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 吾輩は根暗である。職歴はまだ無い。端の多い生涯を送って来ました。――みんなが当たり前に持っている見えないモノが生まれつき持っていない「私」。たった一つだけ足りない、それだけで日常は異常を孕み始める。常識というような空漠たる概念を、どう学べばいいか知らないし分からない。けれど常識はそれを決して許さない。これはつまらない絶望と希望で構成された日々の中で「私」を考え、そして失敗するまでの軌跡譚……という執拗な説明文から筆者(LD:学習障害)の悪癖が分かる共感度0%な長文ブログです。

タグ:アメリカ



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  監督:ティム・バートン
キャスト:コリン・ファレル、マイケル・キートン
ジャンル:ファンタジー
 製作年:2019年
 製作国:アメリカ
上映時間:130分
  評価:★★★☆☆
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【あらすじ】

 時は1919年。汽車でアメリカ国内を移動するサーカス団体のもとで暮らす姉弟ミリーとジョー。二人は出兵に行った曲芸カウボーイの父ホルトの帰りをずっと待っていた。次の赴任先で、やっと父親と合流できたが、戦争で彼の左腕は失っていた。

 出兵中にサーカスでは曲芸の相方である妻とサーカス仲間数人が流行病で亡くなってしまい、かつての活気はもうなかった。しかも資金調達のために自分の商売道具である馬たちまで売られてしまい、ホルトは激怒する。

 その代わりに団長は作った資金であるものを買い付け、ホルトにその飼育係を命じる。それはお産が近いメスの親ゾウだった。半ばヤケクソで面倒みる数日後の早朝、待望の赤ちゃんゾウが産まれる。ただ、産まれた子ゾウは普通とは思えないほど耳の大きく不格好だった。

 思い描いた期待を裏切られた団長は激怒し、姉弟は怒鳴られる子ゾウのことを心配する。姉弟は羽を使って何とか簡単な芸を教えようとするが、子ゾウは誤って羽を吸い込んでしまう。そして大きいクシャミと一緒に大きい耳を羽ばたかせ宙に浮く……。

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【感想的な雑文】

 言わずも知れたディズニーアニメ名作のひとつ『ダンボ』が名監督ティム・バートンの手により完全実写化!

 ティム・バートンといえば、唯一無二の「悪夢的童話観(広い意味のゴシック様式)」が名物だが、今作は彼の良さが全面に出されていて、監督の描く世界観が好みな私にとって大満足だった(彼の悪さを語るには『マーズ・アタック!(1996年)』がちょうどいい)。

 たとえば原作アニメのダンボで(ある意味)有名なのが、みんなのトラウマ「ピンクのゾウの夢」(そもそもピンクのゾウとは酒の酩酊や麻薬吸引などによって起こる幻覚症状の婉曲表現)。

 これがティム・バートンが手がけると、あら不思議。まったく怖くない。それどころか可愛くてメルヘンチック!

 原作ではダンボが誤ってお酒飲んじゃうことでピンクの象が出てくるが、本作では飲酒シーンはカットされて違う場面で登場する。またそのシーンが本当に素晴らしい。誰もが小さい頃に体験した夢を見ているような時間を思い出させる、そんな至極の仕上がりになっている。

 移動する汽車の細部から後半に登場する遊園地の全体まで、その間接的にディストピア感を帯びているディティールが監督らしく冴えていて、個人的に目の保養になる。1/150スケールのジオラマで部屋に飾りたい。

 そして何より実写化されたダンボがねぇ、もう、とっても可愛い…!!!

 アニメのクリクリしたお目めと愛らしい好奇心が忠実に再現されている。その姿はドラえもんとのび太が飼っていた、親とはぐれた子ゾウのハナちゃんにも通じます(『野生ペット小屋』てんとう虫コミックス版30巻収録)。

 そんなダンボが初登場する序盤ゾウ部屋にある藁山の隙間からヒョイと顔を覗かせた瞬間、「可愛いっ!」と観客の私が感じたところを、サーカス団長は一言で落とす。

「おい何だ この醜いゾウは!?」

 ディズニー映画には分かりやすい憎まれ役が何名か登場するが、この団長こそ憎まれ役の1人である(団員を養わなければいけない団長の焦る気持ちも分かるけど…)。

 また本作の憎まれ役の数、これがまた多い。むしろ姉弟以外の大人たちと子ども客たちには少なからず憎まれ要素がある。

 そんな悪環境下で、まだ幼いダンボは不安に苛まれながらショーに出演する。可愛い赤ちゃんゾウが苛められる場面は心苦しいし、周囲の大人たちに対して不快感しかない…。そんな我が子を助けるためにママゾウがショー中に乱入するが、そのせいで親子は隔離され、ママはよそに売られてしまう(ダンボが小屋に閉じこめられたママと柵窓越しに互いの鼻でハグするシーン、劇場で1人嗚咽してました…)。

「人気者になってママを取り返そう」と姉弟からの知恵で、ダンボは頑張って空を飛んでサーカスの人気者になる(そのいたいけな姿にまた泣いてしまう…)。おかげで運営資金もサーカス団員たちの気持ちも潤っていく。これでママも帰ってきて、ハッピーエンドかと思う矢先に最悪の訪問者がやって来る。

 マイケル・キートンが演じる新進気鋭の興行師ヴァンデヴァーである。空飛ぶダンボを自身が運営する遊園地の新設サーカスの目玉ショーにスカウトに来たのだ(ここからは本作の重要な部分に触れるので一旦止めます)。

 このヴァンデヴァーがね、まあクズ。ドクズ。脳みそが紙幣溶かした肥溜めなのかと疑うくらいゴミクズ。

 ディズニー映画では、憎まれ役とは別に絶対的悪の悪役キャラが登場するが、この人は美学の欠片すら無い分、非常に悪質。冷酷だからこそ『101匹わんちゃん(1961年)』の悪女クルエラ・ド・ヴィルみたいなビジネススキルがあるのかといったら微塵もない(部下からの信頼度0%だし)。

 そして勧善懲悪がモットーのディズニー映画ですので、先に言うとヴァンデヴァーは最後痛い目に遭います。良かった良かった!(これを観た子どもたちは彼を反面教師に良い大人になってくれ…!)


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【あとがき】

 さてさて、ヴァンデヴァー演じるマイケル・キートンと本作の監督ティム・バートンといえば、実写版『バットマン(1989年)』の初代バットマンと監督のコンビでしょう(本当は前年の『ビートル・ジュース(1988年)』が先だけど、まだ観ていないので、ここでは触れません)。

 単純明快と言われてきたアメコミの映像化に初めてリアル(ゴッサム・シティの造形)とシリアス(天敵ジョーカーが誕生する経緯)の要素を持ち込み、後のアメコミ作品やアベンジャーズ・シリーズの礎にもなったヒーロー映画表現の転換期を象徴する名作である(元祖ジョーカー演じたジャック・ニコルソンの怪演ぶりは『シャイニング(1980年)』に続いてイカレてます。『マーズ・アタック!』のアメリカ大統領役では違う意味でぶっ飛んでます)。

 クリストファー・ノーラン監督の描く新生バットマン『ダークナイト三部作(2005年~2012年)』も、このスピリットが受け継がれているのが分かります。

『ダンボ』の悪役と監督、その2人が生み出したアメコミの記念碑的な作品を次の視聴候補に入れてみても面白いのでは?

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  監督:アントワーン・フークア
キャスト:デンゼル・ワシントン
ジャンル:アクション
 製作年:2014年
 製作国:アメリカ
上映時間:132分
  評価:★★★★☆
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【あらすじ】

 ホームセンターで同僚から生真面目で面倒見が良いと評判の店員マッコール。そんな彼の楽しみは毎晩決まった時間に馴染みのダイナーで読書すること。そのダイナーで娼婦の少女アリーナと知り合う。彼女とのたあいのない話が毎晩の楽しみとなっていた中、ある晩アリーナが集団暴行を受けて病院搬送された。デリヘルを運営するロシアンマフィアの非道さを知ったマッコールは店に単身乗り込み、わずか19秒で全員を抹殺する。この男の正体は元CIAの凄腕諜報員だった。この件をきっかけに正義が目を覚ましたマッコールは警察が介入できない不正を裁く“イコライザー”として活動する。その頃、マフィアの大ボスが送り込んだ元軍人の刺客がマッコールの存在に気づく……。

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【感想的な雑文】

 さしづめアメリカ版『必殺仕事人』的なあらすじだが、原作は1984年から1989年までアメリカで放送されたドラマ『ザ・シークレット・ハンター』の劇場版らしい。向こうでも正義の始末人が夜な夜なスマートに片づける系がウケるのねぇ~~(そういえば『バットマン』が裁かれない悪を始末する正義のヒーローだから、始末人はヒーローの原型かもしれない)。

 内容はシンプルな勧善懲悪もの。展開も単純明快で画面に映る以外の出来事は基本ない。なので特に深く考察する必要もない。だから感想もシンプルめになるが、とにかくカッコいい~~強すぎる~~大爆破も振り返らない~~!!!

 エンピツ1本で敵3人倒しちゃう『ジョン・ウィック』が好きな人は本作も絶対好きってどこかのレビューに書いてあったけど、たしかにこっちも好き~~!!!

 ただ、こっちはショットガンも特殊道具も使わず、極力ホームセンターの道具で倒すから「ええっマッコールさん、それで倒しちゃうの!? 応用力パねぇ~~!!!」と妙に興奮しちゃった。これからホームセンターに行くときの目が変わっちゃいそ~~!!!

 しかも続編あるの? 絶対観る~~!!!

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  監督:ウェイン・ワン
キャスト:ハーヴェイ・カイテル、ウィリアム・ハート
ジャンル:ヒューマンドラマ
 製作年:1995年
 製作国:アメリカ
上映時間:113分
  評価:★★★★☆
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【あらすじ】

 1990年の夏。ブルックリンの街角で小さな煙草屋を営むオーギーは、14年間毎日同じ時刻の同じ場所で同じ写真を撮影していた。煙草屋の常連客で小説家のポールは、数年前の銀行強盗の流れ弾で妻を亡くして以来、スランプに陥っていた。ぼんやりして車にひかれそうなったポールを助けた謎の少年ラシードは、お礼にポールの家で2晩ほど泊めてもらった……。

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【感想的な雑文】

 まず序盤のあらすじを書くとこうなる。どうも惹かれる雰囲気を感じない。もちろんここから彼らを中心とした出来事が徐々に広がっていくが劇的ではない。だけど、どんな映画よりもドラマチックだった。

“信じる者が一人でもいれば、その物語は真実にちがいない”――ポール・オースター

 原作は現代アメリカを代表する小説家ポール・オースターがNYタイムズに載せた短編小説。その短編に感銘を受けたウェイン・ワン監督が自ら映画化権を取り、ポール自身が脚本を書き下ろした。その映画はたった1館で9万人を動員し、全国で大ヒットして、世界三大映画祭のひとつベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した。

 こういう流れ、最近どこかで聞いたことありませんか。『カメラを止めるな!』と似た経路を辿っています。というより本作のほうが20年も前のことなので、そういう伝説的ヒットの走りである。もし『カメラを止めるな!』で普段なら出会わない単館上映作の魅力にハマったら、ぜひ本作も観てみてほしい。

 燃えてゆく煙草のように、大きな起承転結もなく淡々と日常が進むだけ。あるのは丁寧に描かれた人物と最低限の演出と音楽。それだけでとても美味い映画は作れる。そして観る回数分だけの違った感想を抱くかもしれないので、何かを感じたら次回もまた何かを感じてほしい。

 それにしても煙草を吸う彼らの姿が異様に色っぽくてカッコいい。自分は煙草は苦手だし今後も吸う気は一切ないが、それでもアクセントとなる煙草の存在は肯定的に惹かれる。過激な嫌煙活動を見てるよりはずっと心地良い。そういう意味では、こういう作品は二度と作られないのだろうな…。

 どこかで読んだ「20世紀を象徴する名作映画100選」に本作がエントリーされているのも納得である。

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  監督:フィル・アルデン・ロビンソン
キャスト:ケヴィン・コスナー
ジャンル:ドラマ
 製作年:1989年
 製作国:アメリカ
上映時間:107分
  評価:★★★★☆
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【あらすじ】

「それを作れば彼はやってくる」農夫はトウモロコシ畑の中で啓示を聞いた。それが野球場のことだと無意識に悟った農夫は家族の協力の下(それ以外の周囲は大反対)、収穫前の畑半分を潰して立派な野球場を完成させた。だが何も起こらない日々が続くなか、夜の野球場に一人の野球選手が立っていることに気づく……。

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【感想的な雑文】

「感動した泣いた」とか表面的な因果ではなく、さらに深い部分にある琴線に触れる不思議な体験がこの野球場から全てが始まって、たぶん眼球ではなく心臓から泣いた…すっごく良い映画…ラスト綺麗…好き…。

 野球はどこか人生に似ている。野球は一人の活躍では決して勝てない。誰かの協力、誰かの決断、誰かの支援、人生の困難の半分は団体戦だ。

“一人はみんなのために、みんなは勝利のために”――『三銃士』アレクサンドル・デュマ(訳:竹村猛):角川文庫

 勝利を信じたい私たちは目の前の1ゲームに夢の舞台を投影しているのかもしれない。やっぱり野球って良いなぁ…!!

 また本作が上映された当時ほど今は活気が減ったが、アメリカ人にとって野球がどれだけ愛されたスポーツなのか、よく分かった。これは日本人にとっても共感できることだと思う。甲子園・プロ野球・WBC、舞台の地が変わろうと熱気が変わらないのは野球ぐらいだ。

 今アメリカ人にとって国民的スポーツと言えば圧倒的にアメフトだ。やはりその躍動感とエンタメ感には勝てない部分が目立ってしまう。だけどスター選手と他の選手のヒエラルキーはアメリカンドリームの暗い影で大変えげつない。

 一から畑を耕すようにチームの勝利は一人では叶わない。誰かからのフォローで初めて勝利が見えてくる。そしてその勝利には不思議なご縁が繋がっていて、その繋がりの強さから成り立つんだ。自分が今何をやっているのか分からなくたっていい。きっと何か見えないご縁でやっている。それは何かの土壌となる。その土壌は素晴らしい野球場にもトウモロコシ畑にもなれる。それさえ知っていれば人生に無駄なことなんてない。そう思える映画だった。

 個人的に老年のアーチー・グラハム選手にバート・ランカスターが出演していたのは驚いた。彼は戦後の映画史を象徴する俳優である。主に西部劇で活躍していて、ワイルドな男性像を彷彿させていたが、1963年『山猫』にてイタリア統一運動で衰退していく高貴な伯爵の葛藤が評価された(本作には伯爵の甥で活動家の青年役にアラン・ドロンが演じている)。世代的には古参の俳優なのだが、こうして動く姿が見られるとは思わなかった…。

 彼は本作の次作『裁かれた壁 アメリカ・平等への戦い(1991年)』を遺作に去った。『裁かれた壁』の主演した黒人俳優シドニー・ポワチエといえば、1967年『夜の大捜査線』の主人公ヴァージル刑事である。この映画もまたクライムサスペンスの名作として上げられ、自分もつい最近観たばかりだ。村社会からの黒人差別に黙り耐えて事件を解決させる姿は高倉健にも通じる“漢”を覚えさせる。その彼と最後は共演したと言うから興奮が収まらない…!

 本作でグラハム選手は最後トウモロコシ畑に消えていく。その後ろ姿は自身の死期を悟って、栄光なる夢の舞台を去っていくようにも見える。グラハム選手が去った野球場には農夫を演じるケヴィン・コスナーが立っている。ケヴィン・コスナーは今でもアメリカ映画の第一線で活躍する俳優だ。グラハムの背中を農夫はしっかりと受け継いでいる。この一作だけでも、映画の輝かしい歴史を感じさせる。この感動をもう一度噛みしめたいので、何か人生の節目を迎えたときにまた観ると思います。

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  監督:ノーラ・エフロン
キャスト:メグ・ライアン、トム・ハンクス
ジャンル:恋愛
 製作年:1998年
 製作国:アメリカ
上映時間:119分
  評価:★★★☆☆
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【あらすじ】

 ニューヨークの片隅、先代の母から継いだ小さな絵本専門書店の女主人キャスリーンは、インターネットで知り合った顔も声も名前も知らない[NY152]とのメール文通に夢中。

「文面でしか彼のことは知らないけど、きっと素敵な人に違いないわ!」

 そんなことを思っていたある日、自分の店のすぐ近くにカフェ併設の値引き型大型書店が出店。今まで来てくれていたお客たちが向こうに取られていって売り上げは大ピンチ!

 彼女は商売敵である大型書店の経営者で合理主義の御曹司ジョーと顔合わせる度に口喧嘩になるが、実は毎晩文通し合う[NY152][shopgirl]だとは、お互いまだ気がついていなかった……。

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【感想的な雑文】

 Wikipediaの情報を元に、久しぶりにあらすじ書いていって段々と思い出してきた。何かラブストーリー系の作品を書くときの参考書として観ておいても良いぐらいラブコメ王道の一作である。

 高校生のとき、英語の課題教材として授業中に観たのだが、今となって考えたら何でこれ選んだんだろう…。

 当時それほど興味がなかったから何の印象も残らなかったけど、当時の彼らの年齢に近づいた今、改めて観たら違う感想を抱く気がする(アマゾンプライムにもNetflixにもないので、まだ分からないが…)。

 またメールや文通を知らない若い世代でも、SNSに置き換えて観てみたら、もしかしたら彼らの心情が分かるかもしれない。むしろSNSのほうが本作との相性が良いでしょう。そういう意味では、色褪せない名作だと思う。

 Wikipediaでさらに調べると、1940年に製作された『桃色の店』という作品のリメイクで、時代を反映して「手紙で文通」の設定が「インターネットでメール」に置き換えられたらしい。それならSNSが最も普及された今、「SNSでDM」という設定でまたリメイクしてもいいのでは? テンプレな設定のラブコメを作るぐらいなら、こっち作ってほしい…。

 このように時代も媒体も変わってしまったけれど、人が誰かに恋して想う姿は変わらないのだと実感する(たぶん翌朝に読み返したら吐くなコレ)。

 たとえ学校とか職場とか今日1日に疲れたとしても、ネットにいる誰かのメッセージで明日もまた頑張れる。それは文通の時代から続く普遍的な事実。だからこそ恋愛映画の傑作ラインナップに常に入れておきたい1作だと思います。


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【あとがき】

 それにしても、この頃のメグ・ライアンは可愛かった。今は……。
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  監督:ダニー・ストロング
キャスト:ニコラス・ホルト
ジャンル:ノンフィクション
 製作年:2017年
 製作国:アメリカ
上映時間:109分
  評価:★★★★★
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【感想的な雑文】

 こうして話を始めるとなると、君はまず最初に、今日どういう映画を観たいと思ってこの作品を選んだのか、その前に君がどういう趣味を持っていて今日に至ったのか、そんなつまらないことは僕には知らないし興味なんてない。だけど僕が映画館でチケットを買うために行列に並んでいる間、前の客たちが揃って『ボヘミアン・ラプソディー』をあげるのは我慢できないんだ。たしかにフレディ・マーキュリーは歴史に残る偉大な存在だよ。それは僕も認めるし、僕のウォークマンにも彼らのアルバムを入れている。ただ、まだ『ボヘミアン・ラプソディー』を観ていないだけで僕だけが疎外された気にさせられるのは納得できないんだ。電車で2時間ほどかかるIMAXのある映画館で上映が終わってしまったから観ていないだけなんだよね。それに現在、上映している歴史に残る人物を主人公にした映画はこれだけじゃない。今日、僕が観に来たのは『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』という歌とは別の言葉の世界に囚われた男の映画だ。

 1951年の発表から世界中の若者たちの心を熱狂的に離さない青春小説『ライ麦畑でつかまえて』の作者であるJ・D・サリンジャーの生涯を追った映画なんだけど、予告を見たときから映画館で観ようと決めていたんだよね。それまで『ライ麦畑でつかまえて』なんて読んだことないのに不思議とそういう気持ちにさせたんだ。やっぱり不思議だよね。だからブックオフで村上春樹翻訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を買って、この小説のすべてに初めて触れたんだ。

 小説の中で純粋で無垢な存在を愛し信じる17歳のホールデン・コールフィールドは、インチキな大人たちが作った社会の欺瞞に対して、読者に投げ語る形でアヒルのいない冬の池に一石を投じた。ここでいうアヒルに深い意味はないよ。ただ消えたアヒルたちが冬の間どこにいるのか、ホールデンが知りたがってただけ。もし誰かにホールデンってどんな奴か聞かれたら、そう答えることにしてる。あいつはそういう奴なんだ。みんなが呆れるぐらいにね。でもね、そんな孤独なあいつだけど、紙の向こうでは友達がたくさんいるんだ。

「ホールデンは僕自身だ!」

 こんなふうにね。半世紀以上経った今でも世界中の若者に自発的に言わせているんだ。まったく参っちゃうよね。30歳を目の前にして多少のインチキを覚えた今の僕にはもう言えない台詞だけど、科学という神聖なるファインダーを通して塾と受験と社会の存在を忌み嫌っていた同じ17歳の頃を思い出すと、その台詞を言いたくて仕方なくなったよ。やっぱりホールデンは僕自身だと思うね。だからなのかな、残りのサリンジャーの小説も翌日には書店で全て揃えてしまった。でも、これは必要経費だと思うよ。彼の作品に感動したんだから。それにしても何で、何でこんなにも僕の気持ちが分かるんだろう。この小説を生み出したサリンジャーの生涯を知りたくなったから余計に行列に並ぶ今が楽しみなんだ。映画が大嫌いなホールデンには申し訳ないけど、これが今の僕の本当の気持ちなんだ。本当の気持ちにはインチキになれないんだよね。

 食肉加工の貿易業で財を成したサリンジャー家の息子ジェローム・デイヴィット・サリンジャーは様々な学校を転々としていたなかで、コロンビア大学の創作講座に参加したんだ。そのときの講師だったウィット・バーネット、ああ彼は文芸誌『ストーリー』の編集長でもあるんだけど、作家志望のサリンジャーはバーネットの授業に大きな影響を受けるんだ。そのおかげで短編の処女作『若者たち』が『ストーリー』に掲載されたんだ。そのときの原稿料はわずか25ドル、君が今読んでいる今日の外為レートで言えば約2695円だね。端から見たら1日分のバイト代にもならない金額なんだけど、サリンジャーにとって人生を決めるには十分すぎる金額なんだよね。だって夢が叶ったんだもの。これがきっかけで、サリンジャーは他の文芸紙にも掲載されるようになるんだ。

 その中でも1941年の著名な文芸誌『ニューヨーカー』に短編小説『マディソン・アヴェニューのはずれでのささいな抵抗』の掲載決定は無視できないね。だけど、太平洋戦争の開戦で掲載は無期延期になったんだ。小説の内容が戦時中にそぐわないからって。まったく惜しいことをしてしまったよ。何でかって? この小説がホールデンが初めて登場する話なんだ。作家の分身とも言えるホールデンがね。結果的に『ニューヨーカー』に掲載されたんだけど、それは終戦した5年後の1946年なんだ。その5年の間にサリンジャーも色々あったんだ。ノルマンディー上陸作戦で激戦地のユタ・ビーチに上陸することになるし、出兵中の戦地で友人が目の前で頭撃たれて死ぬし、当時付き合っていた彼女が超大御所俳優と電撃結婚したんだ。最悪すぎて参っちゃうよね。だけど、戦地でもメモ程度の執筆活動を続けたおかげで新聞特派員として訪れていたヘミングウェイと知り合って、当時の彼の新作短編『最後の休暇の最後の日』が認められるんだ。辛口批評で有名な彼からの高評価は大変名誉なことだよね。でも、サリンジャー自身はヘミングウェイのバイタリティさには付いていけなかったんだ。それは後の『ライ麦畑でつかまえて』でもホールデンの台詞に出てくるからチェックしてみて。いつのまにか話が逸れてしまったね、ごめん。ヘミングウェイを差し引いても最悪な状況だったサリンジャーは終戦した時には神経衰弱になったんだ。そのとき診療所で知り合った女性医師と結婚したんだけど、彼女ドイツ人なんだよね。元敵国の女性と結婚だなんて参っちゃうよね。

 1945年の帰国後は『ライ麦畑でつかまえて』の原型となる短編『僕はちょっとおかしい』が雑誌『コリアーズ』に掲載されたんだ。その翌年に『マディソン・アヴェニューのはずれでのささいな抵抗』が掲載されて、ホールデンという存在を高く評価したバーネットの勧めで前2作を元に初の長編小説『ライ麦畑でつかまえて』の執筆を開始するんだ。コネチカット州の片田舎に家を借りてね。あと、そのときには女性医師と離婚してたんだけど、神経衰弱の後遺症を引きずっていたサリンジャーには他人のいない環境がちょうど良かったんだ。それでもライ麦畑の執筆には相当手こずったみたい。才能の限界とか戦地のトラウマとか色々と戦わなくちゃいけなかったからね。けど、それも近所の公園で偶然知ったヨガを習ったことで精神統一に成功して、だいぶ執筆が進んだんだ。

 翌年の1950年、自身の短編小説『コネチカットのひょこひょこおじさん』の映画化『愚かなり我が心』が全米公開されたんだけど、これがまた近年稀にみる駄作だったんだよね。あまりの酷さにサリンジャーも激怒したんだ。当たり前だよね。それ以来、自作の映画化を許可しなくなったんだ。ホールデンが映画嫌いなのは、そういう経験があったからかもね。

 様々な経験を経て、翌年の1951年に『ライ麦畑でつかまえて』がやっと完成したんだ。当初は超大手の別社から出版する予定だったんだけど、上層部が気に入らなかったんだよね。「狂人を主人公にした作品は出版できない」だってさ。まったくふざけた話だよ。一瞬は路頭に迷ったわけだけど、話を聞きつけた中堅出版のリトル・ブラウン社から刊行されたんだ。世に出た後は保守的な文壇からは批判の嵐だったけど、それ以上に全米の若者たちから圧倒的な支持を得たんだ。社会現象とも言えるライ麦畑ブームは今でも続いていて、2007年に全世界売上部数6500万部突破、現在でも年間25万部が売れているんだ。僕らは文学史に残る偉業の真っ直中にいるんだね。本当に参っちゃうよ。

 一躍ベストセラー作家の仲間入りしたサリンジャーだけど、その栄光はあまりにも強すぎて、下に落ちた影は切れた電球のように暗かったんだ。元々感性が機敏なサリンジャーには見ず知らずの人たちが大量に集まってくる毎日に堪えれなかったんだ。ホールデンはサリンジャーの分身でもあるから、ホールデンの気持ちを考えたら君だって分かると思うよ。挙げ句には帰りの夜道にライ麦畑を持ったホールデンが目の前に現れるんだ。幻覚とかイマジナリーフレンドとかじゃないよ、ライ麦畑に感銘を受けた熱狂的なファンがホールデンの格好で現れただけなんだ。ファンの気持ちを考えたら君だって心当たりがあると思う。サリンジャー本人だと確認できたファンは話しかけるんだ。

「何であなたはこんなに僕の気持ちが分かるのですか? 僕はあなたと話がしたい」

 作家冥利に尽きる嬉しいコメントだけど、サリンジャー自身は素直に喜べなかったんだよね。相手がコスプレイヤーだとか、ストーカー気質だとか、そういうの以前に他人を受け入れる余裕がもうなかったんだけなんだ。でもね、ファンはそういう事情を知らないから、お互いの気持ちが噛み合うことは微塵もない。

「君と話すことはない。それはフィクションだから……」

「何でそんなこと言うんですか。僕はあなたの小説に救われたんですよ。あんたもインチキなんじゃないか! 頼むから僕を離さないで……」

 どっちも間違ってない。どっちも間違ってないから余計に悲しんだ。サリンジャーだって本当は喜びたかった。救われた彼の気持ちを純粋に信じたかった。誰よりインチキを恨んでいたはずがインチキ呼ばわりされたからね。来る日も来る日も知らない来客と過激なファンの日夜パーティーでサリンジャーの精神的な病状は日に日に悪化したんだ。これは少し後の話なんだけど、音楽家ジョン・レノンの射殺犯、アメリカ大統領ロナルド・レーガンの狙撃犯、女優レベッカ・シェイファーの射殺犯が『ライ麦畑でつかまえて』を愛読していたんだ。特にジョン・レノンを撃ったマーク・チャップマンは警察が来るまで歩道に座って読んで、法廷の途中に作中の一節を大声で読み上げるほどだったんだ。明らかに犯人が狂っているんだけど、以前から問題視されていた本書への風当たりはさらに強くなったんだ。ただインチキでない小説を書いただけなのに。サリンジャー自身だって、こんな事態なんか望んでいなかった。たとえ本人がどんなに望まなくても、結果そうなってしまうから、やっぱり悲しいことだね。でも、これは未来の話であって、今はまだ何も起こっていないから話の時間を戻して、サリンジャーは最終的にニューハンプシャー州の森林奥にある川沿いの土地を購入して、自耕生活を始めるんだ。徹底的に社会と縁を切るためにね……。

 とりあえず僕の話はここでおしまい。もちろん瞬き少なめで最後まで観たから話そうと思えば話せるけど、ここから先はサリンジャーの内省的な日々が続くんだ。とてもじゃないけど、これは本人でしか語れないと思うよ。ただ出来事を少しだけ話すと再び結婚して、一男一女を儲けるんだ。一見幸せそうに聞こえるけど、ただでさえ森林の僻地で不安だらけの子育てをしなくちゃいけないから奥さんは精神が参るんだ。でもね、サリンジャーはどうしたら分からないんだ。同じ屋根の下にいるのに疎通が出来ないって悲しいよね。あとね、数少なく信じた人から最大の裏切りをされるんだ。こんなに逃げてもまだ殺そうとするから人間って本当に怖いよ。

 それからのサリンジャーは「グラース家シリーズ」の第1作『バナナフィッシュにうってつけの日』を収録した短編集『ナイン・ストーリーズ』を発表するんだ。ライ麦畑を読み終えて直ぐに読み始めた作品だから、サリンジャーの口からバナナフィッシュの名が出た時は大興奮したよ。「バナナフィッシュ」ってどんな生き物か知ってる? 主人公のシーモア・グラースが作中で説明するんだ。

“「あのね、バナナがどっさり入ってる穴の中に入って泳ぐんだ。入るときにはごく普通の形をした魚なんだよ。ところが、いったん穴の中に入ると、豚みたいに行儀が悪くなる。ぼくの知ってるバナナフィッシュにはね、バナナ穴の中に入って、バナナを七十八本も平らげた奴がいるんだ」”
 何だか海中ステージで洞窟の中のバナナを取りに行くドンキーコングみたいだけど、至って真面目な話なんだ。じゃあバナナフィッシュはバナナをたくさん平らげた後はどうなるのか。

“「当然のことだが、そんなことをすると彼らは肥っちまって、二度と穴の外へは出られなくなる。戸口につかえて通れないからね」”
 何だか井伏鱒二の『山椒魚』みたいな失敗談だけど、これって結構大事なことだと思うよ。猿が壷の中に入った木の実をたくさん採ろうとすると手が抜けなくなる話みたいに、先を考えないで贅沢しようとすると必ずしっぺ返しがくるんだ。まあ、『バナナフィッシュにうってつけの日』も『山椒魚』も穴につかえたこと自体はきっかけに過ぎないんだ。大事なのは失敗に対して、どういう行動を起こすか。サリンジャーもまた失敗に対して何とか抗おうと動くんだ。この映画で一番の注目点はそこなんだ。

 正直に言って、サリンジャーにはもう手段がないんだ。いっそのこと自殺したほうが人として賢明じゃないかと判断しかねないほどにね。しかし、そうはしなかった。ここで彼は最終的な解答を出すんだ。煽てにも普遍的ではない、今の自分、これからの自分にとって必要な解答を出すんだ。それこそ歴史上に残るサリンジャー最大の謎の答えなんだ。今は何でもネットで情報が得られる時代だし、サリンジャーの半生を知りたかったらWikipediaでも見れば10分で知れる。けどね、そんな情報はハリボテの看板でしかないんだ。君だって本当は知っているはずだよ? 教科書に書かれている情報ほど世の中につまらないものはないことを。たとえば同じ世界史でもウィリアム・H・マクニールの『世界史(中公文庫)』は読んでいて、すごくワクワクするんだ。書かれている情報は同じはずなのに、向こうは強い衝動を感じる。それがストーリーの持つ偉大な力なんだ。

 これはサリンジャーという一人の男の生涯の物語であり、サリンジャー自身が人生をかけて証明した“ストーリー”の物語でもあるんだ。僕が予告に惹かれたのも、彼のストーリーに触れたからかもね。そんな映画を見た日はきっと、僕がこの記事を書いているように、その人にとっての「サリンジャーに捧ぐのにうってつけの日」だよ。それはインチキじゃないから信じて。まだ信じられない? いやまったく、君にも一目見せたかったよ。

 どうやらまた喋りすぎたみたいだね。今度こそ僕の話はこれでおしまい。いったん喋りだすと止まらなくなるんだ。別に深い理由はなくて、ホールデンが嫌いな世界のサリンジャーの姿がやけに沁みた、というだけのことかもしれない。だから君も他人にやたら打ち明け話なんかしない方がいいぜ。そんなことをしたら、たぶん君だって、誰彼かまわず懐かしく思い出しちゃったりするだろうからさ。


【参考・引用文献】

◆『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』パンフレット
◆『ライ麦畑でつかまえて』J・D・サリンジャー(訳:村上春樹):白水Uブックス
◆『バナナフィッシュにうってつけの日(『ナイン・ストーリーズ』収録)』J・D・サリンジャー(訳:野崎孝):新潮文庫
◆Wikipedia


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【あとがき】

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 わざわざライ麦畑で使われた口語の文体を用いてまで長々と感想を書いたのに、実際の観終わった後はこれぐらい淡泊です。劇場を出た顔はポーカーフェイスですが心と脳は暴発寸前まで過熱化されてます。

 まあ語り合う相手がいないから知らない人の道を歩きながら先ほどみたいに喋り出す方が明らかにヤバいですが…苦笑

 むしろ時間を置くことで、今回観た映画の簡潔なあらすじ、見てほしい注目点、伝えたいメッセージが脳が冷めた状態で分析できて、今回のような記事を書けるんだと思います。これでも冷静なほうです。人生で一番好きな『ドラえもん』を思いつきで書かせたら広辞苑と六法全書を合わせて50倍にさせた文字量になると思います。それで生涯が終えるのなら本望です。ラブ・イズ・パワー・イン・永久機関です。これが私が普段ネットに感想を書かない理由です。とてもじゃないが扱いにくいでしょ。

 そんなこんなで、またもやお久しぶりです。

 1週間のお休みのはずが1ヶ月になりました。まるで気分は再び地上に降りた浦島太郎です。とはいえ、とはいえ、おかしいぞ。まったく実感がないぞ。自分の周りだけ時間軸がおかしいのじゃないか…?

 自分のこの1ヶ月の出来事を振り返ろう。

 まず1月の中旬頃に1泊2日の旅行に行ったんだ。それで紀行記を書こうと思った矢先にインフルエンザA型にかかって7回休み(地球では7日に当たる)になって、完治したから執筆に戻ろうとしたら紀行記の前に書きたいネタ(1回分)があって、それが5日かけてもスランプから抜け出せなくなって、気分転換に復習も兼ねたライ麦畑を再読して、それで映画を観に行ったんだ。それが先週の火曜のことで、映画があまりに感動したから今日まで感想を書いたんだ。うん、累計したら1ヶ月ぐらいになるな。良かった、自分は地球人だった。

 さて、これほどまでに書いたサリンジャーの記事ですが、自分のサリンジャー歴を告白したらまだ2ヶ月も経っていないレベルです。ランクで例えたら映画のキャッチコピーによくある「何かが起ころうとしていた」すらまだ起きていない勾玉の胎児クラスです。もしかしたら1年後の今日、寝返り程度に何かが変わっているかもしれませんが、今のところ元号と消費税が変わった未来しか見えません。みんなが一斉に受ける未来は未来ではありません。ただの決定事項です。決定事項にときめくほど人間は単純に作られていません。

_20190211_232554

 個人的に思う未来とは、上の写真みたいに1年前まさかサリンジャー全作(右の縦2冊はパンフレット)を集めるとは思いもしなかった、そういう良くも悪くも予想しなかった事態に未来を感じます。志望の学校に入学した・志望の職種に就職した、こういうのはその人自身が物凄く頑張った結果の出来事なので未来に見せかけた予定です。努力したけど叶わなかったのも残念ですが予定です。何もしなくて叶わなかったのは因果応報です。何もしなくて叶う人は言語道断です。裏口合格ダメ。ゼッタイ。

 さてさて、今回出てきたサリンジャーの作品たちですが、その半分以上はつい最近まで読めませんでした。主に下記の作品は。

◆『若者たち』
◆『マディソン・アヴェニューのはずれでのささいな抵抗』
◆『僕はちょっとおかしい』
◆『最後の休暇の最後の日』

 なぜなら雑誌に掲載されただけで、まだ書籍化されていないから。

 現在サリンジャー作品で公式に書籍化されているのは、

◆『ライ麦畑でつかまえて』
◆『ナイン・ストーリーズ
◆『フラニーとズーイ』
◆『大工よ、屋根の梁を高く上げよ / シーモア-序章-』

の、わずか4冊だけです。

 それ以外の未収録短編・中編は掲載された雑誌が権利を持っているのですが、掲載された雑誌が全てバラバラなので、新しく作品集を出すのは難しい状況下になっています。まさか短編1作だけで出版なんかできませんので、現時点では当時の雑誌を読むしか手段はありません。

 ただ英語圏以外の国では事情が違い、その所有する出版社から翻訳版の出版権を買い集めることで、日本でも大全集みたいな何種類かの形で出版されました。しかし、それも大昔に小規模出版したせいで世間に出回ることもなく、マニアックな古書店か規模の大きい図書館でないと見かけない代物になりました。

 そんな中、文庫版のサリンジャーを出版する新潮社が昨年の6月(約半年前)に、入手困難な短編9作を集成した作品集『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる / ハプワース16、1924年 (訳:金原端人)』を復刻出版しました(先ほどの写真で言うと左側の下にある本)。

 表題作である『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる』を含めた6作、

◆『マディソン・アヴェニューのはずれでのささいな抵抗』
◆『僕はちょっとおかしい』
◆『最後の休暇の最後の日』
◆『フランスにて』
『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる』
◆『他人』

が、『ライ麦畑』のホールデン登場の連作(『最後の休暇の最後の日』以降は別のキャラクターの視点から20歳前後のホールデンが描かれている)。

 デビュー作も含めた短編2作、

◆『若者たち』
◆『ロイス・タゲットのロングデビュー』

 もうひとつの表題作、

◆『ハプワース16、1924年』

が、『バナナフィッシュにうってつけの日』の主人公シーモア・グラースが7歳の時に書いた手紙という形で綴られる中編小説(この作品を最後にサリンジャーは死ぬまで長い沈黙生活に入る)。このような構成となっており、書いた当時の彼の心境が作品を通して感じるので、過去全作読んだ人や映画見た人に本当にお勧めしたい本でございます。

 とりあえず書きたいことをすべて終えたら、私は今どこにいるのか分からなくなりました。どうやらここらへんが今日の終了のようです。晩年のサリンジャーのように沈黙に入ります。

 はて、次の更新はいつになるだろう。なるべく早く、略して「なる早」で目指します。
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  監督:フランク・マーシャル
キャスト:ジェフ・ダニエルズ
ジャンル:パニック
 製作年:1990年
 製作国:アメリカ
上映時間:109分
  評価:★★★☆☆
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【あらすじ】

 アマゾン熱帯雨林で昆虫学者アサートンは、猛毒を持つ新種のクモを発見する。また同行したカメラマンはその毒グモに噛まれて亡くなってしまう。噛んだ毒グモは彼の死体にまぎれてカリフォルニア州の小さい町に上陸して、次々と町の住人を殺す。

 死体を解剖して事態に気づいた町の医師ロスはクモ恐怖症でありながらも、アサートンや害虫駆除業者デルバートと共に立ち向かう。

 その頃、毒グモは地元グモと交配して新種の兵隊グモを大量に生んでいた……。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【感想的な雑文】

 基本的にクモは好きなほう(ハエトリグモを部屋に放し飼い)だけど、そんな自分でも「うわぁ……」って思うほどクモの不快な部分を突いてくるお昼・深夜にピッタリなB級パニック作品。

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【あとがき】


[※以下ネタバレ]

 危険生物パニックにしてはドデカいモンスター・ド派手な爆発やアクションはなく、静かに淡々と原寸大の怪物が襲ってくるテイストのものだったけど、ラストの女王グモとの対決シーンはなかなか面白い収穫がありました。

 特に自分の身を挺してコロニー(卵がある蜘蛛の巣)を守る女王グモの姿には『エイリアン2(1986年)』のクイーン・エイリアンを彷彿させる禍々しい母性の強さを感じさせる。ただ製作総指揮にスティーブン・スピルバーグがいたのは意外でした。1990年製作だから『ジュラシック・パーク(1993年)』より前になるわけだ。

 やっぱりこの頃のパニック作品は基本的にスベらないので、少々色物ぽくても安心して観れますねぇ~。

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  監督:ピーター・バーグ
キャスト:マーク・ウォールバーグ
ジャンル:ノンフィクション
 製作年:2016年
 製作国:アメリカ
上映時間:107分
  評価:★★★★☆
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【あらすじ】

 2010年4月20日、メキシコ湾沖約80kmにある世界最大級の石油掘削施設が海底油田からの天然ガス逆流の引火により大爆発が発生。海上一面が炎の海と化した。だが、それは歴史上最悪の“人災”でもあった……。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【感想的な雑文】

 やっぱり徹底とした安全管理は必要だし、テストに掛かるコストは微塵もケチっていけないと改めて痛感した。

 前半は利益重視の上層部との衝突シーンが続くが、噴出事故発生後からの展開が怒濤続きで1秒たりとも見逃せない。しかも実話だから悪化する事態に余計に頭を抱えてしまう…。

 テレビで観ても迫力があったのだから重低音が効いた映画館で観たら更に良かったんだろうけど、とにかく現場が地獄絵図すぎて関係者じゃないのにイップス(心理的原因で出来なくなる症状)引き起こしてしまいそう…。

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  監督:デニス・デューガン
キャスト:マーティン・ローレンス、スティーブ・ザーン
ジャンル:コメディアクション
 製作年:2003年
 製作国:アメリカ
上映時間:88分
  評価:★★★☆☆
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【あらすじ】

 警官志望生の黒人アールは挑発的な性格のせいで今年も採用試験に落ちてしまった。

 一方、職務中に相棒を目の前で失った過去を持つ警察官ハンクは、昼間の街で車場荒らしらしきアール(実際は車中に鍵置き忘れてドア閉めてしまった)を職務質問するが、偶然飛んできた1匹の蜂のせいで誤ってアールを殴ってしまう。

 その場面を偶然携帯で一般人に撮影されて、ハンクは懲役6ヶ月そして警官クビになってしまう。一時期ニュースになったこともあって、刑務所では黒人の囚人たちからリンチをくらうが、何とか耐えて出所したハンクは小さい警備会社の警備員として勤めることになる。

 偶然深夜に別管轄の倉庫が襲われている場面に遭遇したハンクは潜入に成功するが、そこで会ったのは、偶然同じ会社に勤める警備員アールだった。今晩のシフト担当である監視パトロールを怠ったせいで侵入されたらしい。

 彼らは互いを忌み嫌いながらも協力し、倉庫を襲った犯人と牛耳る裏の組織を追っていく……。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【感想的な雑文】

 深夜テレビつけっぱなしにしてたら何かマーティン・ローレンス(吹替:山寺宏一)の映画が始まっちゃったので、そのまま見てたら結構面白かった。

 ただ「どーせお前ら、相性最悪の凸凹コンビが銃や車でドッカンバッタンど派手に暴れる設定の映画好きなんだろ?」と言うばかりに雑というか大味な内容で、そういうバディ系にありがちな展開ばかりだったからハッキリ言おう。

 ああそうだよ、そういうの大好物だよ!

 敵も味方も脳筋の野郎らがテレビゲーム初心者みたいな銃のバカ撃ちと免許剥奪運転で道路ボォォボォォに燃やしちゃう系の頭からっぽで見れる映画って良いよな!!
 またそういう映画って存在知っていても、わざわざTSUTAYAで借りようとは思わない。かといって動画配信アプリで選ぶことも少ない。たぶん一生出会わないであろう前提の中で、ちょうど居合わせたら見れるテレビ放送は運命の導きのようであり、そういう映画が一番面白く映る距離感である。本作もまたそういう類いであった。

 やっぱ90年代のアクション映画は良いy……これ製作2003年なの!?

 バディ映画の傑作『バッドボーイズ 2バッド(こちらもローレンス出演)』と同期なの!?

 おいおい21世紀に入ってこのクオリティとは恐れ入ったぜ…。

 細部までCGが行き渡ってる映画も良いけど、たまにはこういう作りが泥臭い映画も良いじゃないか。

 その泥臭さにゲラゲラ笑い合う仲間こそ真のバディだ!!!

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  監督:アレックス・プロヤス
キャスト:ブレントン・スウェイツ
ジャンル:ファンタジー/アクション
 製作年:2015年
 製作国:アメリカ
上映時間:127分
  評価:★★★☆☆
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【あらすじ】

 神様と人間が共存する古代エジプトは「生命の神」オシリス王の統治により繁栄を誇っていた。しかし、王の弟セトのオシリス謀殺により王座は奪われ、人々は暴君セトに苦しめられていた。オシリスの子で、王座と両目を奪われた王子ホルスは、泥棒青年ベックと手を組み、エジプトの王に降臨するための鍵を握る重要な道具「神の目」を盗み出すべく、前途多難な冒険の旅に出る……。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【感想的な雑文】

 そんなあらすじをすべて踏まえて言いますね。

商人C
「あれは神話じゃねぇ、牙狼だ……」

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ブレントン・スウェイツ

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【あとがき】

 そして、

商人C
「この吹替、正気の沙汰じゃねぇ……」

  

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  監督:マイケル・グレイシー
キャスト:ヒュー・ジャックマン
ジャンル:ミュージカル
 製作年:2017年
 製作国:アメリカ
上映時間:105分
  評価:★★★★★
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【あらすじ】

 小さい頃から楽しい空想が大好きなバーナムは、たとえ貧しくても明るい気持ちを持ちづけて日々を過ごしていた。運命的な出会いで名家の令嬢チャリティと結婚し、可愛い娘たちに恵まれるも、相変わらず貧しい生活は変わらなかった。そんなある日、奇妙な機転で銀行から資金を借りて、「バーナム博物館」という世界中の奇妙な人物を集めた見世物小屋(サーカス)を開く……。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【感想的な雑文】

『レ・ミゼラブル(2012年)』ヒューの歌声と『ラ・ラ・ランド(2017年)』楽曲コンビが合流する本作を情報公開から凄く待ちわびての劇場で観賞。

 何もない暗闇から上映開始1秒未満で高らかな合唱をバックに楽しい時間へと銀幕にいる観客を導くバーナムの案内が始まりの合図に鳴り響く「The Greatest Show」に抱える感情がありのままに揺さぶられた。

 その世界に飲み物がろくに持てないほど号泣して、そしてこの世界に映るすべてのものたちに惚れた。

 無謀を夢で彩って口説く酒場のシーン、バーナムサーカス団が悲しみとの戦いを込めて歌う「This Is Me」、挫折は新たな船出と唱えるラストシーン。

 これを観た人たち全員ではないだろうけど、私はサントラとBlu-rayを絶対購入したいと心から決めさせた素晴らしき一作だった。

 もう何回か感動を味わいたいので、どこかでIMAXとドルビーアトモスと爆音上映があったらハシゴしよ、絶対!

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【あとがき】

 ここまでが劇場で観た当時の感想で、それから時は少し経って、サントラ/DVD/Blu-rayが発売されたが、サントラは買えたけど私が欲しかったBlu-ray:スティール・ブック限定版が即売り切れになってて、未だに買えてません…。調べたら生産終了ですって。これは詰んだ…。

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  監督:ディーン・デヴリン
キャスト:ジェラルド・バトラー
ジャンル:ディザスター
 製作年:2017年
 製作国:アメリカ
上映時間:109分
  評価:★★★★☆
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【あらすじ】

 2019年、世界は歴史に残るような大災害に見回れていた。被害国である18の国が共同で、ダッチボーイという世界中の天候を制御できる災害防衛システムを開発した。そのシステムを国際気象宇宙ステーションに搭載することで、人類は災害に恐れない未来を掴んだ。

 2022年、そのダッチボーイが何者かにハッキングされた。犯人の要求が分からないまま次々と未曾有の大災害が世界中で発生していく……。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【感想的な雑文】

 いやぁ、めっちゃ面白かった!

 昔からディザスター(災害パニック)映画好きでよく見てきて、今回新しいお気に入りの一作が出来た。

 ただ自然災害が起こるだけでなく、最新鋭の宇宙ステーション(SF)やサイバーテロとの頭脳戦(推理)も良い塩梅に調合され、個人的に眼福の娯楽映画だった。

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ジェラルド・バトラー

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【あとがき】
 円盤で置いておきたいけどBlu-rayほどではないのでDVDで欲しいです。

 でも値段を調べるとBlu-rayの方が安かったので、それなら高画質なBlu-rayを選びたいです。 


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  監督:トラヴィス・ナイト
キャスト:アート・パーキンソン、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー
ジャンル:アニメ
 製作年:2016年
 製作国:アメリカ
上映時間:101分
  評価:★★★★☆
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【あらすじ】

 いつの時代でもない遠い昔の日本。少年クボは海に突き出た崖の洞窟で衰弱した母と一緒に暮らしていた。クボは左目を失っているが不思議な力を宿しており、村に下りては魔法の三味線を奏でて、いきいきと動く折り紙の人形劇で生計を立てている。そんな日々が続くと思ったとき、そこに突然母の妹と名乗る怪しい黒衣をまとった双子が現れたことからクボの壮大な冒険が始まった……。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【感想的な雑文】

 これは日本で配給が決まる前から気になっていた一作。

 外国が日本を舞台にストップモーション・アニメを作るなんて興味ばかりが湧くし、日本で公開するならより良い設備の映画館で絶対観るべきだと期待を大に観賞した。

 その緻密なクオリティ、唯一無二のエキゾチックな世界観、何より日本へのリスペクトが沁みる…!!

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  監督:アンディ・ムスキエティ
キャスト:ビル・スカルスガルド
ジャンル:ホラー
 製作年:2017年
 製作国:アメリカ
上映時間:135分
  評価:★★★★★
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【あらすじ】

 1988年、アメリカの田舎町デリー。主人公ビルの弟が雨の強い夜の日に行方不明になった。その日から連続で子供たちが突如失踪する事件が発生していた。夏休みに入る頃、消えた子供たちの捜索が進まないことにしびれを切らしたビルは友人たちと一緒に連続行方不明事件の真相を探ることにした……。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【感想的な雑文】

 世間的に知られてる『IT(1990年)』は元々テレビ放送用に作られた物なので事実上初の映画化となる一作。

 謎のピエロ(らしき生命体)「ペニーワイズ」にどん底まで恐怖を叩き付けられても跳ね返して戦う少年たちの姿はホラーではなく青春物で大変美しく、そして何よりペニーワイズが生み出す恐怖の造形が大変素晴らしい…!!

 ただ『SAW(2004年)』などグロ系ホラーが好きな人には物足りないかもしれないので「ビビりだけどホラーに挑戦してみたい人」に勧めたい。

 ホント初心者に丁度良いぐらいの怖さ設定なので、ホラー苦手な人ほど肝試しにオススメ!!!

※YouTubeのVR予告も完成度が高くオススメなので判断基準に“どうぞ”(←押すとVR予告に飛びます。ただし自己責任で)。

 後編となる『chapter 2』の公開予定が2019年で2年後が楽しみなんですが、ただ彼らの淡い青春を楽しんだ自分は大人になった彼らに親しみ持てるか心配になります…。

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  監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
キャスト:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード
ジャンル:SF/サスペンス
 製作年:2017年
 製作国:アメリカ
上映時間:163分
  評価:★★★★☆
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【あらすじ】

 2049年、ロサンゼルス市警の「ブレードランナー」として旧型のレプリカント(人造人間)を「解任(抹殺)」する職務に就くKは、ロサンゼルス郊外の合成農場を営む逃亡レプリカントの解任するが、その庭にある枯れ木の根本深くから遺骨の入ったトランクを見つける。

 検死の結果、帝王切開の合併症で約30年前に死亡した女性だと判明した。ただ遺骨には製造番号が刻まれており、生殖機能を持たないレプリカントであったことも判明する。事態の深刻さを察した市警本部はKに徹底的な情報処分を命じる。レプリカント製造を管理するウォレス社を訪れたKは、過去の記録から遺骨はレプリカントのレイチェルであること、そして逃亡直前にロス市警の元ブレードランナーであるリック・デッカードと恋愛関係にあったことを知る……。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【感想的な雑文】
 前作の『ブレードランナー(1982年)』、前作と本作を繋ぐサイドストーリー『ブレードランナー 短編三部作(YouTube:2017年)』両方とも観た状態での観了。

 感想は言えない、何を話してもネタバレに繋がりそうで気軽には話せない…。

 でも『ブレードランナー』で描かれた未来の映像美に感動した人、純粋なSFを観たい人に薦めたい。

 観る前に唯一アドバイスすると、前作の『ブレードランナー』観てないと本当に分からない内容となっている。

 つまり、それぐらい正式な続編を意識した内容なので、観て損することは絶対ない。

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ハリソン・フォード
2018-01-18
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