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 吾輩は根暗である。職歴はまだ無い。端の多い生涯を送って来ました。――みんなが当たり前に持っている見えないモノが生まれつき持っていない「私」。たった一つだけ足りない、それだけで日常は異常を孕み始める。常識というような空漠たる概念を、どう学べばいいか知らないし分からない。けれど常識はそれを決して許さない。これはつまらない絶望と希望で構成された日々の中で「私」を考え、そして失敗するまでの軌跡譚……という執拗な説明文から筆者(LD:学習障害)の悪癖が分かる共感度0%な長文ブログです。

タグ:ポケモン

「お疲れさまです」

 出先で寄った書店のレジで知らない男性店員から急に言われた。

 もちろん私はここの書店員ではない。というより今まで書店で働いたことがない。だから仕事関係でどこか彼に出会った可能性はない。常連のお客なら顔を覚えてもらう可能性もあるけど、ここの書店は今日初めて来たし、まずお客に「お疲れさま」なんて普通言わないだろう。もしかして古いクラスメイトではないかと、自分が覚えている顔を一生懸命思い出すも、彼の顔に該当するクラスメイトはいなかった。はっきり言って私は彼を知らない。

 たぶん誰か仕事仲間と勘違いしてるんだろう。まあ適当に受け流しておくか。

「お疲れさまです」

「今日はどこ行ってたんですか?」

 どうやらその書店員は休日出掛けるのが好きみたいだ。

「まあニトリで適当に家具見てました(笑)」

「えっ、なぜ敬語を?」

 ということは君は後輩なのかな…?

「いや、今日はお客で来てるからそういう口調になっちゃっただけ(笑)」

「あーなるほど!(笑)」

「うん。そう(笑)」

 妙に会話が続くな。プランでは一言程度の挨拶で終わるはずが最近珍しいぐらい他人と会話してるぞ。というより、こんなに会話してて向こうも気がつかないのか。よく見たら顔が違ってたとか、普段と声が違うとか、この店員は気がつかないのか。それほど私とそっくりな店員がこの店にいるのか。もう会ってみたくなってきたよ。いや待て、そうじゃない。もう自分を偽るのは疲れたんだ、いいかげん早くこの場を去りたい…。

「では社割しときますね」

「はっ!? え、社割…かい?」

「何言ってるんですか。ウチで買ったら社割利くでしょう」

 社割ってあれでしょう。社員割引でしょう。書店員が自店で本を買うと定価から1割引されるってやつでしょう。無難な会話だけならまだしも金銭が関係してくると話は変わる。今自分は他人の名義を使って不法に値段下げようとしている。これは立派な詐欺行為に当たる。このまま割引かれた値段で買ってしまったら、最悪の場合、偽証の罪で刑事事件に発展するかもしれない。それはまずい…本当にまずいぞ…。

「あっ、今回はいいから」

「はい?」

「えっと、その文庫の著者ね、俺大ファンで。なるべく売り上げ貢献してあげたいから値段そのままでお願い」 

 本当は今日初めて買う著者の本だけど、こういう場合は仕方ない。

「そういうことですか。分かりました。では値段そのままにしときますね」

 とっさの機転が功を奏した!

「感謝するよ」

 それは本心だから嘘ではない。

 無事に定価で買えて、袋を受け取った私は一目散に去ろうとした。そうしたらあの店員からまた声を掛けられた。

「すいません、来月のシフトのことなんですが……」

「ごめん急いでるから詳しいことは後でLINEして」

 これで向こうを撒くことに成功した。きっと彼がLINEする頃には全てを知るであろう。正直に言って、その書店員に会ってみたい気持ちが沸々と上がってはいるが、何か犯罪に触れてしまいそうな領域になってまで会いたくない。その前に、その書店員が私のドッペルゲンガーか何かだとしたら、それは出会わないほうが互いのために良い。人の一生で出会える人の数は限られている。その中で出会うべき人たちに出会えることを人は運命の導きとか呼ぶが、逆に出会うべき人たち以外の人たちとは距離を置くべきだ。距離を置くことこそ出会うべき世界の秩序を保つ掟だ。

「俺はこの広い世界から見ればまるで海の中に落ちた一滴の水を探しに海に飛び込んだもう一滴の水のようなものだ」ーー弟アンティフォラス(『間違いの喜劇』ウィリアム・シェイクスピア(訳:小田島雄志):白水Uブックス)

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間違いの喜劇 (白水Uブックス (5))
間違いの喜劇 (白水Uブックス (5)) [新書]
ウィリアム・シェイクスピア
白水社
1983-10-01

【あとがき】

 もし今回のタイトルを読んだ時点で直ぐにシェイクスピアを思いついたとしたら、あなたはなかなかの通ですね!

 翻訳されたシェイクスピアシリーズの中で一番ポピュラーに読まれている新潮文庫では刊行されてなく、ちくま文庫か白水Uブックスのシェイクスピア全集もしくは最近出た角川文庫の新訳シリーズでないと読めない作品なので、そこにたどり着いたあなたとお友達になりたいです。

 私は白水Uブックスのを読んだんですが、これがメチャクチャ面白くて、ずっと読む手が止まらなかったです…!!

 またシェイクスピア作品の中で最も短い作品なので2時間足らずで読み終わります。そのおかげか本当に観劇してるような錯覚になります。

 あらすじを言うと、船旅中の嵐で十数年間生き別れた二組の双子がお互い知らずに同じ町にたどり着いて、双子だと知らない町民たちが本人たちを巻き込んで大騒動になっていく喜劇作なんですが、『ハムレット』『マクベス』みたいな悲惨な要素や『リア王』『ヴェニスの商人』ほど難解な表現がなく、ファミリーで楽しめる軽快な喜劇なんですよねぇ。

 登場人物たちの関係図が話が進むにつれてどんどん拗れていくんですが、後半から散々散らかした伏線が酒場の舞踏会みたいにリズム良く回収されていって、その気持ち良さに観客(読者)は思わずニヤニヤしてしまうんですよ。

 これこそ演劇の醍醐味で、この快感を再び味わいたくて何度も劇場に行ってしまうんですよねぇ…!(まだ1回しか行ったことないけど凄くハマる)

 すみません、悪いクセでどうでもいい話を長々してしまいました…。

 昨日の記事でも少し出しましたが、自分は本当に特徴のない顔してるので、無理矢理思い出せば古い誰かに引っ掛かりそうな顔ということで何回か間違われたことはあります。

 芸能人の誰々さんとかならまだ良いし何なら嬉しい。

 でも私のは、

「あれ村上じゃね?(たぶん友人さん)」
「やだーヒロシちゃん久しぶり!お母さん元気?(たぶん親戚の誰か)」
「奇遇だな鈴木くん。こんな所に会うなんて(たぶん直属の部下かと)」

みたいな『THE 一般人』の顔として年に何回か

「やせいの ポケモンが あらわれた!」

的な突発イベントとして立ち会います。

 生まれつき『芸能人顔』『一般人顔』ってありますよね。

 もし新垣結衣や広瀬すずが街中を歩いていたら、たとえ芸能人になってない世界だとしても100人中100人が芸能人だと思ってしまうでしょう。

 木村拓哉や福山雅治は何をしても圧倒的カリスマオーラが光って、彼が芸能人じゃなかったら何が芸能人なの!?と民衆の憤怒が渦巻くと思います。

 一度で良いから自分も芸能人顔になってみたいです。

 でも…今自分ニートだから、

①平日昼間に街中歩いても「あの人カッコいい!でもニートなんだ…」

②夕方スーパーで買い物しても「あの人カッコいい!でも特売ネギ買うんだ…」

③深夜レンタルDVD店にいても「あの人カッコいい!でもアダルトコーナー入るんだ…」

 何だよコレ身動きとれないっ!!!

 もし自分が芸能人だったらイメージのために制約しましょう。

 でも分類:一般人だから好きなときに好きなことやらしてくれよ…。

 やっぱり一般人顔で良いです。全く稼ぎに繋がらないけど。

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 エッセイだから伝わらないが、私は人より声が低い。

 マンガじゃないから伝わらないが、私は人より童顔である。

 そんな特徴ふたつを抱えているが、これは足し算みたいな単純な話だ。けど、これが掛け算となると事態は急変する。

 顔と声のギャップが凄まじい。

 家族も認めるほど凄まじいのだ。

 たとえばタラちゃんの声が穴子さんだったら気持ち悪いであろう(まあ、その逆の方が更に気持ち悪いが…)。

 何も生まれたときからコレだったわけではない。

 もちろん顔から想像する声をしていた。

 けれども思春期頃の男子には「声変わり」という大人への転換日がある。

 そう、ウィーン少年合唱団のスターソプラノが突如起こったXデーにより声が出なくなり、彼と一緒に世界公演旅行を願ったライバルが彼主演のオペラ公演で後ろ幕から吹き替える計画を立てる。そんな淡い青春映画も誕生させちゃうアレである。

「そんな映画があったんですか!」

 1963年公開の『青きドナウ』というディズニー映画のことなのだが、1秒も観たことない私にはこれ以上細かく書くのは無理なので、興味のある方はお近くのTSUTAYAかGEOに寄ってほしい。

 なんだか脱線してしまったので話を戻す。

 その前に一つ個人的な話を。

 実は私は花粉アレルギーを抱えていない。だから毎年春先は苦しむことなく過ごしてきた。でもその反動か幼児にしてひどいハウスダスト系の万年アレルギー性鼻炎者になった。

 何が言いたいかというと、私が通っていた中学校はご存じの通り荒れに荒れて掃除もせず……

◆ヤニ色の壁紙
◆ホコリで装飾された棚
◆校庭砂で薄くフローリングされた床

 そんなハウスダストパレードな教室は間もなくして私の鼻腔を黒部ダムへと開拓させた。

 映画『黒部の太陽(1968年:日本)』でトンネル掘削中の破砕帯崩壊で石原裕次郎らが激流に飲み込まれたように、この鼻の破砕帯も登校日は臨場感満載で崩壊していた。

 授業1回につきポケットティッシュ1個消費する鼻はただでさえ喋りづらい言語と出にくい濁声に鼻声要素を加えた。

 そうなるとカオスだ。

 国語の朗読で笑われる、音楽の合唱で笑われる、手を叩いて笑うな先生よ…。

 話すこと喋ることが怖い。

 通学路を歩いていても通りすがりの人からも笑われている気がした。

 音楽プレイヤーに入っている歌手みたいな聞き取りやすく愛される声になりたかった。

 時が経って2004年12月31日。15歳。中学3年の冬。時間は19時30分。

 年末を明けて直ぐに高校の面接試験を控えていた私は私たち兄弟の部屋のテレビ前で新聞紙片手に待ちかまえていた。

 この年の第55回紅白歌合戦にリスペクトするポルノグラフィティが11月にリリースした『黄昏ロマンス』を披露する。

 これはファンとしてリアルタイムでチェックしたい!

 だけど父は昔から紅白歌合戦が大嫌いで毎年観てこず、恥ずかしながらこの歳まで紅白歌合戦の存在すら知らなかった。

 そして片手の新聞紙にはポルノグラフィティが何時何分に出るかなんて書かれてないから、こうやってリビングより小さいテレビにすがりつく羽目になったわけである。

 ちなみに兄は大学生最後の年末ということで、どこかに外出していて居ない。

「一体いつになったら出てくるんだよ…」

 つまらなく待っている間は他の歌手で楽しめば良いのだが、あいにく他の歌手には一切興味がなかった。

 当時持っていた音楽プレイヤーも入っているのは大好きなポルノグラフィティの全アルバムと、母と兄が尊敬する山下達郎の『RIDE ON TIME』と、情熱大陸と世界遺産のオープニングが入った『image』、これしか入れてなかった。

 どのみち他曲に興味ないし、容量も256MBだし、それ以上必要ない。

 清木場俊介のいるEXILEを流し見しながら思った。

 どうやらこの紅白とやらは女性ボーカル(紅)⇔男性ボーカル(白)が入れ替えで進行するらしい。

 つまり最も早く出るとしたら、この今映っている紅組枠の松浦亜弥とやらの次の白組枠に出てくる可能性もなくない。

 松浦亜弥が終わった。

 アナウンサーよ、次は誰だ?

「次の出場者はnobodyknows+です!」

 くそっまた違うのかよ…。こっちだってヒマじゃないんだよ。

 しかも次の曲紹介、棒読みのオリンピック選手がやるのか。スポーツ興味ないから知らないよ。誰だよ、吉田沙保里と伊調馨って…。

「「ノーバディーノーズで『ココロオドル』」」

 この二人が読み終わった瞬間、事件が起こった。

 ENJOY!!!!!

 それは独特なマイク持ち方した男5人が鼓膜が震えるほどの重低音から始まり、今まで聞いたことない速度のアップテンポとつたない言語野が追いつかなくとも気持ち良く感じるロゴスの速い羅列。

 こ、これは何なんだ…!?

 片手の新聞紙を手放して、1997年ポケモンのポリゴン事件のときと同じくらいの至近距離で画面にすがりついた。

 何もかもが未知なのにドキドキする…。さっき紹介された曲名通り「ココロオドル」!!

 曲開始30秒が経った辺りか、それはそれは底なし沼のような重低濁声がお隣のスピーカーから飛んできた。つかさず私もスピーカーに飛びついた。

 当時の感触を率直に申すと、ハンマーで頭かち割られるほどの衝撃だった。

 この男の声はお世辞にも全然キレイじゃない。なのに、なのに、手が汗ばむほどカッコ良くて涙が出てきた。

 無意識にリモコンで音量を上げた。

 数秒後には後ろのドアからも早い重低音テンポが飛んできた。

「うるせぇぞゴルァ!!!」

 紅白が嫌いな父だ。

 昔から父には逆らえない…でも今の方が逆らえない。

 ドアノブの鍵を閉めて、耐えた。

 今この部屋は私だけの聖域だ。

 目の前のブラウン管から革命が叫んでいる。

 ドン ドン ドン バンッ!!!

 これは後ろのドアからだ。どうやら蹴り始めたようだ。

 怖い、でも、いいぞ。

 自分の中の妬み全てが崩れてく。

 さっきの男の単独パート2回目が来た!

 ベルリンの壁は崩壊した。

 未開の月に足跡が残った。

 これは(私の)歴史にとって大きな一歩だ。

 彼らがNHKホールにENJOYとコールを求めてる。

 さすがに恥ずかしいから小さくレスポンスした。

 演奏時間3分の革命が鳴り終わった。

 ハァ…ハァ…鼓動の音が執拗に響く。あ、後ろのドアか。

 テレビを消して、鍵を解いたドアを静かに開けて、

「ご、ご迷惑かけて…すみません…」

 リビングから漏れてくる年末総合格闘技の攻撃トドメの一喝並みにめちゃくちゃ怒鳴られた。

 ベソかくぐらい怖かったけど悔いはない。何より壊してくれたハンマーをもっと知りたい。

 その前にポルノの新曲見届けないと。

 あっ始まった!

 やっぱり良いな!!

 2005年正月最初の仕事はパソコンで昨日のグループ名と、あの濁声男の名前を調べることだった。

 グループ名は『nobodyknows+』。主に名古屋を中心に活動している6人組のヒップホップグループ(現在は5人組)らしい。

 ヒップホップとは何ぞや?

 ウィキペディアによると「リズム、ラップを同じ調子で繰り返すリズミカルなミュージックからなる音楽のジャンル」を指すらしい。

 ラップとは「小節の終わりなどで韻を踏みながら、リズミカルに喋るように歌う方法の事」。

 つまり言葉遊びか!

 大好きなお笑いにも通じる!!

 えーこれは面白そう!!!

 もっと色んな曲を聴いてみたい!!!!

 そして昨日の濁声ラッパーの名は『ノリ・ダ・ファンキーシビレサス』。その凶悪なダミゴエフロウとインパクト抜群の名前から、個性的なメンバー揃いの中でも一際強力な光を放っている。

 彼は私にとって濁声コンプレックスを取り除いてくれた恩人。そしてヒップホップという新しい世界を教えてくれた恩人。

 声低くたって良いじゃない、カッコいいもの!!

 これでは「相田みつを」だな…。

 私は面接試験を終えた後、TSUTAYAでココロオドルが収録されたアルバム『Do you know?』を借りて音楽プレイヤーに入れた。

 こうなると他のグループも聴きたくなる。

 パソコンとTSUTAYAを往復して、

◆ケツメイシ
◆韻シスト
◆RIP SLYME
◆m-flo
◆TERIYAKI BOYZ
◆RHYMESTER
◆KICK THE CAN CREW
◆KREVA
◆ZEEBRA

 英語圏は何を言っているか、よく分からないから後回しにして……この容量では全部は聞けないな、卒業祝いに貰ったお小遣いと全財産をはたいて1GBのウォークマン買おう。

 よし、このお笑いと科学と音楽を抱えて4月からの高校生活を楽しもう!

 幸いにも少し遠い進学先には私をいじめていた生徒は1人も居ない。たぶん今なら人生やり直せる。そういう韻が入った歌詞の曲を探して、そしてまた音と言葉が紡ぐ芸術に溺れた。

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Do You Know?

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【あとがき】

 それからはカラオケ行くとき必ず「ココロオドル」を入れてます。

 まあ、人生2回しか行ったことないんですが…。

 彼の声を知ってる人なら分かると思いますが、自分が歌うとき本当にあんな声です。

 でも自分はこの声が好きです。

 だから2012年11月11日に放送された『モヤモヤさまぁ~ず2 名古屋(後編)』で居酒屋からシビレサスさんが出てきたときは本当に驚いたというか嬉しかったなぁ…! いつかあの居酒屋に行って感謝の気持ち伝えたい!!

 それから6年もの期間があったというのに、未だに行けていない。あの居酒屋の名前すら忘れてしまった。まだいるのかなぁ…。

 忘れるほど熱が下がってしまった原因の一つに、最近ラップを聞く機会が減っていました。

 実はラップおよび音楽と同じくらい好きなものに映画がありまして、ヒマがあればまだ見ぬ新作・名作・珍作映画作品を映画アプリで探して、そして観れる機会をうかがって観ています。

 その観てきた中でも今月10日にGYAO!で観た『ファンタスティック・プラネット(1978年:フランス・チェコ)』という「自分の映画100選」の1つに入るアニメ映画があります。

 

 この(ひどくダサい)予告で分かるとおり、大変不気味である。本編75分間ひたすら不条理な描写(だけど原作が古典のSF短編小説なのでストーリーがしっかりしていて意外と見やすい)が続くが、アニメ・SF・ホラー・クトゥルフ神話・諸星大二郎の世界観を愛する自分には未知たりた、いや満ちたりたものがあった(これが40年前に製作されたんですよ!! スゴくないですか!?)。

 鑑賞後もYouTubeでこの映画の予告(先ほどの動画)を見ていたらコメント欄に「『禁断の惑星』から来た」という声が多くあった。

『禁断の惑星』って、あの『禁断の惑星』?

 たしかに古い映画に『禁断の惑星(1956年:アメリカ)』というSF映画の傑作があるが、あれと『ファンタスティック・プラネット』とは製作国も製作年も全然違うから関係ないし意味が分からない。

 気になるので同じくYouTubeで検索してみたら、この動画が出てきた。



 はっきり言って衝撃だった。

 著作権の関係で書けないが歌詞がブラック効いててめちゃくちゃカッコいい! 韻の踏みかたも秀逸!! 何よりビートの音源が全て『ファンタスティック・プラネット』の音源から構成されている!!! MVも『ファンタスティック・プラネット』だけでなく『禁断の惑星』『博士の異常な愛情(1964年:イギリス・アメリカ)』『π (1997年:アメリカ)』の映像を巧みに組み合わせている!!!!

 一言で表すと、

「暴力的にカッコいい!!!!!」

 こんな曲があったなんて知らなかった…。

 調べると2012年に発表されていたらしい。

 少し関心が離れてたせいで、こんなCOOLな曲を6年も知らずにいたのか…無駄なことしたなぁ…。

 この曲を即ダウンロードして、今も聞きながらこの記事を書いています。

『ファンタスティック・プラネット』個人的にオススメなので、どこか出会うきっかけがありましたら観てみてください!

~以上、長い本編と同じくらい長いあとがきからお送りいたしました~

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