振り返ると体感的に昭和の歌が全体の7割を締めている(中学生で三橋美智也、小学生で三波春夫を選ぶ子など日本に何人いるのだ…?)。

 出場者たちはMCからこの曲を選んだ理由を聞かれると、ほぼ100%こう答える。

「大好きなおじいちゃんとおばあちゃんの影響で演歌・民謡・昭和歌謡が好きになりました!」

 大好きなおじいちゃんとおばあちゃんに教えてもらったなら仕方ない。けれど、どうしても気になる将来的な問題が頭の中をよぎる…。

 来年には元号が変わるが、新元号以降はカラオケ番組の曲目はどうなるのだ。

 2019年5月1日以降のテレビで昭和歌謡を歌う出場者に視聴者たちは言う。

「こいつら元号2つ前の曲やってるよ」

 やはり30年では短すぎたか。恨むなら皇室典範に逆らって生前退位した平成天皇を恨んでくれ。

 では昭和初期の人たちも似たような感情を抱いたのだろうか。

 1926年12月25日以降のラジオで明治歌謡を歌う出場者に聴取者たちは言う。

「こいつら元号2つ前の曲やってるよ」

 大正の期間は14年なんだから許してくれ。大正天皇は先天性の重病持ちだったから、これは皇室典範に基づいた避けられぬ運命なのだ。

 今日から4ヶ月と数日で私たちの知る流行曲の全てが元号ひとつ前の曲となる。新元号の文化まで5年かかるとして、来年から私たちのカラオケは止まった平成の余力を楽しむことになるだろう。

 まあカラオケ行かないから知らないけど。

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【あとがき】

 現在のテレビ視聴者は年齢層が高齢もあって、昔の曲ほど採用されやすいようです。そうですよね、いきなり米津玄師の『アイネクライネ』なんか来たら視聴者「はぁ?」ですよねぇ…(私よく聴く曲なんですが)。

 

 だけども家族が揃って見る可能性を考えたら少しばかりのスリルを欲しくなります。極稀に「おいおいコイツ正気か!?」みたいな冒険すぎる選曲を。

 たとえば『鬼(クリープハイプ)』とか



『戦う戦士たちへ愛を込めて(サザンオールスターズ)』とか



『あいのうた(Chara)』とか

 

『ハロー・ドリー(ルイ・アームストロング)』とか



『嵐が丘(ケイト・ブッシュ)』とか



で挑戦するみたいな精神と才能の強者はいないものか。

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