処理中に問題が発生しました。

 吾輩は根暗である。職歴はまだ無い。端の多い生涯を送って来ました。――みんなが当たり前に持っている見えないモノが生まれつき持っていない「私」。たった一つだけ足りない、それだけで日常は異常を孕み始める。常識というような空漠たる概念を、どう学べばいいか知らないし分からない。けれど常識はそれを決して許さない。これはつまらない絶望と希望で構成された日々の中で「私」を考え、そして失敗するまでの軌跡譚……という執拗な説明文から筆者(LD:学習障害)の悪癖が分かる共感度0%な長文ブログです。

カテゴリ: 四半生記+α

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過去の経験上、間違いない。

どうやら私の思う1分が
地球の1ヶ月に値するようです。

ウソでしょ?

ねえウソでしょ!?

もう今年終わるの!?

今年が始まって
まだ12分しか
経ってないでしょ!?

「光陰矢の如し」にも
限度があるでしょ!?

地球の時間どうなってんの。

この速さ、とっくに光速超えてるだろ。

ブログの更新も勉強も仕事も
まだ何も手をつけてないんだぜ。
物理学がそうでも私が困るんだよ。

そういえば特殊相対性理論によると、
物体は光速を超えると
時間の概念から外れると書いてあった。

そうか。

“地球が”じゃなくて
“私が”光速を超えたのか。

そして今ある物質の構築も外れて分解されて
時間の逆行が可能なんだと続いていた。

じゃあ今から私は過去に戻れる。

子供のころ楽しかったあの日に
受験で選択を誤る前の日に
初恋の人にフラレる前の日に
ロト7がひとつも当たらなかった前の日に

家族と距離がずれる前の日に

ウソじゃなく戻れる。
だって目を瞑れば戻れている。

夢を見るように脳に蓄積された情報が
「あなたの過去はこうだった」と記している。

でも夢を見るように実感も根拠もない。
宙に浮くように論理がフワフワしている。

手足を動かすと情報にない情報がぶつかる。
勢いよく回すと痛みすら感じて、
勢いよく何かが落ちる音も聞こえる。

先ほどから情報と言っているが、
現状は暗くて何も見えていない。
彼方から寸分まで黒の一色だけ。

もし世の真理に色彩がないとしたら、
この黒こそが偽りの証拠ではないのか。

つまり私が今見ているものは全て偽りで、
先ほどからぶつかるものと聞こえるものと
意に反して実感と根拠がある脳の記憶こそ
色彩のない世の真理なのではないか。

すべては事実だった。
この1年も過去30年も事実だった。
すべては私が選んだ事実だった。

事実はもう遡れないのだ。

ならば私はどうしたらいいのだ。

構築された事実に分解されて
また誰かの子に遡るしかないのか。

どうすればいい、どうすれば、そうか。

まだ選択してない未来に生きればいいんだ。
事実のない未来もまた色のない真理なんだ。

だから

来年は

来年に

来年こそ

まあ今年の自分を否定したくないから

来年も

頑張ろうと思います。

今年も1年ありがとうございました。

来年もまたよろしくお願い致します!

よいお年を。



渡辺綿飴


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伊藤 邦武
筑摩書房
2019-08-06


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【あとがき】

今年楽しみにしていた方々、
申し訳ありませんでした…。

2019年、皆様にとっては
どのような年だったでしょうか?

私は厄年でした。

神社的な厄年はとっくに終わってますが、
それに関係なく翌年以降も心身しんどかったし
今年もしんどかったので万年厄年です。
というか万年厄年ならそれ一種の呪いじゃん。
初詣ついでにお払いしてもらいにいきます。

そんな俺の話は長い的な感じの減らない口で
何とか乗り越えることができたような気がします。
これも数少ない周りの人の力が大きいと思います。

家族、(私のなかではそうな)友人、
そしてブログを見ていただいている方、
ブログなどSNSにコメントをしてくださる方、
大好きな番組のタレントさんとスタッフさん、
憧れるアーティストとバンドの方々、
心から尊敬するクリエイターさんたち……。

挙げだすとキリがないですね。

本当ありがとうございます。

2019年から2020年、私に関わる人、
そしてこのブログを見てくださっている方に
たくさんいいことが訪れますように。

では2020年にお会いしましょう!



……なるべく更新も頑張ります。

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 タイトルは思い付いても、書くテーマはまったく決まっていない。

 ということで、30分間フリーの思い付きだけでどこまで書けるか挑戦してみる。オチは期待しないでほしい。

 まず平成元年といえば、私が生まれた年だ。

 平成最初の5月30日が私の誕生日だ。

 まさか自分の30歳の誕生日が新元号を迎えるとは思わなかった…。しかも突発性崩御ではなく計画的崩御だとは…。

 最短でも10年前、20歳の自分に教えてもたぶん信じないと思う。これだから未来は信用できないんだ(良い意味で&悪い意味で)。

 20分を切った。

 これで我が家に継がれるある法則がまた続いた。

 先ほども話したが、私は平成生まれである。そして私の両親は昭和生まれである。

 実は私の(母方)祖父が大正生まれなのだ。

 曽祖父母は明治生まれ。

 そう、元号1つにつき我が家は1代ずつ受け継いでいる。

 そして明日、元号が変わる。

 自動的に将来生まれてくる私の子供は令和生まれになる。

 現皇太子の年齢を考えたら、孫が生まれる頃にはまた元号が変わっているかもしれない。

 そうなると「1元号1世代」が5代連続で受け継がれる計算だ。

 それほど長寿の家系でもないのに、なぜこうなったのか…。

 まあユニークな縛りとでも受け取っておこう。

 本当に自分に子供ができて、それ以前に結婚するのか、それ以前に彼女ができるのか。そういうことは一旦目をつぶってもらいたい…。

 それにしても、

 さよなら平成 ようこそ令和

 なんか歌詞みたいだけど、ずいぶん語呂良いな。

 古市憲寿の『平成くん、さようなら』と被っているのか。

 まったく読んだことないし興味ないから、それ以上の感情もない。

 10分を切った。

 何の話をしようか。

 反省の意味を込めて、続きは【あとがき】に書こう。

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【あとがき】

 まず謝らなくてはいけないのが、過去編の続きを書くと言っておきながら、まったく書かなかったこと…。

 なんでこんなことになったのか。

 なんでだろう。

 予定外の予定になった4月は意識がずっとぶっ飛んでいた…。

 まさか前更新後に大ファンのオモコロが公募コンペ「オモコロ杯」を開催するなんて…。

 オモコロファンとしてはスタッフになりたい。

 だから応募作を書いた。

 1ヶ月近く渡った審査期間中は気が気じゃなかった。

 そして見事に落選した。

 別に自殺しないけど軽く死にそうになった。

 自分の抱える肯定が全て死んだ。

 それが一昨日のこと。

 そして迎えた新元号前日。

 何とか意識を戻して、スマホ直接入力の30分トライアル・ライティングを今している。

 それが私の空白の期間。

 令和の私は、何をしているのだろう。

 理想は本を出して、何かイベントに呼ばれたい。

 まあ令和のうちに叶うだろう。

 そういう意識が叶わないのだろう。

 叶える意識でないと何も動かないだろうなぁ…と年齢だけ積んだ年の功だけが理解している。

 もうそろそろ締め切りの30分だ。

 令和でまた会おう。

(令和序盤に過去編書き終わると良いな…)
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 自分の住む部屋の窓から見える光景の遠い先に高圧送電用の巨大な鉄塔がある。

 そして、その巨大な鉄塔の麓にいつも利用する最寄りのバス停があり、そのバス停で待っている間、時々その鉄塔を見上げては毎回思うことがある。

「もし怪獣が実在していたら、きっとこんな風に見えるんだろうな……」

 小さい頃からゴジラとかガメラとかウルトラマンとか、最近ならクローバーフィールドとかパシフィック・リムとかキングコング(髑髏島の巨人)とか、自分にとって怪獣映画は自身の趣味を支える柱のひとつである。

 また、今まで観てきた怪獣映画の本数分の柱で構築されたような巨大な鉄塔に自分の思う怪獣像を投影しているのだ。

 もし実際に怪獣がいたとしたら、まず最初に襲われるのは最寄りのバス停で待つ私だろう。それは死活問題だから動かないでほしい。できることなら一生そのまま止まっていてほしい。

 そう考えると、まるでヤシオリ作戦が成功した後のゴジラ(『シン・ゴジラ』2016年:日本)を見ている気分だ。まあこの鉄塔よりあのゴジラのほうが数十倍も大きいから、サイズ感に基づいて言ったら新宿歌舞伎町にあるTOHOシネマズ新宿のゴジラ像のほうが近いかもしれない。

 そういえば『シン・ゴジラ』の最後に主人公(長谷川博己)は動かないゴジラを見ながら一言だけ呟く。

“「人類は、ゴジラと共存していくしか無い。」ーー矢口蘭堂”

 東京日比谷にある東宝本社前にあるゴジラ像と共に飾られている言葉だ。

 この鉄塔は自分が生まれたときにはもう建っていたから、少なくとも30年以上この場で共存している。

 最初は異質の存在だった怪獣もそれだけ共存していたら誰が目を向けるのだろうか。仮に目を向けるとしたら、きっと悪い意味で共存する概念がまだ無いものだと思う。

 つまり子供だ。子供は日常に潜む怪獣を見つける天才だ。それは常識に囚われない自由な発想の源でもある。だから常識では存在しない出来事を視覚的に具現化、そして自由な発想を全面的に肯定してくれる怪獣映画に夢中になるのだ(別にヒーロー映画でも通じる話だが、あくまで怪獣好きな元子供の個人的な意見なのであしからず)。

 待ち始める時間にもよるが、タイミングが合えば、だいたいこの辺りでバスがやって来る。だからといって妄想が終わるわけではない。今度はこのバスに乗って、硬直する怪獣からいち早く逃げなくてはいけない。怪獣は今電線で縛られて動けないから、この足かせに手間取る時間を利用しないわけにはいかない。

 バスの運賃表が数を増やす毎に怪獣の姿は住宅街の山々に隠れていった。そしてバスはビル群に突入して、駅前まで近づくことに成功した。あとはバスより速い電車に乗ればアイツの手から逃れられる。

 電車から先は普段の生活に戻る。今日の出先に向かう普段の生活に戻る。

 夜になって、あのバス停まで戻ると鉄塔の先端がゆっくりと赤い点滅をしていた。まるで呼吸してるように見えたので合わせてみた。ぐっすりと寝ているみたいだ。起こさぬように静かに帰った。

 翌朝、再び窓を覗くと、怪獣は黒長い光線を窓の先まで真横に放っていた。

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長谷川博己
2017-03-22
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【あとがき】

 怪獣映画の魅力は何でしょう?

 魅力の定義は人それぞれですが、自分なりの魅力が書けた気がします。

 今日本で怪獣および特撮映画の魅力を語らせるとしたら、やっぱり『シン・ゴジラ』の総監督である庵野秀明じゃないでしょうか。

 監督の(変態的に)情熱を注ぐ部分はドラマ『アオイホノオ』にて容赦なく描かれていると思います。やっぱり原作者(島本和彦)が同級生だとキャラの人物像がいきいきとしていて、アンノがいかにバケモノなのかがよく分かります。神の申し子かと疑うぐらい変態的だからこそ最終回(ドラマ版)のモユル(主人公)に贈るアドバイスにはグッとくるものがありました(あれ本当に言ったのか気になるぐらいすごく好きなシーン)。

 そんな監督の情熱で『シン・ゴジラ』が製作されたわけですが、数日前のネットニュースでは庵野監督が『シン・ウルトラマン』が年末に製作開始するとかしないとか(円谷プロは「当社が発表したものではない」と声明だしましたけど)。

 実際どうなのか分かりませんが、さすがに来年の『エヴァンゲリオン劇場版』公開を遅らせてまでとは思いません。でも『アオイホノオ』で映像課題に自作のウルトラマン映画を製作した(これは実話)あの監督が本気でウルトラマンを作るとなると、特撮好きには見逃せない話題です。

 一部の記事では主演に岡田准一、ヒロインに土屋太鳳の名前が挙がってるみたいですが……なに、岡准が科学特捜隊(ウルトラマンに変身するハヤタ隊員的立ち位置)になるの?

 そんなの3分契約のウルトラマンより永久保証の岡准を体長40mさせたほうが手っとり早いじゃないか。

 ジークンドー(ブルース・リーが設立した実戦と哲学を重視したカンフーの流派)・カリ(フィリピンの伝統武術。棒・紐・ナイフも使用するのでFBIや世界中の軍隊が採用してる)・USA修斗(打撃と寝技の融合“打投極”を極めた総合格闘技)の師範(インストラクター資格取得)だぞ。ジョン・ウィックみたいにエンピツ2本ほど渡しとけば怪獣5匹ぐらい倒してくれると思います。さらにショットガン渡せば確実に頭撃ち抜いてくれると思います。地球防衛の永久保証“岡田准一”!

 気のせいか、だんだん岡准がマグマ大使に見えてきた。大変頼もしく感じる。

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 ちなみに「マグマ大使~!(ピポポ・ピー!)」と笛を吹くマモル少年のお父さんは岡田真澄ですので、くれぐれもお間違いなく。

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【お知らせ】

 またまたまた呼ばれて飛び出ててジャジャジャーーーン!!!と通常更新お久しぶりでございます。

 またもや更新の復活とか今後の活動とかどうこう的な話なんですが、実はしばらくの更新を昨年8月で一時停止してた過去編の続きに当てようかと思います。

 なぜそんなことを思ったかというと、平成終了まで直前に来ているのだと先月末にやっと自覚しました。

 個人的に平成は負の思い出が目立った時代ですので、負の思い出は負の思い出ちゅうに処理すべきでは…?そうしないと私は新元号を受け入れられないのでは…?と脳筋堂々巡り・悟リフレインに考えました。

 できれば3月中、いや4月いっぱい……。

 週2回更新を目安に、が、頑張ります…!汗

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 土曜の4分の3を過ぎた私たち家族のいるリビングでは、誰かが点けっぱなしにしたテレビが通販番組を流していた。  

 そのとき紹介していた商品は『喪装用珠アコヤ黒真珠ネックレス&黒真珠イヤリング』。ターゲットは年配女性というところだ。  

 通販番組の構成は非常に単純で、饒舌な販売員とその商品が必要な事情を抱えたタレントたちが、デビューしたばかりのお笑い芸人が8日目に書いたコントのような物分かりと都合の良い展開のなか、販売員がその商品のポイントをワンツースリーステップで解説し、タレントたちもそのポイントをハイスピードリスニングしてメリットオンリーレスポンスのハイテンショントーキングをして、そこから販売員とタレントたちのモノトーンスピーキングによるリバースオークションを始めて、表に見せない死闘の心理戦を終えた番組のオチで“買うのはタレントたちでなく実は視聴者だった…!!”という浴槽にカビが生えた程度の叙述トリック型プロットを、テレビ初放送から50年近く繰り返している。  

 今見ている通販番組もそのプロットに則って、年配女性のタレント2人が真珠のない喪服姿で出演していた。  

 きっと2人の設定はこうだろう。  

《ここ数年ほど訃報がなかったおかげでダラケていたが、昨夜未明、共通の知人が亡くなったとの知らせが偶然2人とも連絡ミスで伝わってなかったことを知り、しかも葬儀は翌日昼前だと知った。あまりにショッキングな事態に家をひっくり返して喪服は何とかつけたものの偶然2人とも真珠のネックレスが見つからず、とうとう今朝を迎えてしまった。大変重たい気持ちを抱えながら待ち合わせした2人が葬儀会場に向かう道の途中、『喪装用珠アコヤ黒真珠ネックレス&黒真珠イヤリング』を売る笑顔の販売員に遭遇した》

 真珠のない年配女性タレント2人にとって『喪装用珠アコヤ黒真珠ネックレス&黒真珠イヤリング』は大変魅力的に映るだろう。何だって過去に私が持っていた物より大粒、しかも貴重な黒真珠だと言うから少々ボッタクられても財布のジッパーが緩んでしまう

 些細な想像はその通りだった。  


「すごく粒が大きいですねぇー!!!」

「あの貴重な黒真珠がこれほど揃えるなんて不可能ですっ!!!」  

「ねえ、素晴らしいでしょう。ぜひ付けてみてください」  


 この販売員は正気か。渇望する者にとって接触はあまりに甘すぎる汁だぞ。急性中毒で倒れかねん。


「ちょっ見て!!! 首もと、が、ほらっ、エレガンスになったわよ!!!」  


 その手には喪装用の黒カバンを持っていた。カバンがあるなら予め持っている真珠をカバンの中に用意しておけば、こういう事態にならなかったのでは。


「ひぃやぁぁぁ!!! あたすぃスゴく欲しいわぁぁぁ!!!」  


 まるで目の前の彼女が黒真珠を付けた途端、モデルで女優の77OになったかのようなHOLLYWOODTHE腰SHOW級のリアクションである。  

 魅惑の黒真珠の前でスタジオのボルテージはブーストボンバーヒートアップしてきた。


「でもでもでもねねね!!! どうせお高いんでしょ??(どうせ買せうど)」

「そ(そ)う(う)よ(よ)。こんな素晴らしい物ガガガ安いわけがないわ(どけう買うけど)」

いえ、ご安心ください」  


 来るぞ。来るぞ。  


「セットで通常99,800円のところを……」 


 なぜか販売員ではなく、一旦1カメ・2カメに分かれてタレント2人の顔面アップ画になってからの再びカメラ目線の販売員の顔面アップになって、決め手の一言。  


「特別価格49,800円で提供させていただきます!」


  タレント2人が嬉しい悲鳴、それどころか原種の奇声になったのは言うまでもない


「買う買う買う買う買う!!!!!」」 


 そりゃそうだ。徒歩移動の貴重な時間を削ってまで付き合い、その日暮らしのように今日のひとときだけ求めた品物がギリ半額以下になったのなら、お財布のジッパーに解放命令を下すのも無理はない

  喪服のタレント2人もさぞ喜ぶであろう。しかし販売員は最後に衝撃の一言を残す


「お買い求めは以下の電話番号、もしくは当社のホームページにて」  


 まさかのここで現物を売らない。明らかに『黒真珠セット』領収書なしの即時キャッシュ払いで買う気満々のタレント2人が目の前にいての実売放棄宣告である。  

 これにはタレント2人も怒り心頭であろう。


「「それは大変!! はやく電話しなきゃ!!」」  


 格好からして、これから葬儀のはずなのに、まさかの実買放棄宣言してしまった


「にぇぇ見て。スマホでも簡単にネット注文出来るわ」


  スマホなんだから電話しろよ!!!

  さすがに片方もツッコむだろう。


「本トう! 取テも簡タん!」  


 片方もバカだった!!!

  何だよボケとボケのコントって!!!

  そんなコント、趣味の悪い無法地帯じゃないか。ツッコミ役のゲストにえな○かずき投入してもらうぞ。さあ、え○り君、この状況どう思います? 


「こんとんじょのいこ」 


 おおっ!

“混沌”な“コント”に相手の台詞に挑発を込めた二重の“簡単”、たった“こんとん”の4文字に四重の意味をかぶせつつ一言でまとめる巧みのツッコミを今いただきました!!

 ありがとう○なり君!!!  

 ショッキングだ…こんなのありえない…テレビのタレントよりも妄想の自分が一番スベっているじゃないか。  

 どこで、なにを、どのように間違えてしまったんだ…? 


「くれぐれもおかけ間違いのないようご注意ください」


 え……?

 その声を辿ってテレビを見たら、笑顔の販売員がカメラ目線で私の水晶体へ伝えてきた。  


「いつでもあなたのとなりに。『スマイル☆テレショップ』」


 あああああああああ!!!!!!!!!  

 そうだ。そうなんだ。全ては最初から仕組まれていたんだ。このカビの生えたプロットは私のような通販番組を見下す視聴者を誘うための罠だったのか。バカなタレントをツッコませる行為こそ販売員が仕掛けた高見を渇望する者への甘すぎる汁だったのだ。

 まんまとハメられたよ。おかげさまで今では通販番組の中毒者だ。通販を、私にもっと通販番組を見せてくれ…!! 

 蟻を潰すようにリモコンのチャンネルをザッピングしていったら、たどり着いてしまった。


 『テレビショッピング24Hチャンネル


「ああ……ユートピァァァァァ!!!!!」


 こうなったら慢性中毒起こしちゃるるるるる。

 そのとき父がチャンネルを変えた。


「あぶねぇあぶねぇ、森田がブラブラ散歩する番組が始まっちゃう」  


 はっ。

 別界が千切れた。

 あぶねぇあぶねぇ、妄想共依存によるセルフマインドコントロールで識別機能を著しく低下させてしまった。あのまま見ていたら人間として後戻りができなくなってしまう。危うく生存権が蝕まれるところだった。

 気分覚ましにスマホでも見ることにした

 画面の下腹部にあるク⬛ームアプリをタップしたら、前回アクセスしたままだった電子通販界の熱帯雨林『雨存』のページが再び表示された。


「あああ遊ピ尖ダ貍ォ逕サ縺句ー剰ェャ縺ゥ縺。繧峨′螂ス縺阪°閨槭°繧後!!!!!!!!」







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 昨日に続き、グルメ番組ネタである。
 
 深夜に惰性で見ていたバラエティ番組で、芸能タレントが事前に考えたお手軽レシピ料理を街頭インタビューの人たちに食べてもらい、何番の料理が一番美味しかったのか競う企画をやっていた。
 
 まずは各々のタレントが自慢の料理をスタジオで紹介して、そして画面は街頭の検証VTRに変わった。
 
 インタビューで主婦やサラリーマンや学生など様々な人たちが料理を食べて様々な感想を述べる中、小学1年ぐらいの女の子の感想が気になった。
 
 食レポが異常に上手すぎる。
 
 食べる前の第一印象そして期待感、口に入れたときの味の描写、しまいには視聴者に伝わりやすいよう比喩表現まで出してきた。一通り食べ終えて、この料理が良かった部分と悪かった部分を簡潔に上げて、これまでの点を踏まえた対策法をサラサラ説明した。
 
 まるで重鎮の料理研究家が書いた台本をプロ声優が口の動きに合わせてアテレコでもしたような完成度だった…。
 
 食レポの達人:井之頭五郎(『孤独のグルメ』)でもここまで技巧を凝らした感想を出してこない。
 
 この子は何者なのか…。
 
 美食家なのか子役なのか。
 
 普通に考えたら子役の可能性が高い。通称サクラの仕込み役である。絶対台本があったんだろう。あらかじめ用意されていたんだろう。そうでないと納得ができない。それとも今時の小学1年生はこういうものなのか…(たぶん違う)。
 
 当時の自分なんてトンカツは脂部分しか食べないほど歪んでいた。いい年した今でも感想述べろと言われたらまともに言えない…。
 
 たぶん私は加齢以外であの子に勝つことは難しい。
 
 そんな子でも(美食家だった場合)将来は普通の人として暮らすのだろうか。
 
 ぜひ2代目の岸朝子先生になってほしい。
 
 そういえば誰の料理が勝ったのだ?
 
 色々と考えている間に番組が終わってしまっていた。

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池波正太郎
新潮社
1981-10-27

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【あとがき】
 
 料理でも何でも批評される際、評論家より専門家の方が説得力あると感じてしまいます。
 
 ここでいう評論家と専門家とは、
 
◆評論家……その現場を査定する人
◆専門家……その現場で活躍する人
 
 たとえば料理の場合、評論家とはライター・専門家とはシェフみたいな分け方です。
 
 理工学の場合なら、評論家とは理論値の理学系・専門家とは実測値の工学系が近い表現かもしれません。
 
 同じ批評を貰うなら、現場肌の同業者に貰った方が現場を知らない理想論がなくて納得しやすい気がします。
 
 自分があまり映画や書籍などのレビューを書かないのには、そういう理由が少しあります。
 
 何を書いても現場を知らない理想論のトンチンカン発言ばかり目立ってしまって、そのレビューには信用性が一切ないと筆者自身が思ってしまいます。
 
◆結局何が言いたいんだ
◆制作者の意図はそこではない
◆その推測はミスリード招くからやめろ
 
 レビューなんて十人十色で、正解のない世界のはずなんですが、ちょっとでも自分と意見が違うと弾圧なクレームがきてしまいます。
 
 クレームは来なくても、SNSで何年も掛けて映画3000本以上レビュー書いてきてもフォロワー・アクセス数・コメント・いいねが0本だったら、わざわざ費用・時間・精神を削ってまで批評してきた自分の活動に何の意味があったのか分からなくなります。それだったら何も書かない方が精神面がエコロジーになって健康的です。
 
 嘘です。逃げました。何も行動しなかった者は完全なる敗者です。私の敵は私です、中島みゆきがそう歌ってました。アクション起こさなかった者に食わす飯は無ぇ!!
 
 でも本当に批評の書き方が分かりません。読書感想文すらあまり書いてこなかったし、数少なく書いた感想文は何の評価も返ってこずに学校を卒業しました。あれが正しかったのか間違っていたのか何を書いたのか情報皆無です。
 
 ただ提出すれば良かったのなら「○○よみました。おもしろかったです」と書いた方が断然エコロジーです。紙が少なく簡潔な上にひらがなにすることで漢字より原稿1枚に対する使用量が増えて有効的です。なんて環境に優しいのでしょう。
 
 はい。3割ヤケ4割イヤミで書いてます。
 
 ダメならどこがダメなのか正当な評価をください。黙ってる方も闘わなかった者の仲間です。そういうことで最後は私の敵は私と歌った中島みゆきのヒットナンバーで今回の記事を締めようと思います。また明日お会いしましょー!
 
“ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう”――『ファイト!』中島みゆき

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 テレビのグルメ番組で若手男性タレントが「茹でたうどんにタイカレーを掛ける『タイカレーうどん』が美味くてオススメ!」と熱く語っていた。

 視聴者である私は稲妻に打たれたような衝撃が脳内に走った。

 なるほど! その発想は盲点だった!!

 何故そんなに驚くのかというと、私は無類のカレーうどん好きだからだ。

 普段でも恍惚に美味しいカレーうどんに新感覚のエスニック要素が加わったら、もしかしたら自分の舌は新次元に飛び立つかもしれない。このカレーうどんから新たな日泰友好が生まれるかもしれない(タイは漢字で泰国と書く)。

 奇遇にもキッチンの棚には未開封のレトルトタイカレー(レッド)1人前がひとつある。たしかワゴンセールで買ったものだ。あとはうどんを茹でて、レトルトを掛ければいいがうどんのストックがないので翌日買ってくることにした。それは明日の夕食がタイカレーうどんに決まった瞬間だった

     〇

 公約通り、翌日うどんを買ってきた。食べる前から楽しみである。

 まずはいつものようにうどん2人前分茹でて(いつもそれぐらい食べる)、そしてレトルトも湯煎する(もし凄く辛かった場合のために辛さの比率0.5人前分にさせておく作戦)。

 あとはうどんをよそった丼鉢にレトルトをかけるだけ。

 しかし思ったよりもルーが少なかったので、汁なしうどんみたいに全体的に和えるスタイルで落ち着いた。

 これで完成。すごく簡単!

 調理時間10分もいらない。

 匂いはタイ料理特有のアジアンチックなスパイシーさがあって、まるでタイに旅行にきたようだ。

 これで美味だったら何も言うことはない。人生エスニック色だね!

 いつもカレーうどんには七味唐辛子をたくさんかけるが、今日はタイカレーなので控えておこう。

 さてさて食べてみようかな。

 いただきます。

 ふむ。

 汁なしうどん風だから従来のカレーうどんとはかけ離れてしまったが、グルメ番組でよく言う「新ジャンル」に当てはまる料理だ。また鼻に抜けるココナッツオイルの独特な匂いが不思議な気持ちにさせる。普段食べているカレーうどんとは全く違いすぎて面白い。

 あーやっぱり辛い!

 普段は辛党で七味唐辛子とかタバスコとかよく使うけど、タイ料理とかエスニック系の辛さはそれとは違うジャンルの辛さな気がする。正直顔の汗がポタポタ垂れるほどすごいことになっているし、手汗もすごくて丼を滑り落としそうだ。

 うん。ふーっ。うん。はぁ…。

 うーーーーん……。

 まだ4口目だけど今から本音を申す。

 かぅっっらぁぁぁぁ!!!!!

 とてもじゃないが辛すぎて舌が持たないし、全部食べられる自信がない…。

 じゃあこれ捨てるの? まさかぁ。

 どんなに過酷でも食べ残しは絶対しないのが自分のセオリーである。それに対策案もちゃんと考えてある。

 うどんの玉を買うとき、ついでに普段愛用しているカレーうどんのレトルトパック(1人前)も買っておいたのだ。レベルは辛口だけど、いつもはプラス七味唐辛子をかけるぐらいだから辛さがちょうど良くなるだろう。

 パックを湯煎して、タイカレーうどんにかけたら普段のカレーうどんになった。

 さて、今度こそカレーを楽しもう!

(食べながら)うん、うん、こりゃすごい。

 タイカレー全然負けてない…。

 エスニックの主張が激しすぎる…。

 でもこっちも意地だから、うどんは食べきってやった。

 問題は残り汁だ。普段飲みきるものが今回ばかりは口にすら入れづらい…。

 苦肉の策だが、最終兵器を用意した。

 昨日炊いた炊飯器のお米を持ってきて、丼に直接投入した。

 つまり普通のタイカレー化したわけだが、今はツッコミを受けるほどメンタルが強くないので何も言わないでほしい…。

 まずお茶碗1杯分を入れてみたが、激しい辛さは相変わらず保たれていた。2杯分を入れてみたが、まだ衰えていなかった。恐る恐るの3杯分を入れた段階で兆しが見える段階に落ちた。

 しかし、まあ、とんでもない量だ。何せお茶碗3杯分だ。今度はこれを食べきらないといけない…。

 最終的に1時間かかって完食した。

 最初のうどんが2人前。次のご飯が3人前。累計5人前。過去今までで一番胃袋が破れそうになった…。腹も舌も苦しい…。

 その余韻は翌日の朝ご飯と昼昼ご飯を抜いて、晩ご飯前の夕暮れまで持続された。

 また機会があったらタイカレーうどんに再挑戦したいか。

 愚問だな。やりたくない…。

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【あとがき】

 ほんとに苦しかったです…。

 エスニック料理の辛さって異常じゃないですか!?

 原材料は同じ唐辛子のはずなのにとんでもなく尾を引く辛さ……アジアの不思議です(違う)。

 一般的にタイカレーの辛さは、

「 イエロー < レッド < グリーン 」

らしいです。

 レッドでこんなに手こずったのにグリーンはそれ以上なのか…!?

 タイカレー初心者の私はイエローのお子様用から始めようと思います。

 そんなのあるのかな…。

 カレーの王子様、タイ国と外交を結ぶ予定はありませんか?

 そうですか、ありませんか…。

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 一昨日から続いているレジネタではないが、昨日と同じスーパーでの話である。

 いつも利用している近所のスーパーでは出入り口の自動ドア前(店内側)に無人の小さな花束コーナーがある。冠婚葬祭向けの畏まった花束やプレゼント向けの華やかな花束などが店前の傘置き場みたいに立て掛ける形で、大きなアルミ製の箱の中に陳列されていて、お客はお野菜買うときと同じ買い物カゴで花束をレジ会計ができる。

 いわば無人の花屋的な役割をその小さなエリアが担っている。

 その日はいつものように晩ご飯の材料を買って、スーパーの出口に向かう途中、その花束コーナーに立派な真っ青の花束が一束だけ置かれていた。

 その花束は同じ形の青い花が4~5本の1セットで作られており、普段なら少しばかりの癒しに歩きながら眺めて終わるのだが、そのときは違った。むしろ座り込んで見てしまった。

 昔から植物が好きで育てていて、花屋に売っていそうなポピュラーな植物は一通り見てきたが、その花は今までで初めてだった。

「これ、青のガーベラかな…?」

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 花の形はまさにガーベラの菊の形(キク科の植物)をしていた。でもガーベラの時期は5~9月頃で半年も違うからガーベラかどうか分からない。

 ちなみにガーベラに青色は存在しない。植物学的にガーベラには不可能な色だからだ。だけど世の中には青のガーベラは確かに売られてはいる。でもそれは白のガーベラを色水の吸い上げ技術で青に染め上げた人工のガーベラだ。

 それでも希少な品種なので扱う花屋は少なく、それこそ都会のオシャレな花屋ぐらいでしか実物は見られない。その希少性と美しさから付いた花言葉は『神秘』。

 そんな神秘の花が今、目の前にある。

 仮にこれが人工栽培で時期関係なく置いているとして、まず本当にガーベラかどうかはっきり言って自信はない。いくら好きでも知識は基礎レベルで、もっと専門的な花だったらもうお手上げだ。まあこんなコーナーにあるのだから手を上げるほどのものでもない気もするが、もしこれが時期の違う青のガーベラなら私はこのスーパーを見直す。

 さて、ここまで散々遊び尽くしたから答え合わせをするとしよう。

 側面に貼られている花束の商品名を見てみた。

 そこには『季節の花束』とだけ書かれていた。

 いや『季節の花束』って何よ…。

 今の季節に咲くベストセレクション花束なの?

 ならガーベラと季節が違う。半年も違う。

 今の季節で咲く青い花で何があったか。

 同じキク科なら青のシネラリアなんて該当する。

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 でもシネラリアは一つの植木鉢にたくさん咲く小さい花だ。こんな花束には向いていないし、大きさも明らかに違う。

 やっぱり青のガーベラなのかな…?

 値段いくらぐらいだろう。

 本物ならば4~5本で3000円オーバーぐらいが相場だと思うが…。

 側面の商品価格「750円」。

 うん、青のガーベラではないな。

 消費税込みでも810円だ。

 小さいガーデンガーベラの鉢ならホームセンターで200円辺りだが、花束になるような大輪種なら2000円はするぞ。

 破格すぎる値段だ。

 もしかして造花なのかもしれない。

 それなら少しは納得できるぞ。

 識別に花びらを触ってみた。

 しっとりとした感触の本物だった。

 そして触った指には濃い青色のインクが付いていた。

「…………」

 今までが何もなかったかのように帰った。

 2日後の買い物では、あの神秘の花束はもう消えていた。

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【あとがき】

 結局何だったんでしょう…。

 途中からガーベラ、ガーベラとしつこい記事になりましたが、それぐらい神秘の存在なんです。

 何なら途中まで買おうか悩んだぐらいです。すごく安かったし。

 結果的に買わなくてよかったですが、買ったら買ったでネタになったのでジレンマです。

 2017年、農研機構とサントリーが共同開発で世界初の『青いキク』の品種栽培が成功して大きな話題となりました(主に植物学会と園芸業界にて)。

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 これは青色の発光ダイオードと同じで、青色に成功することで花色のバリエーションが大幅に拡大し、そして様々な生産の提案のひとつとして期待されます。

 もっと明確に書くと論文級のレポートの長さになるので、ここで書くのは控えますが(ウソです書けるほど頭良くないです)、もし将来この色のキクが花屋で並ぶと思うと、暗い私の将来がちょっと明るくなります…!

 そういえば最近『ボケ』を買いました。

 暖かい室内に1週間ほど置いていたら咲いてきました。

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 大変綺麗で嬉しいんですが、今はまだボケの咲く季節でないので困ってます。

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 昨日に続き、またもやレジネタである。

 近所のスーパーで晩ご飯の材料を揃えて、レジで会計を待っていたとき、隣のレジつまり私の前にある隣の列のレジにて、明らかに元ヤンな40代くらいの明るい茶色の長髪女性が会計していた。

 位置的に私は彼女の後ろ姿を見る形になるのだが、ついチラ見である気になる点を見つけてしまった。

 耳の上を分岐点に髪の毛が分けられたそのわずかな隙間、彼女の右耳後ろの皮膚部分にワンポイントの小さい黒色の刺青(タトゥー)があったのだ。

 動物や文字ではなく何というか、メラメラ燃える炎のシルエットというか、男子中学生が好きそうなドクロの挿絵がある英字新聞の白黒反転された痛いTシャツの模様にありそうな、そういうものが彫られていた。

 ねぇ。これ誰が見るの…?

 また別に彼女のどこかに立派な刺青があって、耳後ろのはオプション程度だとしても、わざわざ耳の後ろまで見にいく人はいるのか。

 一般的に刺青といったら、外人モデルのオシャレなデザインとか 筋肉ムキムキ軍人のアメリカンなやつとか、遠山の金さんの肩の桜吹雪とか、任侠映画の背中に彫られた天女とか般若とか、そういうを指すイメージがあるから彼女のワンポイントはある意味意表を突かれた。

 彼女が丸刈りとかスキンヘッドとかそういう大変トガッた髪型だったら友人や通行人に見える機会が増えるかもしれないが、彼女のは工藤静香みたいな長いソバージュである。圧倒的に見える機会が少ない。私だって角度的な機会で見えているだけだから、通行人はさらに見えない。

 というより本人自身も見えていないだろう。鏡で見えない部分の刺青に何の意味があるのか。自分は端から彫る気はないし興味もないが、たとえ彫るとしても自分の視覚の範疇に作りたい。眼球から一番遠い足裏ですら自分で見れるだろう。耳後ろなんて鏡を介してアクロバティックな自撮りでもしないと見れない。そんな苦しい思いしてまで彫る刺青とは何だ。

 たとえば全身刺青する漁師は自身が海難事故で流された際、いかなる場合(岩場で顔面すり潰されたり、サメなどに体一部食べられたり)でも家族に自分を知らせるためだそう。そのおかげで自身の遺体が家族の所にたどり着けた例は少なくない。

 また背中の刺青なら一生自分が見れなくても、周囲に黙ったまま己の存在を主張が出来る。漢は黙って背中で語れ、任侠はその美学で成立している。でも(他になかった場合)耳後ろの小さな刺青で誰が恐れ入るのか。銭湯に行っても老眼のお婆ちゃんから「おねえちゃん、ちゃんと耳の後ろも洗いなさい」と優しく注意されそうな。

 何だかサザエさん的なアットホーム感があって、温かい感じでまとまりそうだから別の観点から攻めてみよう。

 色々と考えてみたが、もうなかったので諦めよう…。

 とりあえず彫るからには本人は何か意図があって、その部分に彫ったのだろうから他人である自分が理解できるはずがない。理解の範疇が越えたものにはもう立ち入らないのが自分のセオリーである。

 私の脳内がそうこうしている内に私より向こうの会計が先に終わった。彼女は「っかぁぁぁ!!」とイラつきながら耳の後ろの刺青部分をポリポリ掻いてから財布を開けた。

 やっぱりさ、それ、いらないやつだろ。

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【あとがき】

 何やら長々と書いていますが、実際時間は30秒ちょっとぐらいで、そういうクセなのか脳内の考えるテンポが異常に速いんですよ。

 そういう初段階時点のテンポは必ず共通して一切言語化されていない雰囲気です。写真というか映像というか漠然と記号化された様々な絵図が異常に速いアニメーションとしてバババといくつも動いて、自分なりに結論だと思う絵図を脳内に出します。

 その経緯を辿り直す形で思い出していき、今みたいな文章としてまとめる作業に入って初めて自分はこういうことを言いたかったんだ・主張したかったんだと改めて自身の考えを深く理解していきます。

 ずいぶんと回りくどい作業をしているように見えますが、自分にとってはこれこそ一番早く安全な作業なので苦は全く感じません。

 それより最初から整理化された文章・図案として考えるほうが自分には難しいです…。

 まずは脳内を散らかしていかないと何も思いつかないし作業も進みません。たとえ非効率だとしても、私のプロセスをお許しください。

 またそんな私のプロセスがかかっても、耳後ろの刺青の意味が分かりませんでした…。

 この人の気持ちが分かる・何かヒントになる情報があるという人は、コメント欄なりメッセージなり私にご教授お願い致します…!

(最後に、これは私個人のやり方、あくまで自己流の範疇での話なので。もちろん万人に有効な手段ではありません。ですので話の半分ぐらいは真に受けないでください)

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「お疲れさまです」

 出先で寄った書店のレジで知らない男性店員から急に言われた。

 もちろん私はここの書店員ではない。というより今まで書店で働いたことがない。だから仕事関係でどこか彼に出会った可能性はない。常連のお客なら顔を覚えてもらう可能性もあるけど、ここの書店は今日初めて来たし、まずお客に「お疲れさま」なんて普通言わないだろう。もしかして古いクラスメイトではないかと、自分が覚えている顔を一生懸命思い出すも、彼の顔に該当するクラスメイトはいなかった。はっきり言って私は彼を知らない。

 たぶん誰か仕事仲間と勘違いしてるんだろう。まあ適当に受け流しておくか。

「お疲れさまです」

「今日はどこ行ってたんですか?」

 どうやらその書店員は休日出掛けるのが好きみたいだ。

「まあニトリで適当に家具見てました(笑)」

「えっ、なぜ敬語を?」

 ということは君は後輩なのかな…?

「いや、今日はお客で来てるからそういう口調になっちゃっただけ(笑)」

「あーなるほど!(笑)」

「うん。そう(笑)」

 妙に会話が続くな。プランでは一言程度の挨拶で終わるはずが最近珍しいぐらい他人と会話してるぞ。というより、こんなに会話してて向こうも気がつかないのか。よく見たら顔が違ってたとか、普段と声が違うとか、この店員は気がつかないのか。それほど私とそっくりな店員がこの店にいるのか。もう会ってみたくなってきたよ。いや待て、そうじゃない。もう自分を偽るのは疲れたんだ、いいかげん早くこの場を去りたい…。

「では社割しときますね」

「はっ!? え、社割…かい?」

「何言ってるんですか。ウチで買ったら社割利くでしょう」

 社割ってあれでしょう。社員割引でしょう。書店員が自店で本を買うと定価から1割引されるってやつでしょう。無難な会話だけならまだしも金銭が関係してくると話は変わる。今自分は他人の名義を使って不法に値段下げようとしている。これは立派な詐欺行為に当たる。このまま割引かれた値段で買ってしまったら、最悪の場合、偽証の罪で刑事事件に発展するかもしれない。それはまずい…本当にまずいぞ…。

「あっ、今回はいいから」

「はい?」

「えっと、その文庫の著者ね、俺大ファンで。なるべく売り上げ貢献してあげたいから値段そのままでお願い」 

 本当は今日初めて買う著者の本だけど、こういう場合は仕方ない。

「そういうことですか。分かりました。では値段そのままにしときますね」

 とっさの機転が功を奏した!

「感謝するよ」

 それは本心だから嘘ではない。

 無事に定価で買えて、袋を受け取った私は一目散に去ろうとした。そうしたらあの店員からまた声を掛けられた。

「すいません、来月のシフトのことなんですが……」

「ごめん急いでるから詳しいことは後でLINEして」

 これで向こうを撒くことに成功した。きっと彼がLINEする頃には全てを知るであろう。正直に言って、その書店員に会ってみたい気持ちが沸々と上がってはいるが、何か犯罪に触れてしまいそうな領域になってまで会いたくない。その前に、その書店員が私のドッペルゲンガーか何かだとしたら、それは出会わないほうが互いのために良い。人の一生で出会える人の数は限られている。その中で出会うべき人たちに出会えることを人は運命の導きとか呼ぶが、逆に出会うべき人たち以外の人たちとは距離を置くべきだ。距離を置くことこそ出会うべき世界の秩序を保つ掟だ。

「俺はこの広い世界から見ればまるで海の中に落ちた一滴の水を探しに海に飛び込んだもう一滴の水のようなものだ」ーー弟アンティフォラス(『間違いの喜劇』ウィリアム・シェイクスピア(訳:小田島雄志):白水Uブックス)

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間違いの喜劇 (白水Uブックス (5))
間違いの喜劇 (白水Uブックス (5)) [新書]
ウィリアム・シェイクスピア
白水社
1983-10-01

【あとがき】

 もし今回のタイトルを読んだ時点で直ぐにシェイクスピアを思いついたとしたら、あなたはなかなかの通ですね!

 翻訳されたシェイクスピアシリーズの中で一番ポピュラーに読まれている新潮文庫では刊行されてなく、ちくま文庫か白水Uブックスのシェイクスピア全集もしくは最近出た角川文庫の新訳シリーズでないと読めない作品なので、そこにたどり着いたあなたとお友達になりたいです。

 私は白水Uブックスのを読んだんですが、これがメチャクチャ面白くて、ずっと読む手が止まらなかったです…!!

 またシェイクスピア作品の中で最も短い作品なので2時間足らずで読み終わります。そのおかげか本当に観劇してるような錯覚になります。

 あらすじを言うと、船旅中の嵐で十数年間生き別れた二組の双子がお互い知らずに同じ町にたどり着いて、双子だと知らない町民たちが本人たちを巻き込んで大騒動になっていく喜劇作なんですが、『ハムレット』『マクベス』みたいな悲惨な要素や『リア王』『ヴェニスの商人』ほど難解な表現がなく、ファミリーで楽しめる軽快な喜劇なんですよねぇ。

 登場人物たちの関係図が話が進むにつれてどんどん拗れていくんですが、後半から散々散らかした伏線が酒場の舞踏会みたいにリズム良く回収されていって、その気持ち良さに観客(読者)は思わずニヤニヤしてしまうんですよ。

 これこそ演劇の醍醐味で、この快感を再び味わいたくて何度も劇場に行ってしまうんですよねぇ…!(まだ1回しか行ったことないけど凄くハマる)

 すみません、悪いクセでどうでもいい話を長々してしまいました…。

 昨日の記事でも少し出しましたが、自分は本当に特徴のない顔してるので、無理矢理思い出せば古い誰かに引っ掛かりそうな顔ということで何回か間違われたことはあります。

 芸能人の誰々さんとかならまだ良いし何なら嬉しい。

 でも私のは、

「あれ村上じゃね?(たぶん友人さん)」
「やだーヒロシちゃん久しぶり!お母さん元気?(たぶん親戚の誰か)」
「奇遇だな鈴木くん。こんな所に会うなんて(たぶん直属の部下かと)」

みたいな『THE 一般人』の顔として年に何回か

「やせいの ポケモンが あらわれた!」

的な突発イベントとして立ち会います。

 生まれつき『芸能人顔』『一般人顔』ってありますよね。

 もし新垣結衣や広瀬すずが街中を歩いていたら、たとえ芸能人になってない世界だとしても100人中100人が芸能人だと思ってしまうでしょう。

 木村拓哉や福山雅治は何をしても圧倒的カリスマオーラが光って、彼が芸能人じゃなかったら何が芸能人なの!?と民衆の憤怒が渦巻くと思います。

 一度で良いから自分も芸能人顔になってみたいです。

 でも…今自分ニートだから、

①平日昼間に街中歩いても「あの人カッコいい!でもニートなんだ…」

②夕方スーパーで買い物しても「あの人カッコいい!でも特売ネギ買うんだ…」

③深夜レンタルDVD店にいても「あの人カッコいい!でもアダルトコーナー入るんだ…」

 何だよコレ身動きとれないっ!!!

 もし自分が芸能人だったらイメージのために制約しましょう。

 でも分類:一般人だから好きなときに好きなことやらしてくれよ…。

 やっぱり一般人顔で良いです。全く稼ぎに繋がらないけど。

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 買い物が終わって外へ出るショッピングセンターの出入り口で、足元に落ちていた映画の半券を拾った。

 作品は『くるみ割り人形と秘密の王国』。

 偶然にも先月観にいった作品だ。

 場所はこのショッピングセンター内にあるシネコン。

 ちょうど自分が見た映画館だ。

 上映日時は今から3時間前。

 まだショッピングセンター内を回っていた時間だ。

 いわゆる用済みの落とし物だな。完璧だ。今このチケットを持っていたら、もし自分が事情聴取されたとき「この映画館でこの作品を観ていた」という嘘の自供ができるかもしれない。つまりサスペンスドラマで言うアリバイ工作だ。 

 たとえば今日ショッピングセンターのどこかで窃盗や殺人など何か事件があっても、場所によってはこの半券を見せることで私は容疑者リストから外されるかもしれない。

 たしか探偵ガリレオシリーズの『容疑者Xの献身(東野圭吾:文春文庫:映画2008年)』が映画の半券を使ってアリバイ工作をしていた。あれと同じことを今自分はしているのだ、そう思うと余計にドキドキする。

 仮に刑事に「どんな作品だった?」と訊かれても答えることができる。現に観たことがある作品だから、細かいあらすじも感想も直ぐに言い返せる。ここの映画館はポイントカードがあって財布に入っているが、それも「窓口で見つからなかったから出さなかった」とシラを切れば良い話だ。

 もう少し磨けば、さらに精巧なアリバイになりそうだ。

 そういえば目撃者と監視カメラの網をどうやって逃れるか。今の自分の姿は

◆整髪していない黒短髪
◆JINSの黒縁眼鏡
◆ユニクロの黒ダウンコート
◆ノーブランドの藍色ジーパン
◆OUTDOORの深緑デイパック

 あまりにも特徴が無さすぎる。つまり誰も私を見たことも見ていないことも確証して言えない。幸運にも特徴のない平凡な顔つきだから、誰もが私を指摘することができない。監視カメラでも似たような人物を何人も映しているだろうし、科捜研にでも回さない限り識別しにくい格好だから、危険なときはその間に逃亡でもすれば良い。

 そもそも家に帰る予定なんだから、現場とは早く離れるべきだ。

 どうだ、これこそ完璧なアリバイ工作だと思う。

 もし、このアリバイ工作で問題点を上げるとしたら、この半券が小中学生料金であることだ。

 さすがに小中学生に擬態するのは無理がありすぎるし、もしこの半券の持ち主が誘拐や行方不明になっていたら、第一に疑われるのは本人の半券を持っている私だろう。元々ありえない半券を持っている時点で疑惑は確証に変わる。

 まずいな。こんな半券なんて今すぐ捨てて、今すぐこの場を逃れよう。

 ショッピングセンターの出入り口から徒歩15分のところまでたどり着いた。

 ここまでくれば捜査の手からも逃げられるだろ……ああしまった!

 拾った時点で私の指紋が付いている。だけども出入り口に戻る猶予はない。

 もっと遠くに逃げよう。どこに逃げようか。たとえばショッピングセンター内のスーパーで牛乳が売り切れてたから、ここから徒歩10分のところにある別のスーパーに逃げるのも良いかもしれない。

 誰かの手が回る前に早く向かわなければ…!

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【あとがき】

 たぶん話の流れ的に映画の感想とか書くべきなんでしょうが、あいにく自分が想像してたのと合わなかった(期待しすぎた部分が大きい)ところがあって、あまり良い感想が書けないかもしれません。

 もちろん世界観の映像も綺麗だったし、劇中の音楽も素晴らしかったんですが、肝心のくるみ割り人形が最初から完全に人間だったし(それに「まあくるみ割り人形!」というのはさすがに不自然)、たしか原作では事件が終わった後くるみ割り人形は魔法で人間に生まれ変わるはずが、別に最後そのまま(最初から人間の姿してるから変身しようがない)だったし、「こ、これ、ワイの知ってる『くるみ割り人形』とちゃう……」とどうしても思ってしまうのが正直な感想です。

 この感覚、前にもあったな…。

 そうだ。『アリス・イン・ワンダーランド(2012年)』のとき同じことを思ったんだった。要するに原作から乖離しすぎだよな……何だよ最後「これからの時代は中国よ!!中国でビジネスよ!!」って……(原作厨の弊害)。

 これから上映されるディズニーの実写映画では『ダンボ(2019年)』と『メリー・ポピンズ リターンズ(2019年)』と『わんわん物語(2019年)』が楽しみで、ほぼ観に行くつもりなんだけど、大丈夫かなぁ…。

『ダンボ』の監督が『アリス・イン・ワンダーランド』のティム・バートンで個人的に好きな監督なんだけど、ティム・バートンはクセが美しいからイメージがまだ付いていない原作かオリジナル作品をもっとやってほしいです。

『ナイトメア・ビフォア・クリスマス(1993年)』めっちゃ大好き…!!

『チャーリーとチョコレート工場(2005年)』夢があって良かった…!!

『ビッグ・フィッシュ(2003年)』たぶん世界観が好き過ぎて泣く…!!

 最後のはまだ観てないけど、観る頃にはもっと上手に批評かけるようになりたい。

 良い批評の書き方、本当に分からないから困る…。

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 めでたく楽しい正月も今日で三日目で、今日辺りから色んな家庭で現れたと思う。

『もうおせち飽きてきた問題』

 明日から平日(松の内なら7日・鏡開きなら11日までだけど)で通常の食事に戻りたいが、あいにく三が日を想定に揃えられたおせちの余波でもう数日延びる可能性がある家庭もいると思う(おもちなんて下手すれば1月の主食になってしまう)。

 基本的におせちは水分少な目・味付け濃い目が多い。

 昨日の記事で「おせちは元々豪華な食べ物を元日に食べるのが始まり」と書いたが、これもそれに関係がある。江戸時代より昔の正月は三が日全てが完全休日で、その期間の老若男女は何も働かなくて良く、お母さんも家事全般を休んで良かった(大規模な冬休みみたいなもの)。

 もちろん、その間も食事は必要なので「おせち」という高級食材を使って長期間保存ができる料理(今で言う保存食)が様々な知恵を集めて開発された。そのため、腐食最大の原因となる「水分」を極力絞り、数日後も味を劣化させないよう「味付け濃い目」となっている。

 だけど現代になって、その必要はなくなった。お察しの通り「冷蔵庫」の登場である。冷蔵庫のおかげで様々な食材が長く保存ができるようになって、おせち料理は正月の伝統として変わらず残った。

 残ったのは良いが、この料理に現代人がどれだけ付いていけるか分からない…。

◆1日目「美味しー!!」
◆2日目「うん美味しい!」
◆3日目「うっぷ……もういいです……」

 何なら三が日の食事(朝昼晩の計9食)がおせちなので、正式なら現代人は通常の3倍ぐらいは食べないといけなくなる(塩分高めのものなら健康にも支障きたすかもしれない)。もちろん量を少なくしても、味濃いめの耐久レースは辛いものがある。

 そんな中で私が毎年正月にやっているのが「デラックスお雑煮」である。

 これはお雑煮の中に入れれそうなおせちの各料理を「具材」としてひたすら入れていく手法だ。まず水分は確保される、汁物だから口の中が渇かない。あと時間が経つと汁の方に具材が「お出汁」として出ていき、具として食べる頃には程よく薄くなっている。

 たとえば我が家の場合、おせちの中に必ず「エビ」「スモークサーモン」「生ハム」「ローストビーフ」がある(父のリクエストで)。それらをもちと三つ葉が入ったお雑煮に具材として入れていくと、たぶん世界で一番豪勢なお雑煮になる。もはやお椀サイズの鍋物と言っても良い。

 特に生ハムとスモークサーモンはしゃぶしゃぶみたいに良い感じに薄く茹でられている(ただのハムとサーモンになるのは覚悟で)。そしてエビとローストビーフもお出汁が良いアクセントになって、結構な美味である。必要に応じてカマボコもどんどん投入できる。もし濃い具材で舌が疲れてきたら、三つ葉を食べて口の中を一旦さっぱりさせると良い。もちろんメインのおもちも忘れてはいけない。普段なら箸や歯やのど奥にこびりつくおもちもお出汁にコーティングされているからスルスルと食べられる。

 この手法を使えば、おせち飽きた問題が一気に解決すると思う。

 ただ唯一の弱点は、後半になるにつれ、残った汁に投入した分の具材のお出汁が蓄積されて、汁半分以降は海水かと疑うぐらい塩分が濃くなるのだ。自分のセオリーで汁物は全部飲むので、その日の3杯目からは塩分過多と体重増加の戦いに入る。

 あと何年この手法が使えるのか…。

 今は人間ドックに行きたくない…。

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【あとがき】

 デラックスとお雑煮のワードから導きだされる個人的な話題として、お正月になると毎年必ず観るものがあります。

『ドラえもん』に出てくる『ぐーたらお正月セット』の回です。

 あらすじはこう。

 元日早朝に「おい起きろ。今年こそ初日の出見るって言ったでしょ」とドラえもんに起こされたのび太は「そんなこと真に受けちゃ困るなあ。ぼくがどんな人間か知ってるだろ」と簡単に前言撤回してしまう。
「元旦ぐらい早起きしろ!」と布団をはがされても「せめて元旦ぐらい布団の中にいたい」と反論する。終いには「一方で人並みに正月らしいことがしたい」とムチャクチャな提案すら平然と出してくるダメっぷり。そこでドラえもんはのび太に一人でもお正月を味わえるひみつ道具『ぐーたらお正月セット』というカバンを渡して「もう呆れた!!」と言い捨てて去ってしまう。
 そこからのび太の楽しくて孤独な元日の1日が始まる……。

 その『ぐーたらお正月セット』に出てくるアイテムたちがぐーたらしたい視聴者の心を掴む甘い魅力が詰まっていて、自分なんか毎年切実に欲しくなってしまう。

◆人払いごへい
 部屋の前に立てておけば、誰もが本人を忘れて部屋に入ってこない。

◆初日の出ジオラマ
 早起きしなくても好きなときに初日の出が見られるジオラマ。夫婦岩がモデル。

◆スーパーインスタントおぞうに
 お湯なし・ちょっと振ってフタ開けるだけで熱々のお雑煮が食べられる。

◆おせちボックス
 豪華なおせち料理が一通り入った重箱。(たぶん)賞味期限が無期限。

◆自動ふりこみお年玉通帳
 人払いごへい使用中に来客が来た際、本来貰えるはずだったお年玉が自動に振り込まれる通帳。しかも全国の銀行に対応という万能ぶり。

◆おざしきだこ
 小さい扇風機がついたヘアバンドをつけて、小さな凧が飛ばせる室内オモチャ。

◆一人遊びマシーン
 トランプやスゴロクなど一人では遊べない遊びの相手をしてくれるロボット。カバンの中に何台か入っている。

◆全チャンネルかべかけテレビ
 地上波9チャンネルのテレビ番組を一気に見ることが出来る夢のテレビ。ただし長く見ると目がチカチカするし音声が混ざって聞き取りにくい。

 そんなこんなで気がついたら、もう窓の外は住宅街の灯りが点く夕方過ぎになっていて、誰とも出会わずに大切な元日が終ってしまったことにふとのび太は「なんか……取り返しのつかないことをしちゃったような……」と後悔し、人払いごへいを片付けて、そして寂しい部屋の中で一人号泣してしまう。
 そこにドラえもんが入ってきて、泣くのび太を慰めながら「怠けてばかりいるってつまらなくて寂しいことだろ」と優しく諭してあげる。
 そんなのび太にドラえもんはカバンから『ふりだしサイコロ』を出して、元日早朝に時を戻してあげる。
 すべてが元日からやり直せると知ったのび太は、まずドラえもんと約束した初日の出を一緒に見に行く。

 気がついたら熱が入って全部書いちゃったよ。

 これが何でかねぇ、めっちゃ泣いちゃうんですよ…。

 特にのび太が今日を後悔し出すシーン、ドラえもんが叱らずよしよしと慰めてくれるシーン、それが半分引きこもりみたいな生活してる自分にはすごく刺さってしまって、嗚咽寸前までティッシュ抱えて泣いてます…。

 また反省した後ののび太が大変素晴らしいんですよ。綺麗な初日の出の前で隣にいるドラえもん、そして朝日に向かって今日出会えなかったパパ・ママ・しずかちゃん・ジャイアン・スネ夫に最大の感謝の言葉を言うんですよ。

 そこが第2波で、また泣いちゃうんですよ…。

 この辺で嗚咽に達します。

 これ本当に名作だからみんな見て。

 ネタバレ全部書いちゃって本当に申し訳ないけど…。

 ちなみにこれが自分にとって年始最初に観るアニメで、そこから色んなことが始まります。

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 正月のおせち料理が嫌いな人がいる。

 かく言う我が家も元々そうだった。

 発案者の父はおせちはおろか正月そして季節イベント自体も嫌がっていた。正月を祝うものは「崇拝」、そして季節的イベントは全て「洗脳」と言い捨てる始末。その時期その時期のイベントを祝う民衆に何か侮蔑の感情を抱いていた。

 ケーキも、そばも、その料理自体は普段食べていても、そこに何か特別な意味があることで一気に嫌いな料理になるのだ。

 だけど、それも10年ぐらい前から我が家の食卓事情も徐々に変更していき、この数年はわりとキチンとしたおせち料理を食べられるようになった。過去の父が決めたルールに自身が少し飽き始めたからだ。だから(事前に提案して)自身がOKだと思ったものは食卓に並べられる。

 そのおかげでクリスマスケーキも年越しそばもその祝う日に食べられる傾向になった。

 よそのアンチおせち主義者はどうなのだろうか。

 実は我が家の身近にも何例かいた。

 私や兄が生まれる少し昔、正月の挨拶回りで父が勤めていた会社の上司(副社長)宅に行った際、昼食がわりに食事を頂くことになった。

 その家庭はおせち料理に好きなものがないので、毎年正月にはカレーを食べるのがルールだった。もちろん理解できる理由である。ただ面白いのが、その家庭でカレーを食べるのは1年で正月だけなのである。

 普段もカレーが好きだから正月にカレーを食べるわけでもなく、むしろ逆なのだ。普段カレーを食べないから、おせちのない正月に食べることになったのだ。

 それは単にカレーという形をしたおせち料理ではないか。

 そもそもおせち料理は年に1回だけ食べられる豪華な料理をおめでたい正月に食べる習慣が始まりだ。その理論で行くと、年に1回だけ決まって食べるものは「おせち料理」の資格があるのだ。

 たしかにおせちを食べなかった期間の我が家の食卓には必ずおもちは並べられていた。鍋に入れる、お好み焼きに入れる、細かく切ってたこ焼きに入れる(オススメ)などおもちを使う場面は年間で何度もあるが、おもち単体を食べるのは正月ぐらいしかなかった。

 なんだ、昔からおせち食べていたんじゃないか。

 他にも正月はラーメンを食べる家庭もあったが、そこも同じく普段食べる習慣はなかった。もしかしたらうまい棒も毎年正月だけ食べていたら「おせち料理」に昇格するかもしれない(めんたい味を海苔で巻いて食べると明太子おにぎり味になって、断然美味しくなるからやってみてほしい)。

 桜も春にだけ咲くから春の風物詩だろうし、セミも夏にだけ現れるから夏の風物詩になる。

 もし季節に関係なく雪が降ったらどうなっていたか。

 まだ最初は異常気象として報道機関総なめで「狂ってる!」と言うかもしれないが、5年10年も続けばニュース番組の綺麗なお天気お姉さんが「お盆シーズンは北西からの強い風により冷たい雨もしくは雪が降るでしょう」と淡々に読み上げるかもしれない。

 それこそ昔では考えられなかった冬にかき氷を食べる行為も生まれるかもしれない。一見おかしく書いてみたけど現在どうだろう。暖房器具を点けながらアイスを食べる人は相当いると思う(自分がそうなんだが)。

 むしろ夏に食べるアイスより一段と美味しく感じてしまう。

 何でだろう、背徳感?

「タバコとお酒が最も美味しく感じるのは19歳まで」の理論と同じだろうか。

 実を言うと、まだおせち禁止期間のとき、正月に父に隠れて母と一緒にキッチンでミニミニおせちセットを食べていた(兄は偏食家なので不参加)。

 何でだろう、そのときのおせちが1番美味しかった。

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朝日新聞出版
2014-11-07

【あとがき】

 副社長さん宅に挨拶回り行った際、カレーを出されて父はボソッとひとつ言いました。

「おい。帰るぞ」

 言われた母も、そこにいる副社長さんもキョトンとなります。そして続く決め手の一言。

「俺、カレーがいっちばん嫌いなんだよねぇ」

 相手が副社長さんでも普段カレーが好きな父のセオリーは一切ブレません…。

 副社長さんはどう思ったのか。

「そ、そうか。渡辺くんカレーが嫌いなのか。それはすまないことをしてしまった。本当にすまん…」

 そう、めちゃくちゃ良い人なんですよ。

 しかもウチの両親の仲人さんでもあるのに、そんな態度に出たんですよ。横にいた母なんか「本当にすみません…本当にすみません…」と副社長さんに平謝りし続けて、一気に場の空気が悪くなりました。ほんと何考えてんだ…。

 終いにはキッチンにいる奥さんに「何か他のものはないか?」と聞きに行って、向こうもカレーの予定だったから他の用意がなくて「どうしましょう、カレーしかない」と困った事態になる悪循環。

「○○が好きな人に悪い人はいない」の応用で「おせちが嫌いな人に良い人はいない」と本当に思います。

 ちなみに父は仕事面では社外でも有名なぐらい超有能な技術者だったので、そんな程度では評価がブレませんでした。やっぱり社会は実力がモノをいうんですねぇ…。
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 ネット予約したパンケーキ店の最寄り駅である桜木町駅に行くため、今乗っている京急本線から横浜市営地下鉄線に乗り換える横浜駅へ向かう途中、金沢八景駅にて父から突如の下車命令が降りた。まったく想定してなかった事態に私と母は、各自持っていたスマホを普段は入れないジャケットのポケットに片付けた。

 ほんの2,3時間前に行きの乗り換えに一度降りた金沢八景駅だが、偶然にも長いホームの同じ位置に降り着いて、そして父がある提案を出した。

「お前ら、モノレール乗らない?」

「「モ、モノレール?」」 

 詳しく話を聞くとこうだ。ここ金沢八景駅を始発に『横浜シーサイドライン』という横浜の海沿いをメインに走る14駅間の短距離モノレールがあるらしい。それに今から乗って、その途中の駅から再び乗り換えて、そこから桜木町駅に行くとのこと。

「「それで予約の時間まで間に合うの?」」

 どうも父のは事前に店側に来店の日付を指定するタイプの予約ではなく、事前に店側が指定した期間内に来店するタイプの予約らしいので時間の心配はいらない。証拠に注文前に店員に見せる予約チケット(スマホに転送した電子メール)を見せてくれた。

「「それさ、チケットじゃなくてクーポンじゃ…?」」

「んなことよりモノレール乗るのか!?」

「「乗ります!!」」

 横浜シーサイドラインの金沢八景駅は京急本線の金沢八景駅と構内が連動していないということで、一旦改札の外に出た。時刻も午後3時を過ぎると日射しのピークは過ぎて、駅から5分ちょっと歩いた場所にある小さな湾岸『平潟湾』からは涼風が吹いて心地よかった。これから乗車するシーサイドラインは、この平潟湾を横断する形で横の湾岸道路の上空から伸びて通っていた。

 地上から駅直通のエレベーターで上って、他所より小さめな改札を通り抜けるとホームは両側ガラス扉に囲まれていて、その片方ではモノレールがガラス扉も開けて待っていた。これは偶然ではなく、ここが始発駅なのでホームのどちらかには必ず待っている形になるのだ。

「モノレールに乗ったら先頭車両に行ってみろ」 

 同乗の父からそうアドバイスされて、ためしに全車両の先の先まで行ってみると何と電車にあるべきの運転席がなかった。ここのモノレールはコンピュータ制御による全自動運転らしいので運転手も車掌もいない。そうなると最前列の席に座ると目の前はこうなる。

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 この遮るものがない流れる光景は小さい子供にとって、とてつもない興奮と感動を与えると思う。特に行きの京急線に高揚した私みたいな、かつて小さい子供だった大人にも響くものがあると思う。幸運にも周りに小さい子供もかつての大人もいなかったので、上のように何かシンボルが見える度に写真を撮っていた。

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 先ほどから端に見えている白いピラミッドは横浜南部にある水族館と遊園地の複合施設『八景島シーパラダイス』である。私も小さい頃に何度も行ったことがあり、遠くからあのピラミッド(水族館)が見えると、ムズムズと懐かしく感じる。そういえば今は当時と違って、大型水槽にジンベイザメがいると前に旅行雑誌で読んだから、このまま降りて遊びに行きたい気分だが、パンケーキの予約から逃げるわけにはいかないので「いつか行くから」と横の車窓からその勇姿を見送った。

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 もう気づいているだろうが、これはInstagramのストーリー画面である。実は私、Instagramもやっていまして、私のページ(wata_nabe_ame)を行くとストーリー欄でモノレールの動画が見れますので、ぜひ遊びに来てください。あわよくばフォローもよろしくお願い致します…!(土下座に近い低姿勢)

 話は戻って、モノレールは走りに走って、そして徐々に不安を抱き始めた。何故ならば私たちがどの駅で下車するのか、発案者の父から全く聞かされていないのだ。さっき逃がした駅なのか、今去った駅なのか、先に見える駅なのか、初見の私には見当がつかない。後ろを振り返って長いソファー席に座る父は相変わらずスマホ見ているので、まだその駅ではないと推測するが、だからといって不安が消えるわけではない。そして、とうとう、横浜シーサイドラインの終着駅である新杉田駅まで着いてしまった。

 リュックを抱えながら席を立つ、最終の車内アナウンスが流れる、モノレールのドアが開く、駅ホームのガラス扉が開く、「降りるぞー」と父が言いながら外に出た。何が「途中の駅」だ。がっつり最後まで行くんじゃないか。前もって教えてくれたら、もう少しシーサイドラインを楽しんだのに…。

 新杉田駅から併設のJR根岸線で6駅分を乗って、目的の桜木町駅に到着した。

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 桜木町駅は横浜を象徴する観光スポットのひとつ『横浜ランドマークタワー』の最寄り駅でもある。このタワーも小さい頃から何度も遊びに行った思い出深い場所だ。70階建て、高さ約296m、1993年の開業から長らく日本で1番高いビルだったのだが、2014年大阪の『あべのハルカス(約300m)』誕生で惜しくも2番目に陥落してしまった。それでも東京スカイツリー(約634m)・東京タワー(約333m)・あべのハルカス・明石海峡大橋(約298m)に続いて5番目に高い建造物であるので、その誇りはまだ健在だと地元民の私は思う。

 さて、ここからパンケーキ店に行くために周回バスを利用する。乗車時間は10分ちょっと。歩くにはちょっと遠い山下公園前のバス停を降りると目の前には、横浜を象徴するもうひとつのタワー『横浜マリンタワー(約106m)』が建っている。当初は灯台として建造され、今年で57年目と横浜の観光スポットでも歴史級の代物だ。

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 実は去年このマリンタワーに上ったのだが、そのときは集中的な強風で展望室がやや揺れていた。いくら先ほどのランドマークタワーより190m低いとはいえ、10年前の改築工事で最新の耐震構造になっているとはいえ、その恐怖度はとても比にならない…。

 目的の店はこのマリンタワーを目印に道沿いで徒歩5分にある、と父のスマホがそう画面で記している。ということで交通量が多い大通りの右側の道を歩いてみた。

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 それから本当に道沿いで5分ぐらい歩くと、何やらオシャレなハワイアンカフェ店『Eggs'n Things』に着いた。

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 そして私と母はアゴが外れそうなほど驚いた。もっと普通の店をイメージしていたのが、こんな「インスタ映え」しそうなオシャレ上級者の店だなんて、しかもそれが70近いジジィが予約したなんて、とてもじゃないが普段焼酎を呑んでる姿から想像できない…。外窓から店の中を覗いてもハワイの風を感じそうな可愛らしい内装で、その内装にピッタリな若い女子たちが楽しそうに食事をしていて、玄関扉の奥では我々家族を見つけている店員がメニューを持って迎えるスタンバイをしている。正直こういう店には馴れていないけど、よし、入るぞ…!

「あーちょっと待て」

 後ろからスマホを見る父が止めた。

「ここ何て店名?」

「えーと、『Eggs'n Things』だね」

「んじゃここじゃねぇわ」

 ええぇーーー!!?

 父のスマホに記された店名を見ると確かに別の名前であった。危うく違う店に入るところだった…。そしてわざわざ玄関前まで迎えに来た店員からの豆鉄砲をくらった表情が申し訳ない…。

「じゃ、じゃあ、その店はどこなの?」

「さあ知らん」

 これ以上訊いても仕方ないので、今度は比較的地図が得意な私がスマホを見ながら案内することにした。こちらが凡ミスしたせいで気持ちに背くことになったので、「また改めて来店します」と心の中から謝罪した。

 まずは目印となるマリンタワーまで戻ることにした。

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 さっきは右に進んだわけだが、どうやらそれが間違いだったらしい。スマホの地図では隣の左の道を指しているので、今度こそ正しい道を進んだ。

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 まっすぐ。

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 まっすぐ。まっすぐ。

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 ひたすらまっすぐ。

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「いま曲がり角にきたのよ。曲がり角をまがったさきになにがあるのかは、わからないの。でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの」ーー『赤毛のアン』L・M・モンゴメリ(翻訳:村岡花子):新潮文庫

『赤毛のアン』で重病になった養母マリラのために進学を諦めるアンが話す「道の曲がり角」とは犠牲になる人生の意味で、決して道路案内のことではないのだけど、あの言葉を思い出すような先が見えない曲がり角にてーー。

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 あっ。

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 やっと到着した。

 こここそ目的のパンケーキ店『Cinnamon's Restaurant 横浜山下公園店』である。

 実はこちらも大変オシャレなハワイアンカフェなのだが、先ほど違う店に対してリアクションしたこと、ここまでが長い道のりだったからこそ安堵したこと、それ故に私たちは「ここ…なのね…ハァ…ハァ…」と引き出しが空っぽになってしまっていた…。

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『Cinnamon's Restaurant(以降シナモンズ)』はハワイのオアフ島に本店のある本格ハワイアンカフェである。シナモンズはハワイで最も権威のあるグルメ大賞『ハレアイナ賞《朝食部門・金賞》』を2年連続受賞したハワイアン料理の有名店で、ここ以外にも表参道、ワイキキに出店している。甘い香りのパンケーキやシナモンロールはもちろん、エッグ・ベネティクト、ガーリック・シュリンプ、自家製ローストビーフなど本格的なフードメニューも充実している。

 そんな有名店の料理が今から食べるんだ。そう意気込みながら「予約です」と伝えた店員に案内されて、上の左下写真にある一番奥のテーブル席に座った。まもなくしてお水とおしぼりが運ばれてきたので、父はスマホのチケットを店員に見せた。

「はいこれ、予約のチケットだけど」

「はい。クーポンですね」

 やっぱりクーポンだったか。店員がそう言うんだから間違いない。思った通り、父が少し不機嫌になったので、余計に私は慌てた。

「さ、さぁて何食べようか」

「……どういうのあんの?」

「まずパンケーキ食べにきたからね、でもお腹減ってるからフード系を食べたい気もする」

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 この父のチケットはメニューにある「食事1品(フード・スイーツ関係なく)+本格ハワイアンコーヒー」が1セットで対象(×家族分)なので、私たち家族は豊富なメニューを見ながら、あーだこーだ話し合い、そして、ある疑点へ辿り着いた。

「「「そもそもエッグ・ベネディクトってどんなん?」」」

 いくら流行に疎い私でも名前は聞いたことはある(カンバーバッチの印象が強いけど)。でも実物を見たことはない(実物のカンバーバッチも見たことないけど)。たとえ手元のメニューに写真が載っていたって、それはいつか前に読んだ雑誌と条件に変わりない(映画で見ようが雑誌で見ようがカンバーバッチの条件に変わりない)。つまり私はエッグ・ベネディクト(・ティモシー・カールトン・カンバーバッチ)について何も知らないのだ。

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『エッグ・ベネティクト(Eggs Benedict)』……イングリッシュ・マフィンの半分にハム、ベーコンまたはサーモン等や、ポーチドエッグ、オランデーズソースを乗せて作る料理。(Wikipediaより)

 今やネットで検索すれば知りたい以上の情報が簡単に得られるが、その得た情報はリアリティ(現実みたいな体験)であってリアル(体験した現実)ではない。だからこそ目の前でリアルが味わえるときは迷わずに飛び込むべきなのだ。今がそういうときこそリアルを注文すべきではないか。

 まあこれは流れのノリで作った後付けの三文議談だが、現に私たちは本音を話せばパンケーキを食べる心境ではなかった。現在午後4時過ぎ、家で遅めの朝食をしてから外出して、お昼は横須賀でずっと艦船巡りして、おやつの時間はモノレールで横浜まで移動して、そして私たちはここにいる。ものすごく腹が減っているのだ。ものすごく遅れた昼食をしたいのだ。そこに来て『エッグ・ベネディクト』という空腹にも時間にも都合が良さそうなメニューがある。幸運にもエッグ・ベネディクトもチケットの対象だ。スイーツを犠牲にすることでフードが得られるのなら、私たちに二言はない。

「「「エッグ・ベネディクトにしよう」」」

 やっとメニューが決まった。今度は種類の選択である。このレストランのエッグ・ベネディクト(2個)は次のようにある。

◆クラブケーキ(蟹のパティ)
◆マヒマヒ(シーラという魚のハワイ名)
◆カルーアポーク(燻製風味の豚肉)
◆スモークサーモン
◆ベジタブル(ほうれん草、トマト)
◆トラディッショナル(ハム、ターキー)

 なお、これにホームフライ(一口大カットのフライドポテト)とサラダがワンプレートで添えられる(詳しくは先ほどの写真にて)。

 こういうとき全員が別々を頼めば各味をシェア出来る。それが我が家の掟なので、暗黙の了解で各自選ぶが、お肉と知らない魚が苦手な甲殻アレルギーの母は迷うことなくベジタブル、お肉は好きだが豚肉が嫌いな父はトラディッショナル、基本雑食性の私はスモークサーモンと消去法で簡単に決まった。

 料理が来るまでの間、横須賀のことやモノレールのことや旅の簡単な思い出を話し合い、15分ぐらい経った頃に各頼んだ料理が運ばれた。

 さあ、ここから大仕事である。まず私のサーモンと父のハムを交換する。そして残った私のサーモンを二等分にし、母の二等分されたトマトの片方と交換する。また父はサラダ以上の野菜は食べないので、これで完成である。

◆父:ターキー、スモークサーモン
◆母:ほうれん草、トマト(半分)、サーモン(半分)
◆私:ハム、トマト(半分)、サーモン(半分)

 これこそ家族3人の好みを尊重したメニューである。

 互いの好き嫌いが被っていなければ、こういう場のニーズにすぐ合わせられる。ちなみに単身赴任中の兄は味そのものが苦手で、白米と牛乳と水しか本当は食べられない。

 ここでやっと食事にありつけるわけだが、ただ普通に食レポしても画にならないので、私の中にある井之頭五郎(『孤独のグルメ』作・久住昌之、画・谷口ジロー:扶桑社)を解放してみることにした。もしかしたら美味しいものが更に美味しく感じるかもしれない。

《横浜市中区 山下町のエッグ・ベネディクトとハワイアンコーヒー》

『綿飴's セレクション』

◆ハムのエッグ・ベネティクト
◆トマト(半分)エッグ・ベネティクト
◆サーモン(半分)エッグ・ベネティクト
◆ホームフライ
◆クルトンが入ったサラダ

 では さっそく

「いただきます」

 ほ~ これは その… 写真より黄色いな

 えっと まずは ハムから頂くとするか

 いつものようにフォークとナイフを持って

 おっと えぇ… 思ったより切りにくいぞ

 これは想定外だ 黄色いソースで滑ってしまう

 下にあるバンズ……バンズじゃないマフィンが

 その ポテトを当ててカーリングしてしまう

 切るときはフォーク奥まで刺さないといけない

 よし 切れた 口に運ぶぞ

 う~ん これは あの… 何というか

 肉厚感が歯を弾いて……何かイヤな表現だな

 ジューシーさが渇く口内を潤す……訳でもなく

 全体的に香ばしく… だから…

 美味い(五郎さんスマイル)

 気を取り直して 次はサーモンを頂こうか

 おお 切り開いたら 中からオレンジ色が

 そうそう これ この色に安心するんだ 

 そそるじゃないか では実食

 ほ~ うん うんうん すごく 鮭
 
 ダメだ これでは カットされてしまう

 ト トマト トマトも貰おう

 ちょうど良かった トマトは好きなんだ

 うーん トマト 愛おしい味

 これは まるで モ○バーガー

《検証結果》五郎さんは食レポの静かなる巨人

 いつの間にか食後のコーヒーか

 なんて良い匂いだ 鼻から幸せになる

 このコーヒーの香ばしい匂いが

 焦った現代人の心を落ち着かせる

 そろそろ至福の一杯を飲もうか

 この苦味 このコク

 ほのかな甘味 ご満悦

 よしよし いいぞ こうでなくちゃ

 今日はたくさん動いたから沁みる

《検証結果》働かない素人は黙れ

「あー食った。もう落ち着いたし、そろそろ出るか」

「そうねぇ」

「じゃあ荷物を持って……」

「「「ごちそうさまでした」」」

 店の外は午後5時を過ぎていた。山下公園からの流れる空気が程よく冷やしてくれて、夕暮れに染まる秋の空はいつも以上に高かった。

「どうだった、今日の旅行は?」

 母は私に訊いてくれた。

「最高だったよ。まさかパンケーキ食べる前に潜水艦を見れるなんて思わなかったし、正直無茶だと思った」

「人間少々の無茶は効くものだ」

 父は私に教えてくれた。

「しかもモノレールまで乗れるとは。これこそ本当の“モノレールも乗れーる”」

「「……は?」」

「いや、だから、モノレールも乗れーる」

《検証結果》一生黙ってろ


【参考写真・引用文献】

◆Googleストリートビュー
◆Wikipedia
◆『Cinnamon's Restaurant』公式サイト(紹介文)
◆『Cinnamon's Restaurant』公式サイト(公式写真)


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 初めて降りた汐入駅は少し前から時間が止まったような古いアーケード商店街の入り口に建てられていた。私たち家族の立つ改札口からも分かるぐらい、港からの潮風がここまで吹いてきていて、アーケード商店街の至る部分が錆びていた。それもまた田舎の海街らしい光景なのだが、その商店街と反対側の港付近に大きいイオンがあったので、それもまた田舎らしい光景だった。

 そのイオンの地下1階にあたる部分に今回の観光クルーズ『横須賀軍港めぐり』の受付窓口『汐入ターミナル』がある。

CCF20181015_00000

 今回の詳しい案内は上のカタログに託すとして、私たちは前もって予約した人数分のチケットを買って、乗る巡回クルーズ(上のカタログの左側下にある4分割された写真群の右下写真参考)が待機する場所に直結するトンネルをくぐって、クルーズ前に並ぶ長蛇の列(上のカタログの左側下にある4分割された写真群の左上写真参考)に加わって数分後の出航を待った。

CIMG0228

 上が行列にその待っている間に撮った写真なのだが、この時点で3隻ほどが見えていた。また上空にはカモメたちが飛んでいて、まるで遠海に旅立つ我々を見守っているようだった……と書きたいところだけど、普通に湾岸にあるベンチ付近に着陸して、そのベンチに座るお婆ちゃんから何か餌を貰っていたので、たとえ大人数でも一切餌をくれない我々に価値がないようだった。

CCF20181015_00001

 女性乗組員の案内の下、目の前に浮かぶ比較的小さめのクルーズに乗船した。今回は上の案内図を参考に日米の『横須賀軍港めぐり』をする。特にアメリカ海軍基地側は法律上ではアメリカ領であるので、事実上日本とアメリカとの国土の縁を歩くようなものである(書いている自分でもよく分からない喩えだが…とにかく貴重な体験を今していることを伝えたい)。


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 ボボボと床から揺れるエンジン音と某ランドのジャングルクルーズ並みに陽気な女性案内人の解説アナウンスに囲まれて出航した私たちのクルーズが、まず最初に見たのは右側アメリカ海軍基地に停泊する自衛隊の潜水艦『そうりゅう』だった。クルーズからやや遠い位置だけれど、人生で初めて見た憧れの潜水艦に「鉄のクジラじゃ!!!」と黒船を初めて見た江戸時代の漁民みたいなリアクションを内心で取った。

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 一方、反対側の海上自衛隊基地ではオーストラリア海軍主催多国間共同訓練(2018年8月24日~10月10日)に参加していた護衛艦『さざなみ』が別地に向けて出航の準備をしていた。

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 解説アナウンスによると『さざなみ』ほどの大きな護衛艦の出航を、こんな海上から間近に見れることは大変珍しく、本当にタイミングが合ったからこそ後部内に積まれた折り畳まれた小型ヘリコプターを覗くことも出来た。

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 次に我々の前に現れたのは自衛艦ではなく、横須賀港を母港とする砕氷船(南極観測船)『しらせ』の後ろ姿だった。日本の南極観測員が現地に向かうときはこの船に乗っていくので、これもまた貴重な物が見れた。

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 ここ横須賀湾に停まっているが、この船の任務は南極観測のため管轄は防衛省ではなく文部科学省になる。しかし悪環境の極地に向かう技術が問われるため、乗船する研究員を除いて運転する乗員は極めて厳しい航海に長けた海上自衛官で構成されているらしい。その関係で都心に近い横須賀湾が母港になるとかなんとか解説アナウンスが言っていた気がしたが、それよりも少しズームすれば内部の壁がハッキリ見えるぐらい近付いたことに興奮した。

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 また1年のほとんどを南極地帯で過ごす『しらせ』が横須賀港に停泊してるのは大変珍しく、1ヶ月も経たない内に再び南極に向かうらしい。これまでもこれからも貴重な観測に貢献してくれる『しらせ』に敬意を込めて、次の艦へとクルーズは去った。

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 それから5秒足らずで新たな自衛艦が見えてきた。護衛艦『おおなみ』であった。任務が護衛のため、先ほどの『さざなみ』と同じく普段は外国の海で活動しているのだが、現在は総合メンテナンス中らしく、その勇ましい風貌をバッチリ撮った。

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『おおなみ』の周囲には小型ボートに乗る海上自衛官が周回していた。ご苦労様です。

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 同時間に反対側のアメリカ海軍基地では再び潜水艦が現れた。前のは日本の潜水艦だったが今回はアメリカの潜水艦である。なので詳しい名前はアナウンスに出たような気がしたが忘れてしまった。そもそも潜水艦は任務の関係上、あまり特定されないようカモフラージュも兼ねて造形はほぼ統一、番号も表に書かれていない。それが外国となると余計に分からないから、外見だけで潜水艦の名前を言い当てるマニアは生粋のマニアだと思う。

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 そのままアメリカ側を見つめていると、異様に大きくカッコいい艦船が足場を組まれてメンテナンスされていた。この荒れた要塞感が漂う艦船はアメリカ海軍のミサイル駆逐艦『ミリアス』である。

 分類で言うとイージス艦なのだが、その簡単な見分けに船体中央の操作室部分の外壁にある8角形のプレートがイージス艦の特徴である。このプレートが前側に対に1枚ずつ、後ろ側にも対で1枚ずつ、計4枚のプレートが付いている。このプレートの下にはビーム制御アンテナ型レーダー『フェーズドアレイ・レーダー』が搭載されており、4枚の全方向から得た情報を基に高度な情報処理・射撃システムにより200を越える目標を追尾し、その中の10個以上の目標を同時攻撃する能力を持つ。特に防空戦闘を重視したこの艦載武器システムを『イージス・システム』と呼ぶらしいので、豆知識としても覚えておきたい。

 また『ミリアス』はイージス艦でも初期に当たる相当の経験が積まれた現役艦で、人間で例えると数々の激戦地を乗り越えた銀髪ベテランジジィがタバコくわえながら銃のメンテしている状態に近い。映画だったら絶対カッコいいキャラなので、自分が撮ったなかで一番カッコいいアングルの写真を掲載した。ちなみに手前にいる小型船には上半身裸のマッチョなアメリカ軍人たちが乗っており、いかにも『ジ・アメリカ』って雰囲気がしていて、まるで自分が映画の中に入ったような錯覚に陥った。

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 その間も海向こうには『さざなみ』が勇ましく渡っていた。まだ近くにいるように見えるが、最大ズームで撮ったので実際はかなり遠い。

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 各岸壁に必ず何かの自衛艦が停泊しているから、カメラも高揚も止まらない!

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 これも海上自衛隊の潜水艦で、アナウンスで名称を呼んだ気もしたが覚えれなくて、ただ「鉄腕DASHのカレー企画で」的なことを言ったのはハッキリ分かったので、これが先日番組内で放送された話題の潜水艦『ずいりゅう』なのだと知り、番組ファンでもある私にとって最大級の盛り上がりを表現した。

 今こうやって改めて記事を書いている段階で、はたしてこれが本当に『ずいりゅう』なのか冷静になって調べてみたら、船尾の形が全く違っていた…(『ずいりゅう』の船尾は先ほどの『そうりゅう』と似ている)。そうなると、この潜水艦が結局何か分からなくなったので、もし今読んでいる人の中に外見だけで当てられる潜水艦マニアがおりましたら、コメント欄で助言お願いします…。

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 隣り合わせにピッタリ並んだ2隻の自衛艦が見えてきたが、これらは今までの護衛艦とは少し役割が違う。まず左側の艦船は現地の海底地質、磁気雑音などの対潜戦に影響を及ぼす自然環境のデータ調査を主任務とする海洋観測艦『わかさ』である。

 この船の調査対象は海底地形・海底地質・地磁気・水質・潮流(太陽や月の引力によって起きる変動な潮の流れ)・海流(地球規模で起きる水平方向の一定な海水の流れ)であるが、先ほど出てきた南極観測船『しらせ』のような海洋調査船や海図作成・海上工事の資料収集などを目的とした測量船とは違って、潜水艦の航行・機雷設置の調査・ソナー探知の音響状況など軍事目的に特化した海洋情報を収集する。そのため非武装艦である。

 反対にある右側の艦船は引退を迎えた自衛艦で、これから廃棄するために解体作業が予定されている。その証拠に船首部の横にあるべき番号が書かれていない。もちろんその気になれば個人で買い取ることも可能だが、そのためには中古でも数十億の資金・巨大な艦船を停泊できる巨大な港・海上自衛官だけが所持できる大変特殊な資格などないと購入は不可である。もちろんそんな条件を満たす人などいないので、予定通り解体される。

 ここまで来たら折り返し地点で、先ほどと少し違う航路を辿って出発地の港へ帰る。

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 私たちが乗るクルーズとすれ違いで海上自衛隊のタグボート『曳船99号』が通り過ぎて、(全然隠しきれてないが)その背後からぬりかべのような今までで大きく最も造形がシンプルな自衛艦がこちらを覗いてきた。

CIMG0282

 それは海上自衛隊の掃海母艦『うらが』であった(案内アナウンスが教えてくれた)。

 掃海母艦など初めて聞いたが、調べてみると掃海母艦とは「海域の安全を図るため、燃料や物資の補給などを行う艦船」のことらしい。国内外への災害派遣にも活用されて、その際は救援物資の輸送や被災者への支援など担っている。たとえば東日本大震災の災害派遣が有名である。

 また『うらが』のような『うらが型掃海母艦』は、機雷敷設艦機能を併せ持つため、機雷戦母艦としての一面も持つ。ただ『うらが』の場合は少し事情が違うらしく、名目上では自衛用に前甲板に62口径76ミリ単装速射砲がひとつ装備されているが、それは12年目突入の後日装備とのことで、現段階ではまだ個艦での対機雷戦能力は備わっていない。ということで現時点では『うらが』は掃海母艦である。ああもう面倒くさい!

 あ、いや、掃海母艦に対して面倒くさいと言うのは失礼極まりなかった。これまで日本は数多くの地震被害を受けてきたが、2011年の東日本大震災をきっかけに東北沖の太平洋プレートは以前よりも大きく歪んでしまった。まだ直接的な関係とか言えないけれど、2017年の熊本大地震・2018年の北海道胆振東部地震など今や大震災は他人事ではない時代になった。つまり今安全な私だって、いつどこで急に被災して、場合によっては『うらが』からの支援を受けて助かるかもしれない。互いが敬礼し合うときは向こう側ではなく、むしろこちら側からするべきだ。掃海母艦『うらが』および日々救援活動に向かう自衛隊一同に敬意を込めて感謝を申し上げます。

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 ……とか何とか色々と考えている間に『うらが』のパートはとっくに終了していて、視界の奥遠い先には海運部門の横須賀港が見えていた。あそこもまた日本と世界との出入り口である。あと手前にあるクレーン船(?)、ものすごく乗ってみたい。

CIMG0290

 一方、反対側ではこれまで見てきた自衛艦に比べて、ずいぶんとこじんまりとした船が停まっていた。もちろんこの船も海上自衛隊の船で、その任務もこれまでの見てきた船たちと全く違う。

 国内外の賓客を招いての式典や、海上自衛隊を訪問した諸外国のプレジデントの会議や会食、マスメディア関係者との懇親会などの「迎賓」を目的とした、非武装の特務挺『はしだて』である。

 日本の迎賓挺の歴史は意外と新しく、1964年の東京オリンピックのヨット競技を支援するため、改装した掃海船に競技の観覧に来た各国賓客を乗船させたところから始まる。その伝統なのか節約なのか、老朽化などで現役引退した船艇を歴代改装してきたのだが、この『はしだて』は当初から「迎賓」を特化させるために完全新造された初の迎賓挺である。そのため、伝統ある高級ホテルの大ホールのような豪華絢爛な内装となっている(あくまで会議や会食が目的なので通常の宿泊設備はない)。また迎賓以外の機能も備えた多機能艦艇として、災害派遣における医療支援や救難指揮などの場でも活躍している(その際は会議室が対策本部、大ホールが臨時の医療室となる)。

 もし自分が『はしだて』に乗る機会があるとしたら、それは『うらが』と同様に何か災害に遭遇した場合だと思う。もちろんだが、出来るだけ災害には遭遇したくない。そうなると乗船する機会が無くなるわけで、それはいくつもの奇遇と勝利が重なって自分が賓客として迎えられる未来、つまり自分が微塵の確率で生まれたプレジデントになれる未来を自分で潰すことでもある。不毛な若い芽は早くに摘んだ方が良いということか…。

「綿飴さん、政界進出するんですか?」

「いや別に、そういう予定ないけど…」

 やっぱり防災のためにも早くに摘んでおこう。

CIMG0291

 それは、まるで、生まれた大地への帰路に向かう我々の進行を遮るかのように右眼球の向こうから灰色の低山が唸りを上げて――とか何とか今までと違う書き出し表現に挑戦してみたけれど、普通に挫折したので普通に紹介すると、我々の右前に現れたのは護衛艦『やまぎり』であった。また『やまぎり』は平成になって初めて就役した護衛艦でもある。

CIMG0292

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 今回の執筆において、ネットで様々な艦船のデータを調べながら書いているのだが、この『やまぎり』には主要兵装として、

◆高性能20mm機関砲×2基
◆62口径76mm速射砲×1基
◆シースパロー短SAM8連装発射機×1基
◆ハープーンSSM4連装発射筒×2基
◆74式アスロック8連装発射機×1基
◆3連装短魚雷発射砲×2基
◆哨戒ヘリコプター×1基

が搭載されているらしい。その中でも甲板に搭載されているイタリアの防衛企業オート・メラーラ製のコンパクト砲62口径76mm単装速射砲」、その後ろにはアメリカ海軍設計の対潜ミサイル発射筒74式アスロック8連装発射機」が巡回クルーズから見えた。

 この見えている装置の各解説を書くと、ここまで何十回も参考文献に使わせてもらっているWikipediaの丸写しを疑う膨大な量が必要となるので申し訳ないが省略させてもらう(本当に、もう、許してください…)。

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 先を進む巡回クルーズは『やまぎり』の正面まで近づいた。この勇ましい姿には極限状態までプレジデントを護衛し続けるSP(セキュリティポリス)の姿が重なった。憲法の関係上、その武器が使用されることはないが、その存在が側にいることで救われる場面もあると思う。これからもその姿を勤しんでほしい。

CIMG0299

『やまぎり』の停まる港のお隣の港では、暑さで白Tシャツ姿になった若い自衛官たちが護衛艦『てるづき』の洗浄作業をしていた。この『てるづき』、実は名称3代目である。

 初代『照月』は今から少し昔、第二次世界大戦中の1942年ソロモン諸島で行われた南太平洋海戦(10月26日)と第三次ソロモン海戦(11月12日~15日)に参加した駆逐艦である。そして12月11日、戦地であるガダルカナル島にてアメリカ軍魚雷挺から魚雷2本の雷撃を受け、『照月』は左舵後部爆破そして大火災、被雷30分後に乗員救助を先決した艦長の自沈命令により総員退去、ガダルカナル島北部のサボ島付近にて沈没した。

 その名を受け継いだ2代目『てるづき』は1961年9月1日、海上自衛隊の初代旗艦を勤めた。1993年9月27日に除籍、翌年7月14日の八戸沖にて航空自衛隊が発射した対潜ミサイルの練習標的艦として撃沈された。

 そしてまた、その名を受け継いだ3代目『てるづき』が目の前にいるというわけだ。現在の『てるづき』は伝統ある名称に恥じぬよう、多国間の海上演習や共同訓練など多くの場面に参加している。

 さて話は戻って、今『てるづき』は洗浄作業中なのだが、解説アナウンスによると自衛艦の洗浄では汚れている部分・汚れていない部分に関係なく、まず全体的にホースからの真水を掛ける。常に海上にいるため、海水・潮風による錆び防止の意味もあるらしい。なるほどねぇ、納得!

 巡回クルーズに気がついた若い自衛官たちが笑顔で手を振ってくれたので、こちらも手を振ったら向こうは更に大きく振ってくれた。

「わーメッチャ良い人たち!!」

 好感度が上がった。

CIMG0302

 大きく手を振ってくれた『てるづき』から視線を左へ動かすと、行きで見た砕氷船『しらせ』が再び現れた。つまり、もうすぐ帰港で、旅の終わりまで目の前だ。

 自分と同様に船上のお客たちも少しずつ旅立ちの準備をしながら潮風の余韻に浸っていたとき、ここで解説アナウンスが再び『しらせ』についての情報を話し始めた。

「……? それ、もう聞きましたが……?」

 とりあえず、そう思う者の代表(自称)として改めて情報を聞いていると、今回の『しらせ』は本当に貴重らしい。何故ならば今の姿が大変綺麗だからだ。砕氷船は字のごとく、固い流氷を押し砕きながら進む反タイタニック式の船舶である。つまり普段は結構な損傷で、表面の塗装など見る影もないほど剥がれている。それが出航前のメンテナンスのお陰で全体が綺麗な塗装をされていて、ほぼ完璧に近い実物の『しらせ』が目の前にいるのだ。ちなみに出航日は事前に知らされても、このような母港に停泊している期間などは書かれていないので、そういう意味では幸運である。さらにそれをクルーズに乗って間近まで近づいた我々は大変ツイている。

 すれ違うような形で『しらせ』の大きい背中を背中で見送りながら、とうとう我々の巡回クルーズは最初の港に到着した。1時間ぶりの陸地は10月中旬の入りとは思えぬほどのジリジリとした日射によって、乾燥した地面から灼熱が蒸し返されて、去った夏の存在を思い出させた。船上の水しぶきで冷やされて心地よかった腕を捲ったシャツ姿だったが、中のタンクトップを通り越して自分の汗を吸い、逃げ場をなくすように体に張りついた。現段階では帰化熱より体内からの発汗が上回り、そしてシャツが中への日射を遮るのでセルフ温室だった。

 行きにチケットを買った『汐入ターミナル』では、受付の隣におみやげショップも併設されていた。

CCF20181015_00002

 その中から私は、

IMG_20181119_005107

◆潜水艦『そうりゅう』を再現したポールペン(左端にある銀棒がペン部分)
◆護衛艦『きりしま』型のチョロQ
◆潜水艦乗員バッジのレプリカピンバッジ

を迷うことなく購入した。

 私的には現地限定のレアグッズを手に入れたことで高揚としていたのだが、ショップ前のベンチで座って待っていた父からは冷たい目で呆れられた。基本的に食事以外で出掛けることが嫌いな父はこういう記念品や記念写真とかに反対派で、何なら今まで載せてきた写真にも、私が撮影する横で「バッカみたい」という表情をしながらスマホを見ていた。一方、父と性格が反対な母はそういうところに寛容だった。ここを去る前に記念に撮りたいので、父に懇願して、横須賀港をバックに自撮りで家族写真を撮った。父は笑っていなかった。

 これから横浜でパンケーキを食べるために横浜の桜木町駅に向かうのだが、しばらくトイレにいけないので『汐入ターミナル』を併設するイオンにて済ませて、再び汐入駅に向かった。

 行きと同じように真逆で改札をくぐったが後ろから潮風は感じなかった。

 私はもう、海の男に染まったのか。

 いいや、くしゃみが連続で出るから鼻の奥でも錆びているのだろう。

 きっと駅構内に入ったことで熱い日射が遮断されて、汗で濡れたシャツとタンクトップが冷却化されたせいだ。

 再び日射に当たるホームで数分ほど待っていたら横浜駅に向かう京急本線の普通電車が来た。乗ったドアの方向から見えていた窓の外の横須賀港は北に上るほど徐々に減っていき、とうとう海まで消えた。


【参考・引用文献】

◆Wikipedia(全艦船の詳細資料)
◆『潜水艦 アジア有事の最終兵器』(中村秀樹:サクラムック)
◆『横須賀軍港めぐりクルーズ』カタログ(株式会社トライアングル)
◆『横須賀軍港めぐりクルーズ』アナウンス(株式会社トライアングル)


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かわぐちかいじ
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2015-10-30
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【あとがき】

「まあ、数日で終わるだろう」

 去る10月13日、前回の記事を投稿した私は今回の執筆に対する概算を誤ってしまった。そして、そのときの私は知らなかった。この記事を書く上で事前情報がどれほど膨大で、その情報を簡潔に体系化させる行為が如何に難関で、いくつもの巨壁を越えなければいけないか……。

 長い期間、投稿をお休みにさせていただいて、その間も閲覧・購読していてくださった方、心配・応援してくださった方、本当にありがとうございます!

 お久しぶりです。

 七日間の七週間で四十九日ぶりの渡辺綿飴です。

 案の定、生活の様々な隙間を利用して1ヶ月以上、この記事をひたすら書いていました。

 でも、文字量だけでいったら通常よりやや多いくらいで、もしかしたら1週間ぐらいで投稿が出来たかもしれません。なのに、なぜ、こんなに掛かってしまったのか…。

 言い訳じみた説明をしますと…以前どこかの記事のあとがきで書いた通り、私は普段ブログを投稿する際、以前から愛用しているテキスト作成マシン『ポメラ DM5』で本文を作成して、そのデータを家族共有のパソコンに移行して、ブログの管理ページで再編集して、毎回投稿しています。

IMG_20181130_022724

 それが今回の記事は、最近購入したBluetoothキーボードを使ってスマホのブログ公式アプリから直接書いています。

IMG_20181130_030744

 動機は単純で、今回は内容の関係上、写真が大変多く、そのせいで最初に文章だけで記事を書くのは困難だったため、最初に使う写真を選んで、その上下に写真にまつわる文を書いていきました。そのおかげで紀行記らしい記事が出来上がっていくのですが、その安定したシステムには思わぬ落とし穴が潜んでいました。

 1回の充電で使えるスマホの電源量は限られています。朝起きてから寝る前のブログ執筆まで生活の色んな場面により結構な量が消費されています。下手した日は警告表示の残量15%から執筆をスタートしなければいけなくなります。そこからBluetoothキーボード繋げます。Bluetoothってね、短い時間で結構な量を食うんですよ。ただでさえ難航する執筆作業、同時進行でWikipediaなど検索して資料閲覧、時たま集中が切れてYouTube視聴、そうなると大体2行未満しか書けないんですよ…。

 なになに、「充電コード差しながら作業すればいいじゃないか」?

 それね、スマホの電池を物凄く痛めるんですよ…スマホ自体の寿命も縮めるんですよ…。身分に反して新規のスマホなんか持っていて、そのスマホを出来るだけ延命させたいのが人間の性でしょう。

 その性にしたがって、このように、遅れました…。

「こんな行為、許されるわけがないっ!」

 それは世間に背後を見せる私も重々承知の覚悟です。だからこそ、ウォークマンに入ってるくるり初期の名曲『LV30』を何度もBGMに聴きながら感性を集中して頑張りました。

「スイッチオン」→「飽きてきた」→「クリアしなきゃ」→「セーブしますか」→「召喚するか」→「ドアを開けるか」→「回復するか」→「全滅するか」→「召喚するか」→「ドアを開けるか」→「回復するか」→「全滅するか」→「召喚するか」→「ドアを開けるか」→「回復するか」→「全滅するか」→「召喚するか」→「ドアを開けるか」→「回復するか」→「全滅するか」→「召喚するか」→「ドアを開けるか」→「回復するか」→「全滅するか」→「召喚するか」→「ドアを開けるか」→「回復するか」→「全滅するか」→「召喚するか」→「ドアを開けるか」→「回復するか」→「全滅するか」→「召喚するか」→「ドアを開けるか」→「回復するか」→「全滅するか」→「書き変えするか」

 こんな感じです。本当に歌詞こんな感じで名曲なんです。

「きっとゴールする日などないのであろう…」

 そう疑う日々のなかで、毎日のコツコツが純白の眩く光るゴールテープまでの道を導いてくれました。努力って、裏切らないんですね!(ハイここで感動ドラマの壮大なオーケストラBGMが流れる)

 まあ、その、次回はこうならぬよう最善の注意を払って、なるだけ短い更新を目指します…!汗

 おやおや、お忘れですか。本編まだ少し続きますよ。ということで、待たれ次回!!!(ハイここでアニメ名探偵コナンのCM入る前にちょっと映るデカい扉みたいな重い扉がバーンッと閉まる)

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 何の気まぐれか、横須賀の軍港を見に行くことにした。

 なぜそうなったのかと訊かれると、「(物理的に結構遠目の)そこに軍港があったから」みたいなベタ発言をしてみたいが、実際は「横浜のパンケーキのついでに見に行く」という表現が正しい。

 余計に「どういうこと?」と思われるかもしれないが、要するに「家族が以前ネットで購入した横浜のパンケーキ店のチケットの期限が近づいてきたのだが、パンケーキだけのために出掛けるのもアレなので、どこか(横浜の)近場を観光してみるか」的な話になって、とっさに私が「潜水艦見てみたい!」と言ってしまったのだ。

 もうおわかりだが、横浜の象徴である横浜港にあるのは豪華客船か貿易船で、横浜の近場で潜水艦があるのは横須賀港である。

 たしかに昔から本物の潜水艦や護衛艦を見てみたかった。だけど、それは「いつか見てみたい」ぐらいの低温熱だったのに、この日の自分は本当に何を思ったのか、たった同じ“横がつく港”だけで「(近くの港に潜水艦があるはず→)潜水艦見てみたい!」と勘違いしてしまったのだ。「とっさの判断ミスは血迷いの範疇」と言うけど本当だね(聞いたことない? そりゃそうだ、今考えた言葉だから)。

 残りの家族はもちろん「!?」な顔をしたし、潜水艦があるのは横須賀港だと当たり前に気づいている。だが同時に「わざわざ遠場の観光地を言うのだから、この子は相当見たいのではないか…?」と深く詮索したのか、「わ、わかった」と認可された。ちなみにこの辺で自分が勘違いしていることに気づいていた。

 東京の品川駅から神奈川の三崎口駅までを繋ぐ京急本線に『汐入駅』という日米の横須賀港が近い駅(横浜駅から30分ほど)があり、そこに海上自衛隊基地とアメリカ海軍基地に停泊する艦船たちを間近に見れる観光クルーズがあるらしく、そのクルーズに乗ることにした。

 お出かけ日和の10月11日、(一部省略するが)横浜駅の京急本線改札口を入って、私が勘違いした横浜港を駅のホームから見守りながら、私たち家族は南へと向かう電車に乗った。

 なんと偶然に乗った電車が急行や特急より上クラスの快特だったので、座席が新幹線みたいな仕様になっていた。めったに新幹線に乗れない身にとっては大変気持ちが高ぶる光景で、許されるならデジカメで撮りたい気分だったが大混雑と社会マナーを優先させて適当な座席に落ち着いた。進行側に向いた座席から覗く車窓はまだ住宅街続きだったが、カバンの文庫や音楽に手を伸ばすことなく、ただ外の目新しさを見つめていた。

 横浜駅から快特2駅目の金沢文庫駅で一度下車した。目的の汐入駅が快特経過なので、次の普通電車に乗り換えるためだ。家族揃ってホームのベンチで待機していると、目の前に時刻表では回送扱いの不思議な形の黄色い電車が止まった。その電車は小さい2両編成で、その間に屋根のない荷台車仕様になっていた。そう京急電鉄の資材運搬用電動貨車『京急デト11・12形』であった。

CIMG0227

 まだ雑誌やネットでしか見たことなかったので、新幹線よりも貴重な対面を果たしたからベンチから大興奮でデジカメを構えたが、あっという間に発車してしまったので上の1枚しか撮れなかったけど、そのおかげで1枚に愛着が湧いて今もニヤニヤしてしまう。

 2分足らずで次にやってきた普通電車は先ほどとうってかわってガラガラで、先頭車両の運転席が見える窓には誰も立っていなかった。なので、わずか6駅間だが先頭の車窓を楽しんだ。各駅停車する毎にドアから潮の匂いが重ねて運ばれていき、車窓の外もだんだん海街らしくなっていった。

 汐入駅のホームに着いたときには空はほぼ快晴で、暑さも9月上旬のような一歩引いた状態だったので、思わず黒いジャケットを脱いで、腕まくりしたシャツ1枚姿で潮風が吹く改札口を抜けた。

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【あとがき】

 勘違いとはいえ序盤が不条理なわりには後半の当日は結構充実してて、描写も風情を意識して書いてしまいます。

 そのせいで更新24時間以内で書ける文量というのが限界ここまででございます…。

 もちろん横須賀港では写真もパシャパシャ撮って、どの艦船がどうとか、より豊かな記事にしたいと思うので、まことに勝手ながら数日ほど毎日更新を休止させてもらいます。

 なるべく早くに公開できるよう頑張りますので、しばらくの間お待ちいただけたら幸いでございます。

 このように本当に運営の情緒が安定しないブログですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。

 ――渡辺綿飴

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IMG_20181012_160221

 私の右手首には革紐製の腕輪が付いている。

 父が趣味で作った物で、最初は「カッコいい!」「オシャレ!」とかそういう感情はなく、「貰える物は貰うし、左手首は腕時計付けるから手ぶらな反対側に付けるか」ぐらいの理由で右手首に付け始めた。

「まあ飽きたら外せばいいし」

 そう思ったのが6年ほど前で、日常生活する上で葬儀参列の場面以外で支障がなかった結果、今に至るまでずっとそのまま付けている。

 そもそもこの腕輪は1本の長い革紐から構成されているので腕時計みたいな接続部分がない。また革製なのでゴムバンドみたいに伸縮性はない。そして輪の直径も少し小さめなので、数年に1度の外すときは最短でも1分間は右手が青紫色の鬱血状態になることを覚悟しなくてはいけない(これも腕輪を外さない理由の一つでもある)。

 だから風呂の間も(上がったあと比較的早く乾くので)付けたままなのだが、それが一昨日、翌日(昨日)の出掛ける関係で風呂中に外して、普段以上に細かく洗浄した後は芯まで乾かすために玄関の棚に置いといたら、数時間後どこかに消えていった。

 棚の引き出したちを見ても、落ちたであろう玄関の地べたを見ても、もしかしたら外に出たかと見回っても、その影は一切なかった。家族に聞いてみても動かした覚えはないらしいので、いよいよ詰んできた…。

「明日のために準備したというのに、困るなぁ…」

 どうにかしたくても何も出来ないモヤモヤした状態で私は布団に入った。

 翌朝、まとめた燃えるゴミ捨てに玄関の茶色いサンダルを履いたら、片足の先に違和感を感じた。片方の中を取り出してみると腕輪が入っていた。まさかの保護色で隠れていたわけだ。

 昨晩の足りなかった気持ちを埋めるように私は腕輪を付けて、少し遠い地へ……の前のゴミ出しに出掛けた。

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【あとがき】

 むしろ最初から何も期待しないで付けていた物の方が長持ちすることありますよねぇ。

 学生時代カバンに何となく付けてたキーホルダーが卒業式の日まで生き残ったり、それほど気に入って買ったわけでもないTシャツが5年経っても普段着に着ていたり、執着心がない物ほど長いお付き合いする羽目になる現象があるような気がします。

 腐れ縁? そういう関係です。

 そして腕輪付けた後の外出の件なんですが、執筆のスピードが可能であれば明日・明後日ぐらいに外出先の模様を書こうと思いますので、今日はここらで早めに切り上げます。

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 リビングのHDDレコーダーの録画容量が少なくなってきたので、今から1年前ぐらいに録画したバラエティ番組を編集(CM抜き→DVDダビング)した。

 早送りの編集画面で番組を簡潔にチェックしていたらCM時間帯に入り、その中での自動車CMに5人組のTOKIOが映っていた。

「あーこの頃はまだ山口くんいたんだよなぁ…」

 再び早送りして次のCM時間帯に入ると、次は自動車メーカーCMに5人組のももいろクローバーZが映っていた。

「あーこの頃はまだ有安ちゃんいたんだよなぁ…」

 再び早送りして最後のCM時間帯に入ると、次は家族保険CMに元気な大杉漣が映っていた。

「あーこの頃はまだ大杉さん生きてたんだよなぁ…」

 たった1年、たった1年でこんなに世界は変わるものなのか…!?

 この番組が放送されたときの自分が今日を教えたところで心底から信じられるかどうか…。

 あの山口くんが不祥事でTOKIOを脱退して、あの有安ちゃんが独立活動でももクロを卒業して、あの大杉さんが急性心不全で死去されるなんて、どこの誰が予測した。

 たぶん1年後の今日には私はもちろん全国民が信じ難い出来事が10個以上あって、今もカウントダウンでその最初の出来事が近づいている。

 次は誰が死ぬの。

 次は誰が捕まるの。

 次は誰が脱退するの。

 そんなの誰も知らない。

 膨大な計算の範疇を超えた出来事は誰も知れないのだから、誰もが「明日は我が身」と覚えて忘れて漠然とビクビクしながら暮らすのだな。

 そうこうしている内に番組編集が終わった。この番組をDVDにダビングするが、このDVDを再び見る頃にはさっき考えていたことなど忘れていて、そして最新の信じ難い出来事に頭がいっぱいになっていると思う。

 もし1年後に何かの確認作業でこの記事を再読して、そのとき世間で何か信じ難い出来事があったら、コメント欄にでも簡潔に書いといてくれ。

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つのだじろう
秋田書店
2010-11-01

【あとがき】

 よくタイムカプセル的な意味合いで、我が子が生まれた日の全新聞を買い揃えておいて、我が子が成人を迎えたとき「お前が生まれたとき日本でこんなことがあったんだよなぁ」と家族全員で新聞を読むみたいな行事ありますが、そういうのロマンあって良いですよねぇ~!

 実は私も生まれたとき全新聞揃えたらしいんですが、私が小学生のとき我が家で紙魚(しみ:紙を食べる銀粉の虫)が大量発生して、それで本とか書類とか印刷物いくつかやられたので当時の新聞たちも被害にくらったと思います。

未来から来た口悪い発明ジジ