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 吾輩は根暗である。職歴はまだ無い。端の多い生涯を送って来ました。――みんなが当たり前に持っている見えないモノが生まれつき持っていない「私」。たった一つだけ足りない、それだけで日常は異常を孕み始める。常識というような空漠たる概念を、どう学べばいいか知らないし分からない。けれど常識はそれを決して許さない。これはつまらない絶望と希望で構成された日々の中で「私」を考え、そして失敗するまでの軌跡譚……という執拗な説明文から筆者(LD:学習障害)の悪癖が分かる共感度0%な長文ブログです。

タグ:お好み焼き屋

 夜8時過ぎに例のお好み焼き屋(【置き忘れのスマホ】参照)を道路を挟んで歩いていたら、20代半ばぐらい男女グループがぞろぞろと上機嫌に店から出てきた。

 その中でも、いかにも彼がこのグループの中心核であろうイケイケな男性が酔いに酔っていて、そして今仲間たちと楽しいひとときを過ごせた満足感に浸っている感じだった。

 そして彼自身の中でもう抑えきれない衝動が走ったのか、もはや奇声に近いほどの高いトーンでサンシャイン池崎の「イエェェェェイ!!!」らしきものを叫び始めた。

「イエェェェェェェイ!!!!!!」

 彼はそう叫びたかったのだろうが…。

「イエェェェェ……グェホゲホゲゴェホゴホゴホッ!!!!!!」

 当初の叫びが彼のノドのキャパを超えてしまったのか、派手にむせてしまっていた。そして苦しくて彼はしゃがみこんでしまった。

 その様子から面白いものが見れると確信した私はわざと立ち止まり、自販機横でスマホ見るふりして彼らの動向を見ていた。体感的に1分以上彼はゲホゲホと咳こんでいて、最初「何してんすかw」みたいに笑っていたグループも段々と「大丈夫すか…?」と静かな真顔になってきた。

 やっと落ち着いたのか、彼は立ち上がったが先ほどみたいなテンション高い様子はもうなく、またグループ側もピークはとっくに過ぎていて、互いが何も発しない状態だった。

 重い沈黙のなか、ついに中心核の彼が発した。

「…せっかく酔ってたってぇのに何だこの空気。冷めちまったじゃねえか、ざけんな。あーあ最悪っ!!」

 そもそもの種を蒔いたのは中心核なのだが、それ自身知っているからばつが悪いのか、大変不機嫌な中心核は一方的なデカい別れを告げて勝手に帰ってしまった。

 残りのグループたちもお通夜みたいな重苦しい雰囲気になって、自然消滅のように散り散りに去ってしまった…。

 数分前までハレの祭りのように陽気だったのが、あっという間に地の底へ叩きつけられたのだ。反動が激しい分、彼らにとって今日の集まりは不快の何物でもないと思うし、せっかくの金と時間を払った結果がこれでは痛まれない。

 読者の皆様も、祭りの後の無謀行為は控えましょう。

 そういう私はどうかって?

 私は…そう集まる友達いないし…家で1人飲む方が好きなのでね…(自販機横で1人ボソボソと言う)。

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龍角散

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【あとがき】

 アルコールを大量に飲んで気が大きくなることはありますが、私はまだそこまで飲んだことはありません。

 ジャッキー・チェンの酔拳までとはいいませんが…自分が無敵モードに入ったときの感覚ってどんなものか想像がつきません。

 小学生のときは自分もお酒飲んだらジャッキーみたいに強くなると思ったのに、現実はビール生ジョッキ5杯飲もうが、ワイン1本飲もうが、日本酒1升瓶飲もうが、紙パックの焼酎1リットル飲もうが、紹興酒3時間飲もうが、ほろ酔い程度の枠から抜け出すことは基本ありません。

 やっぱりジャッキーみたいに強くなるには、『酔拳2(1994年:香港)』の最終決戦で足技使いのジョン(ラスボス:顎が長い)倒すのにフェイフォン(ジャッキー:歩く飲酒運転)がチャージしたあのアルコールを飲むしかないのか。

 でもあれは度数100%の工業用アルコールだから、普通に気道・食道が焼きただれるし、二日酔い通り越して普通に最重度の急性アル中で死ぬし、本作オリジナル版も最終決戦後は副作用で目が見えなくなって・頭もおかしくなって、オチが過激すぎて世界中のほとんどがカット版で流通したわけだから『ドランキモンキー 酔拳(1978年:香港)』の泥酔師匠がいない限り、常人が酔拳取得するのは不可能なんだなぁ…。

 酔拳は諦めて、真っ当な道で強くなるよ。

 まずは『スネークモンキー 蛇拳(1977年:香港)』に出てくる腕を蛇のようにしならせて、棒の上にある卵を掴む練習するか。

 それとも『少林寺木人拳(1976年:香港)』に出てくる少林寺の長い通路に並ぶ木人巷(集団でパンチ・キックする木人(木製のからくり人形)の千本ノック訓練場)に挑戦するか。

 カンフー映画ファンにとって、あの木人の実物大フィギュア欲しいですよね。たぶん部屋入る度にボッコボコにやられるんでしょうけど…。

法愚師匠
「攻撃と同時に防御を忘れるな!!」

 お酒飲んでからのベッドまでが遠い…。

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 昨日の祝日の夜遅く、閉店間際のお好み焼き屋の前を通った。

 店から威勢の良い休日の兄ちゃん3人が暗い通りをキョロキョロ見渡していて、私の歩いた反対側の歩道に兄ちゃんの1人が大きく声をかけた。

「おばさーん! スマホ忘れてますよー!」

 どうやら店出た直後のお客がスマホ置き忘れたらしい。きっと店員がテーブル片付け中に見つけて、近くのテーブルで食べていた兄ちゃんたちが探してくれたのだな。世の中捨てたものでもないなと傍目に良い気分になった。

 暗い歩道の奥から「本当にごめんなさいねー!」と持ち主のおばさんが戻ってきて、スマホを持った兄ちゃんが駆け寄って、感謝しながらおばさんは再び暗い奥へと消えていった。これでトラブルは終わり。

 だから私は妄想を続けた。あのスマホは忘れ物ではなく、わざと置かれた物ではないと。

 このお好み屋は閉店間際になると訳有り気な人たちが入ってきて、最後から2番目の客が店を出ると主人は表の看板を《準備中》にして、そこから何か裏取引が始める。

 その情報をキャッチした警察がおとり捜査員(おばさん)に例のお好み焼き屋を潜入させ、最後から2番目になった捜査員は彼らの死角にわざとスマホを置いていく。録音か盗撮に特化された改造スマホは一晩かけて店内の情報を集める。翌日になって、捜査員は開店まもなくお店に訪れて「昨晩そちらにスマホ忘れた」と早急に回収すればミッション・クリアだ。

 だけど向こうも甘くなく、どこから情報が漏れたのか警戒態勢だ。工作員の店員もテーブル片付ける度に細心を払って異物を調べる。今回は失敗で死角からスマホが見つかってしまった。このまま処分しても良いが、翌日捜査員がやって来たら余計に怪しまれるかもしれない。主人はレジ横のノートパソコンからスマホの必要な情報だけ抜き出して、まだ犯罪前歴のない新人の手下たちからスマホを返却させよう。

「おばさーん! スマホ忘れてますよー!」

「本当にごめんなさいねー!」

 暗い歩道に消えた捜査員は人目から離れた黒い窓のワゴン車に乗り込む。

「キャップすみません。見つかってしまいました」

「いや構わない。何か他に情報は得られたか?」

 奥の膨大なコンピュータを操る別の捜査員が言う。

「ターゲットは指紋を拭き取ってますが、形状記憶のスマホカバーから指紋採取しました。それと指紋を拭き取ったおしぼりの繊維から工場を特定しました。我々がマークしていた製造工場と一致します」

「よし、摘発まで日は近いから細心の注意を払え」

「「はいっ!!」」

 ――寝静まる深い夜の中で小さなワゴン車の中だけが覚悟を響かせていた。

 何て物騒で楽しい妄想だろう。

 たったそれだけの妄想に包まれた夜は心地よく眠れた。

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【あとがき】

 秘密部隊とか特殊工作とか潜入捜査って異様にトキメキませんか?

 ドラマ『MOZU』『CRISIS』が大好きだった私には特にくすぐられます…!!

 一体何が良いんだろ、もちろん巨悪と戦う生き様とかカッコいいんですけど、それだけでないミステリアスというか煙たいエロさというか…中2心だな。自分の中2心的に疼くんですわっ!!(中2レベルの感想文)

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