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 吾輩は根暗である。職歴はまだ無い。端の多い生涯を送って来ました。――みんなが当たり前に持っている見えないモノが生まれつき持っていない「私」。たった一つだけ足りない、それだけで日常は異常を孕み始める。常識というような空漠たる概念を、どう学べばいいか知らないし分からない。けれど常識はそれを決して許さない。これはつまらない絶望と希望で構成された日々の中で「私」を考え、そして失敗するまでの軌跡譚……という執拗な説明文から筆者(LD:学習障害)の悪癖が分かる共感度0%な長文ブログです。

2019年03月



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  監督:アントワーン・フークア
キャスト:デンゼル・ワシントン
ジャンル:アクション
 製作年:2014年
 製作国:アメリカ
上映時間:132分
  評価:★★★★☆
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【あらすじ】

 
ホームセンターで同僚から生真面目で面倒見が良いと評判の店員マッコール。そんな彼の楽しみは毎晩決まった時間に馴染みのダイナーで読書すること。そのダイナーで娼婦の少女アリーナと知り合う。彼女とのたあいのない話が毎晩の楽しみとなっていた中、ある晩アリーナが集団暴行を受けて病院搬送された。デリヘルを運営するロシアンマフィアの非道さを知ったマッコールは店に単身乗り込み、わずか19秒で全員を抹殺する。この男の正体は元CIAの凄腕諜報員だった。この件をきっかけに正義が目を覚ましたマッコールは警察が介入できない不正を裁く“イコライザー”として活動する。その頃、マフィアの大ボスが送り込んだ元軍人の刺客がマッコールの存在に気づく……。

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【感想的な雑文】

 
さしづめアメリカ版『必殺仕事人』的なあらすじだが、原作は1984年から1989年までアメリカで放送されたドラマ『ザ・シークレット・ハンター』の劇場版らしい。向こうでも正義の始末人が夜な夜なスマートに片づける系がウケるのねぇ~~(そういえば『バットマン』が裁かれない悪を始末する正義のヒーローだから、始末人はヒーローの原型かもしれない)。

 内容はシンプルな勧善懲悪もの。展開も単純明快で画面に映る以外の出来事は基本ない。なので特に深く考察する必要もない。だから感想もシンプルめになるが、とにかくカッコいい~~強すぎる~~大爆破も振り返らない~~!!!

 エンピツ1本で敵3人倒しちゃう『ジョン・ウィック』が好きな人は本作も絶対好きってどこかのレビューに書いてあったけど、たしかにこっちも好き~~!!!

 ただ、こっちはショットガンも特殊道具も使わず、極力ホームセンターの道具で倒すから「ええっマッコールさん、それで倒しちゃうの!? 応用力パねぇ~~!!!」と妙に興奮しちゃった。これからホームセンターに行くときの目が変わっちゃいそ~~!!!

 しかも続編あるの? 絶対観る~~!!!

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デンゼル・ワシントン
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  監督:大森立嗣
キャスト:安田顕、賠償美津子
ジャンル:ノンフィクション
 製作年:2018年
 製作国:日本
上映時間:108分
  評価:★★★★☆
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【あらすじ】

 
母の2年に及ぶ胃ガンの闘病生活が終えて、葬儀も火葬の段階まできた。燃え尽きた母の遺骨を見た息子サトシはふと「遺骨を食べたい」と思う。なぜサトシはそう思ったのか、それには38年もおよぶ母との可笑しくてパワフルな毎日があった……。

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【感想的な雑文】

 原作は漫画家として活躍する宮川サトシがウェブコミックに連載した実録コミックエッセイ。そのため、その描写のほとんどが事実に基づいた“リアルさ”で構成されている。だからなのか、観ているあいだ「つらっ…キツい…」と本音を漏らしそうになる場面が数多くあった。けれど、最後まで視線逸らさずに観れたのは先生が母の死に対して(たとえスローペースでも)向き合う姿勢を見せてきたからだと後になって思う。

 幸いにもまだ親の死別を経験していないが、いつかはその日が必ずやってくる。だから余裕のある間にいざというときの準備をしなければいけない(大変メンタルが削られる作業なのだが…)。本作を観ている間も(まだ後ろ向きだけど)その必要性が重々に感じた。

 劇中の中でサトシは、診療室で一緒にガン宣告を聞いたのにもかかわらず、隣に座る母に「たぶんこの人は死なない」と根拠のない自信を持つ。もちろん親の死をまだ受け入れられない部分もあるのだが、遺骨の件と同様、なぜサトシはそう思ったのか。それにはサトシが中学生のときまで遡る。

 サトシは中学生のとき、急性白血病になった(原作では大学生のときに発症している)。水泳の池江璃花子選手が発症した病気と同じ物である。池江選手のTwitterでも綴られている通り、その闘病生活は耐え難い日々だった。治療中の激痛と副作用、医療モルヒネの意識朦朧など正直生きているか死んでいるか分からなくなる中、自分を支えてくれたのは母親の山本"KID"徳郁を彷彿させる鋭い眼光だった。あの眼光のおかげで今の自分がいるし、その持ち主が死ぬわけがない。だから今度も助かるし今度は自分が助ける、という理由である。

 もう分かっているだろうが、神の子と呼ばれた山本選手も胃ガンで亡くなった(正確には全身転移による多臓器不全)。やはりこの世に無敵などいないわけで、懸命に頑張った治療生活もむなしく、あの眼光の母も家族に見守られて亡くなった。

 また通院生活中、自宅で投薬の副作用で髪も少なくなった母親が具体的な終活を始める。その母親の姿にサトシは苦虫噛み潰した顔で怒鳴ってしまう場面がある。それは母自身が死ぬことを受け入れているわけで、サトシにとって一番見たくない姿なのである。もし自分がサトシの立場だったら、同じことをしてたかもしれない。本編の中で一番キツかった場面だった。

 そういえば母が本格的に入院して、ある晩にイビキをかき始める場面がある。以前ウチの母から聞いた話で、ウチの祖母(母方)が腎臓ガンで末期のとき、病室のベッドで大きなイビキをかいていたらしい。それから数時間後に亡くなってしまった。担当医によると、脳が損傷し指令が滞ることで筋肉が弛緩し、舌を支える筋肉も緩んで呼吸が苦しくなりイビキのような音が鳴る。それは絶命直前に見られることから別名「死のイビキ」とも言われているらしい。それを間近に見た母の証言を覚えていたので、本作がいかにリアルに作られているなのかが分かる。

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安田顕
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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【あとがき】

《※ここから先は個人的な話》

 ちなみに本作は母と一緒に観に行ったのですが、昔母が祖母を病院で看取るとき、末期の祖母が激痛で叫んで、何本も輸血しながら吐血し続ける姿を見ていたらしいです。それは地獄のような光景で、やっと楽になれると安らかに亡くなっていきました。

 だけど母にとってはやはり耐え難い事実で、実家に帰宅後吐くように号泣して、その姿を見た祖父は「何泣いとんや?」と聞いてきました。「お母ちゃん亡くなったんやで」と母は怒鳴ったのだが、祖父は「だから? アイツやっと死んだから(入院代)もう払わなくてすむ」と言いました。その意見に母の姉も横で同意していたよう(前妻の子だから母親といっても他人だし、性格は祖父に瓜二つだった)。

 普段温厚な母もさすがにブチ切れたが、それ以上に祖父からブン殴られました。まだ幼稚園にも通えない小さい兄の目の前で。

「んなことより知ってんだぞ。アイツの隠し口座あんの。はよ出せやゴルァ」と髪の毛を掴みながら脅かしてきました。

 それは本当だった。だけどそれは母と祖母が2人で暮らすためにコツコツ貯めた資金で、その約束は何があっても母は守るつもりだったが、怖がって泣く兄にまだ火が点いた煙草が入った灰皿を投げつけたことで母は通帳を差し出した(祖父は金のためなら実の母親を鉄パイプで殴り続ける人だったので)。

「ホンマおまえ頭までブッサイクやな(笑)」←幼少の頃から言われてきた言葉

 祖母も形見も失ったことで精神ボロボロになった母は、新幹線で家に帰ってすぐ父に話した。

「え? 何が悲しいの。ババァ死んだだけじゃん」

 祖父と全く同意見だった。通帳のことはまだ話してなかったが、それも意味のないことだった。

「そんなこと言わないで、お願い」と母は父に抱きついたが、「気持ち悪っ」と母を突き飛ばしました。そして母は精神を病みました。

 朝も晩も突き飛ばされた場所の家の狭い廊下に倒れて、「クソ邪魔」と父に足蹴りされて、もう戻れそうにないところを小さい兄が「ママごめん…ママごめん…」と揺すりながら泣いて謝っていたらしいです。事情がまだ分からない兄は自分のせいだと勘違いしていて、その姿で母は意識を取り戻せた。

 それから30年以上、「母親が死んで悲しむのは異常なこと」と(冷静に考えて普通じゃない)呪縛に囚われ続けていましたが、本作を観たことで母はようやく当時の自分の気持ちが肯定されたと、本作を観れたことに大変感謝していました。だから私からも原作者と編集スタッフと映画スタッフに感謝を申し上げたいです。

 本当に素晴らしい作品をありがとうございました。
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  監督:ウェイン・ワン
キャスト:ハーヴェイ・カイテル、ウィリアム・ハート
ジャンル:ヒューマンドラマ
 製作年:1995年
 製作国:アメリカ
上映時間:113分
  評価:★★★★☆
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【あらすじ】

 
1990年の夏。ブルックリンの街角で小さな煙草屋を営むオーギーは、14年間毎日同じ時刻の同じ場所で同じ写真を撮影していた。煙草屋の常連客で小説家のポールは、数年前の銀行強盗の流れ弾で妻を亡くして以来、スランプに陥っていた。ぼんやりして車にひかれそうなったポールを助けた謎の少年ラシードは、お礼にポールの家で2晩ほど泊めてもらった……。

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【感想的な雑文】

 
まず序盤のあらすじを書くとこうなる。どうも惹かれる雰囲気を感じない。もちろんここから彼らを中心とした出来事が徐々に広がっていくが劇的ではない。だけど、どんな映画よりもドラマチックだった。

“信じる者が一人でもいれば、その物語は真実にちがいない”――ポール・オースター

 原作は現代アメリカを代表する小説家ポール・オースターがNYタイムズに載せた短編小説。その短編に感銘を受けたウェイン・ワン監督が自ら映画化権を取り、ポール自身が脚本を書き下ろした。その映画はたった1館で9万人を動員し、全国で大ヒットして、世界三大映画祭のひとつベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した。

 こういう流れ、最近どこかで聞いたことありませんか。『カメラを止めるな!』と似た経路を辿っています。というより本作のほうが20年も前のことなので、そういう伝説的ヒットの走りである。もし『カメラを止めるな!』で普段なら出会わない単館上映作の魅力にハマったら、ぜひ本作も観てみてほしい。

 燃えてゆく煙草のように、大きな起承転結もなく淡々と日常が進むだけ。あるのは丁寧に描かれた人物と最低限の演出と音楽。それだけでとても美味い映画は作れる。そして観る回数分だけの違った感想を抱くかもしれないので、何かを感じたら次回もまた何かを感じてほしい。

 それにしても煙草を吸う彼らの姿が異様に色っぽくてカッコいい。自分は煙草は苦手だし今後も吸う気は一切ないが、それでもアクセントとなる煙草の存在は肯定的に惹かれる。過激な嫌煙活動を見てるよりはずっと心地良い。そういう意味では、こういう作品は二度と作られないのだろうな…。

 どこかで読んだ「20世紀を象徴する名作映画100選」に本作がエントリーされているのも納得である。

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スモーク(字幕版)
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ハーヴェイ・カイテル
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