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 吾輩は根暗である。職歴はまだ無い。端の多い生涯を送って来ました。――みんなが当たり前に持っている見えないモノが生まれつき持っていない「私」。たった一つだけ足りない、それだけで日常は異常を孕み始める。常識というような空漠たる概念を、どう学べばいいか知らないし分からない。けれど常識はそれを決して許さない。これはつまらない絶望と希望で構成された日々の中で「私」を考え、そして失敗するまでの軌跡譚……という執拗な説明文から筆者(LD:学習障害)の悪癖が分かる共感度0%な長文ブログです。

2018年06月

 降りる駅の近くにある桜の遅い開花で、まだ制服に味がない新生徒の入学式は余所よりは仄かに彩りよく始まった。

 私が入学した『自由立高等学校』はおだてにも偏差値は高くないが学費も高くない。また開校70年以上変わらない教育方針として積極的に徹底的に風紀に厳しく、理由はどうあれいつでも制服の学ランはまず第1までキッチリ閉めないといけない。

 何なら私が入学する5年前までは「髪型は坊主」と生徒手帳に記載されていたほどの校名に似合わぬ超硬派な男子校であった。

 ちなみに私の隣にいる出席番号1つ後ろは登校初日から第3ボタンまで開けてる大変分かりやすいタイプの不良で、もちろん先生たちとの衝突もあった。今後登場する予定ないのでネタバレすると、彼は高校2年後半から風紀委員長に就任し、まず誰よりも正しい生徒の模範として卒業するその日まで己の職務を全うした。

 これは他のクラスでもそうなのだが、私が配属された1年4組は男子校なので教室には野郎しかいない。

 では共学が良かったのかと聞かれると答えはノーである。

 今までの学生生活から基づくと一人を除く同世代の女子に対して気まずさと恐怖感を抱いていた。

 とてもではないが、どう接すれば良いのか分からない。分からないから気まずくなる。気まずくなるから怖くなる。

 別に誰でもいいから彼女が欲しいという考えもないので、今は誰も私の過去を知らないこの野郎だらけの教室で少しずつやり直すことに専念したい。

 ここで少し訂正を入れると教室にいる全員が男性なわけではない。

 たとえば女子校の担任が男性であるように、このクラスの担任は女性である。

 担任の名は絵布小鞠先生。担当教科は生物(今年は理科総合A)。絵布先生は国立の女子大学・大学院にて理学博士を取得した正真正銘の理系女子である。更にこれから入部する科学部の顧問でもあったので、何だかんだ付き合いが長い結果になった。ちなみに先生は及川光博の大ファンだったが彼の結婚報道でた時は私はもう卒業してたので現在どうしてるか知らない(※暴露)。

 話は変わるが個人的な朗報が四つある。

①いじめる不良がいなかった。

 クラスに怖い不良がいるかいないか、これは今後の学校生活において最大の賭けだと言っても過言ではない。

 先ほどの例でもそうだが、ウチのクラスにいた不良たちはビジュアルはイメージ通りなのだが、小中学時代に遭遇した奴らのような人として卑しい行動する人がいなかった。

 たぶんクラスのほとんどが地元民ではなく電車からの通学組なので1年生の内から休日わざわざ電車に乗ってまで仲間とつるむ要素がまだ足りなかったからだと思う。

 そのかわりクラス内では誰にでも声かける気前の良い兄ちゃんとして、人によって好き嫌いあれど自分には心地よかった。

 まあ、中には腰パンしている生徒もいたが次の体育でジャージに着替えるときに「俺マジ不良だからここまで下げたわ~!」とくるぶし辺りまで下げて教室を徘徊するレベルだ。

 他にも、その日テンション上がりすぎて駅のホームに降りて線路歩いてしまった生徒もいたが、それはさすがになので数日後に退学となった。その生徒とは別に友達でもない顔見知り程度だったから

「(ああはなりたくねぇな…)」と授業前の担任の通達を横目に重々思った。

 幸いにも私の周りにそういう奴はいなかった。

 唐突だった、紹介しよう。

②友達が3人できた。

 まず1人目は「杉下」。

 彼とは通学の電車が一緒でなんと降りる駅も隣同士だった。その縁か色々と会話する機会も増えて部活ない日はよく一緒に帰っていた。

 2人目は「仲代」。

 彼とはポルノグラフィティのファン仲間としてポルノの魅力やお互い好きな音楽の話題で独りよがりだった音楽観に花が咲いた。

 3人目は「七山」。

 彼とはどちらかというと悪友の関係に近かった。いわゆる高校生特有の“悪ノリ”を共にするメンバーだ。というのも彼は私のいる科学部に入部し、大変ノリが良い先輩たちと一緒に楽しくフザケてた。たとえばフリスク一箱50粒の一気食いとか。当時バカだと思ったが今でもバカだと思う。ちなみにフリスク50粒を口の中に入れると、水道水を液体窒素でキンキンに凍らせた氷を口に入れたときの感覚が味わえる(どちらも体験した私が言うのだから間違いない)。

 この繋がりで書くが、

③部活動が大変楽しかった。

 中学時代ずっと帰宅部だったから人生で初めて「部活」というものを経験した。

 中学3年で遅めに科学の門を叩いた私を気前良く温かく受け入れてくれたことは、そういう対応マニュアルをまだ持っていなくても嬉しかった。

 またその先輩たちも、

◆軍事ヲタク(科学部部長)
◆自動車ヲタク(副部長)
◆学年主席(参謀長)
◆写真部部長(掛け持ち)
◆人情派相談役(唯一の2年生)

 そしてウチら生意気な下っ端一年兵。

 時たま顧問である担任の絵布先生と3年生の学年主任の柵木先生(担当教科は物理)の叱咤と激励と説教くらいながらも窓が暗くなるまで誰かが笑っている。そんな超ユルユルな部活動だった。

 では部活が始まるまではどうしていたか。

④下手くそながらも勉強を楽しんだ。

 名誉的にあまり言うべきではないが、ウチの学校は偏差値が低い。

 ゆえにどの教科も基礎の基礎からスタートになる。

 だが、それが今まで知識が乏しい自分には合っていた。

 黒板に書かれている何もかもが新鮮に感じて、ここがテストで重要だとかすっ飛ばして、ただただ面白く頭の中に入れていった。あえて補足すると好きと得意は必ずしも比例しない。

 1学期の中間・期末テストの順位はたしか良くも悪くもなく真ん中ぐらい。でも今までの事からしたら上々の成績。何より赤点がないのは想像以上に清々しい。

 いっそ札束みたいに上に投げ飛ばそうか?

 いや普通に考えて出来ない。[反語]

 以下、4点をまとめると、16歳の自分には刺激が多すぎて疲れた。信じられないくらいに良い意味で。何だか疲労をかみしめたら鼻もかみたくなった。

 そういや男子校生になって進化したことがある。

 机の中にボックス型のティッシュが置けるようになった。これは共学では不可能な手段だと思う。ついでに周りにティッシュ必要な奴がいたらボックスを貸してカミュニケーション!

 こういうのは持ちつ持たれつである。

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松田龍平
2018-01-01
楽天市場
7net

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【あとがき】

 いくつになっても中2のような臭い文章書くのは楽しいものです。

 渡辺綿飴です。

 今回は当時の楽しさを思い出したせいで過去類を見ないぐらい特定の登場人物が増えました。

 いくらエッセイとはいえ、いいのか、こんな勝手に出して。

 エッセイ漫画の大御所:小山健先生いわく、ネタにする人から激怒されることを覚悟の上で描くのがエッセイのコツとのこと。その教えを受けたエッセイ漫画の新星:原田ちあき先生は色々な人にビビりながら漫画を描いているらしい。なので、そのコミックエッセイを読んだ自分も色々ビビりながら書いています。

 この感じ、何というか…。

 完全に売れっ子作家気取りです。

 何にもないのに…。

 何にもないのに…。

 何にもないのに…。

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 エッセイだから伝わらないが、私は人より声が低い。

 マンガじゃないから伝わらないが、私は人より童顔である。

 そんな特徴ふたつを抱えているが、これは足し算みたいな単純な話だ。けど、これが掛け算となると事態は急変する。

 顔と声のギャップが凄まじい。

 家族も認めるほど凄まじいのだ。

 たとえばタラちゃんの声が穴子さんだったら気持ち悪いであろう(まあ、その逆の方が更に気持ち悪いが…)。

 何も生まれたときからコレだったわけではない。

 もちろん顔から想像する声をしていた。

 けれども思春期頃の男子には「声変わり」という大人への転換日がある。

 そう、ウィーン少年合唱団のスターソプラノが突如起こったXデーにより声が出なくなり、彼と一緒に世界公演旅行を願ったライバルが彼主演のオペラ公演で後ろ幕から吹き替える計画を立てる。そんな淡い青春映画も誕生させちゃうアレである。

「そんな映画があったんですか!」

 1963年公開の『青きドナウ』というディズニー映画のことなのだが、1秒も観たことない私にはこれ以上細かく書くのは無理なので、興味のある方はお近くのTSUTAYAかGEOに寄ってほしい。

 なんだか脱線してしまったので話を戻す。

 その前に一つ個人的な話を。

 実は私は花粉アレルギーを抱えていない。だから毎年春先は苦しむことなく過ごしてきた。でもその反動か幼児にしてひどいハウスダスト系の万年アレルギー性鼻炎者になった。

 何が言いたいかというと、私が通っていた中学校はご存じの通り荒れに荒れて掃除もせず……

◆ヤニ色の壁紙
◆ホコリで装飾された棚
◆校庭砂で薄くフローリングされた床

 そんなハウスダストパレードな教室は間もなくして私の鼻腔を黒部ダムへと開拓させた。

 映画『黒部の太陽(1968年:日本)』でトンネル掘削中の破砕帯崩壊で石原裕次郎らが激流に飲み込まれたように、この鼻の破砕帯も登校日は臨場感満載で崩壊していた。

 授業1回につきポケットティッシュ1個消費する鼻はただでさえ喋りづらい言語と出にくい濁声に鼻声要素を加えた。

 そうなるとカオスだ。

 国語の朗読で笑われる、音楽の合唱で笑われる、手を叩いて笑うな先生よ…。

 話すこと喋ることが怖い。

 通学路を歩いていても通りすがりの人からも笑われている気がした。

 音楽プレイヤーに入っている歌手みたいな聞き取りやすく愛される声になりたかった。

 時が経って2004年12月31日。15歳。中学3年の冬。時間は19時30分。

 年末を明けて直ぐに高校の面接試験を控えていた私は私たち兄弟の部屋のテレビ前で新聞紙片手に待ちかまえていた。

 この年の第55回紅白歌合戦にリスペクトするポルノグラフィティが11月にリリースした『黄昏ロマンス』を披露する。

 これはファンとしてリアルタイムでチェックしたい!

 だけど父は昔から紅白歌合戦が大嫌いで毎年観てこず、恥ずかしながらこの歳まで紅白歌合戦の存在すら知らなかった。

 そして片手の新聞紙にはポルノグラフィティが何時何分に出るかなんて書かれてないから、こうやってリビングより小さいテレビにすがりつく羽目になったわけである。

 ちなみに兄は大学生最後の年末ということで、どこかに外出していて居ない。

「一体いつになったら出てくるんだよ…」

 つまらなく待っている間は他の歌手で楽しめば良いのだが、あいにく他の歌手には一切興味がなかった。

 当時持っていた音楽プレイヤーも入っているのは大好きなポルノグラフィティの全アルバムと、母と兄が尊敬する山下達郎の『RIDE ON TIME』と、情熱大陸と世界遺産のオープニングが入った『image』、これしか入れてなかった。

 どのみち他曲に興味ないし、容量も256MBだし、それ以上必要ない。

 清木場俊介のいるEXILEを流し見しながら思った。

 どうやらこの紅白とやらは女性ボーカル(紅)⇔男性ボーカル(白)が入れ替えで進行するらしい。

 つまり最も早く出るとしたら、この今映っている紅組枠の松浦亜弥とやらの次の白組枠に出てくる可能性もなくない。

 松浦亜弥が終わった。

 アナウンサーよ、次は誰だ?

「次の出場者はnobodyknows+です!」

 くそっまた違うのかよ…。こっちだってヒマじゃないんだよ。

 しかも次の曲紹介、棒読みのオリンピック選手がやるのか。スポーツ興味ないから知らないよ。誰だよ、吉田沙保里と伊調馨って…。

「「ノーバディーノーズで『ココロオドル』」」

 この二人が読み終わった瞬間、事件が起こった。

 ENJOY!!!!!

 それは独特なマイク持ち方した男5人が鼓膜が震えるほどの重低音から始まり、今まで聞いたことない速度のアップテンポとつたない言語野が追いつかなくとも気持ち良く感じるロゴスの速い羅列。

 こ、これは何なんだ…!?

 片手の新聞紙を手放して、1997年ポケモンのポリゴン事件のときと同じくらいの至近距離で画面にすがりついた。

 何もかもが未知なのにドキドキする…。さっき紹介された曲名通り「ココロオドル」!!

 曲開始30秒が経った辺りか、それはそれは底なし沼のような重低濁声がお隣のスピーカーから飛んできた。つかさず私もスピーカーに飛びついた。

 当時の感触を率直に申すと、ハンマーで頭かち割られるほどの衝撃だった。

 この男の声はお世辞にも全然キレイじゃない。なのに、なのに、手が汗ばむほどカッコ良くて涙が出てきた。

 無意識にリモコンで音量を上げた。

 数秒後には後ろのドアからも早い重低音テンポが飛んできた。

「うるせぇぞゴルァ!!!」

 紅白が嫌いな父だ。

 昔から父には逆らえない…でも今の方が逆らえない。

 ドアノブの鍵を閉めて、耐えた。

 今この部屋は私だけの聖域だ。

 目の前のブラウン管から革命が叫んでいる。

 ドン ドン ドン バンッ!!!

 これは後ろのドアからだ。どうやら蹴り始めたようだ。

 怖い、でも、いいぞ。

 自分の中の妬み全てが崩れてく。

 さっきの男の単独パート2回目が来た!

 ベルリンの壁は崩壊した。

 未開の月に足跡が残った。

 これは(私の)歴史にとって大きな一歩だ。

 彼らがNHKホールにENJOYとコールを求めてる。

 さすがに恥ずかしいから小さくレスポンスした。

 演奏時間3分の革命が鳴り終わった。

 ハァ…ハァ…鼓動の音が執拗に響く。あ、後ろのドアか。

 テレビを消して、鍵を解いたドアを静かに開けて、

「ご、ご迷惑かけて…すみません…」

 リビングから漏れてくる年末総合格闘技の攻撃トドメの一喝並みにめちゃくちゃ怒鳴られた。

 ベソかくぐらい怖かったけど悔いはない。何より壊してくれたハンマーをもっと知りたい。

 その前にポルノの新曲見届けないと。

 あっ始まった!

 やっぱり良いな!!

 2005年正月最初の仕事はパソコンで昨日のグループ名と、あの濁声男の名前を調べることだった。

 グループ名は『nobodyknows+』。主に名古屋を中心に活動している6人組のヒップホップグループ(現在は5人組)らしい。

 ヒップホップとは何ぞや?

 ウィキペディアによると「リズム、ラップを同じ調子で繰り返すリズミカルなミュージックからなる音楽のジャンル」を指すらしい。

 ラップとは「小節の終わりなどで韻を踏みながら、リズミカルに喋るように歌う方法の事」。

 つまり言葉遊びか!

 大好きなお笑いにも通じる!!

 えーこれは面白そう!!!

 もっと色んな曲を聴いてみたい!!!!

 そして昨日の濁声ラッパーの名は『ノリ・ダ・ファンキーシビレサス』。その凶悪なダミゴエフロウとインパクト抜群の名前から、個性的なメンバー揃いの中でも一際強力な光を放っている。

 彼は私にとって濁声コンプレックスを取り除いてくれた恩人。そしてヒップホップという新しい世界を教えてくれた恩人。

 声低くたって良いじゃない、カッコいいもの!!

 これでは「相田みつを」だな…。

 私は面接試験を終えた後、TSUTAYAでココロオドルが収録されたアルバム『Do you know?』を借りて音楽プレイヤーに入れた。

 こうなると他のグループも聴きたくなる。

 パソコンとTSUTAYAを往復して、

◆ケツメイシ
◆韻シスト
◆RIP SLYME
◆m-flo
◆TERIYAKI BOYZ
◆RHYMESTER
◆KICK THE CAN CREW
◆KREVA
◆ZEEBRA

 英語圏は何を言っているか、よく分からないから後回しにして……この容量では全部は聞けないな、卒業祝いに貰ったお小遣いと全財産をはたいて1GBのウォークマン買おう。

 よし、このお笑いと科学と音楽を抱えて4月からの高校生活を楽しもう!

 幸いにも少し遠い進学先には私をいじめていた生徒は1人も居ない。たぶん今なら人生やり直せる。そういう韻が入った歌詞の曲を探して、そしてまた音と言葉が紡ぐ芸術に溺れた。

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Do You Know?
nobodyknows+
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【あとがき】

 それからはカラオケ行くとき必ず「ココロオドル」を入れてます。

 まあ、人生2回しか行ったことないんですが…。

 彼の声を知ってる人なら分かると思いますが、自分が歌うとき本当にあんな声です。

 でも自分はこの声が好きです。

 だから2012年11月11日に放送された『モヤモヤさまぁ~ず2 名古屋(後編)』で居酒屋からシビレサスさんが出てきたときは本当に驚いたというか嬉しかったなぁ…! いつかあの居酒屋に行って感謝の気持ち伝えたい!!

 それから6年もの期間があったというのに、未だに行けていない。あの居酒屋の名前すら忘れてしまった。まだいるのかなぁ…。

 忘れるほど熱が下がってしまった原因の一つに、最近ラップを聞く機会が減っていました。

 実はラップおよび音楽と同じくらい好きなものに映画がありまして、ヒマがあればまだ見ぬ新作・名作・珍作映画作品を映画アプリで探して、そして観れる機会をうかがって観ています。

 その観てきた中でも今月10日にGYAO!で観た『ファンタスティック・プラネット(1978年:フランス・チェコ)』という「自分の映画100選」の1つに入るアニメ映画があります。

 

 この(ひどくダサい)予告で分かるとおり、大変不気味である。本編75分間ひたすら不条理な描写(だけど原作が古典のSF短編小説なのでストーリーがしっかりしていて意外と見やすい)が続くが、アニメ・SF・ホラー・クトゥルフ神話・諸星大二郎の世界観を愛する自分には未知たりた、いや満ちたりたものがあった(これが40年前に製作されたんですよ!! スゴくないですか!?)。

 鑑賞後もYouTubeでこの映画の予告(先ほどの動画)を見ていたらコメント欄に「『禁断の惑星』から来た」という声が多くあった。

『禁断の惑星』って、あの『禁断の惑星』?

 たしかに古い映画に『禁断の惑星(1956年:アメリカ)』というSF映画の傑作があるが、あれと『ファンタスティック・プラネット』とは製作国も製作年も全然違うから関係ないし意味が分からない。

 気になるので同じくYouTubeで検索してみたら、この動画が出てきた。



 はっきり言って衝撃だった。

 著作権の関係で書けないが歌詞がブラック効いててめちゃくちゃカッコいい! 韻の踏みかたも秀逸!! 何よりビートの音源が全て『ファンタスティック・プラネット』の音源から構成されている!!! MVも『ファンタスティック・プラネット』だけでなく『禁断の惑星』『博士の異常な愛情(1964年:イギリス・アメリカ)』『π (1997年:アメリカ)』の映像を巧みに組み合わせている!!!!

 一言で表すと、

「暴力的にカッコいい!!!!!」

 こんな曲があったなんて知らなかった…。

 調べると2012年に発表されていたらしい。

 少し関心が離れてたせいで、こんなCOOLな曲を6年も知らずにいたのか…無駄なことしたなぁ…。

 この曲を即ダウンロードして、今も聞きながらこの記事を書いています。

『ファンタスティック・プラネット』個人的にオススメなので、どこか出会うきっかけがありましたら観てみてください!

~以上、長い本編と同じくらい長いあとがきからお送りいたしました~

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「学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。自分の無知に気づけば気づくほど、よりいっそう学びたくなる。」――アルベルト・アインシュタイン(1879年~1955年)

 この時この言葉を知ったのは、些細なきっかけで読み始めたアインシュタインの伝記漫画の1コマだった。

 前回の発電ラジオ製作を通して、「科学」に興味持ち始めた私は子供向けの入門書らを読んでいた。ちょうど好きな人ができたら安っぽい歌詞をヒマなく聴きまくるように。

 そんな中でも、小さいおまけコラムにあった「相対性理論」という存在に不思議な魅力を感じていた。

「相対性理論」……一言で言うと、「速度が光の速さに近づくにつれ周りの時間が遅く流れる現象(もちろんこれだけではないが全て書くとなると膨大な量になるので割愛させてもらう)」

 それを知って真っ先に思ったのが「漫画みたいなトンデモ理論だなぁ」。

 正直全く意味が分からない。もし仮にそうだとして、なんで光速になると時間が遅くなるの? なんで引力ごときで光が曲がるの? なんで重い物ほど周りの空間が曲がってると言えるの? ねぇ、なんで、なんで、なんで?

 我ながらしつこいと感じながらも少しでも理解したいと手を伸ばした彼の伝記、子供向けとはいえ解説は甘っちょろくなかった。結局分からずじまいか…。

 でも次のページめくると、

「大切なのは、疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない。」
――アルベルト・アインシュタイン(1879年~1955年)

 アインシュタイン博士…!

 さらにページをめくると、

「人が恋に落ちるのは、万有引力のせいではない。」
――アルベルト・アインシュタイン(1879年~1955年)

 博士パネェっす…!!

 一生ついて行きます!!!

「……ってことで担任よ、オレ高校行きます」

「そのさ、あんたねぇ…まあ資料ここに置いとくから自分で探して。先生、職員室にいるから…」

 急遽アドバイザーいなくなったのでセルフで高校探しを始めた。

 ご存じの通り、私はテストが大の苦手である。唯一得意な解答は「名前記入」。だから条件は「指定校推薦の中で内申点が低い私立」。

 当時の私の内申点は“16”だった。この背番号16で地元圏という内野をあっちこっち走らなくてはいけない。

 おっ! この「YK高校」内申15からだ! ここどうだろ? あっダメだ、写真の生徒がチャラい。しかも最寄り駅まで乗り換え3回の2時間半、話にならない。他の高校も似たり寄ったりでピンと来ない…。どうやら同県内に良さげな高校はないらしい。

 では隣の県まで範囲を広めてみよう。次は外野だな。さっきより大きくめくって最初に見たページ、そこの学校紹介欄にはこう書いていた。

_____

【価値のある大人ってなんだろう】

「自由」は子供を成長させる。

「自立」は大人へ成長させる。

では、大人に「自由」など必要ないのか?

いいえ、答えは「どちらも大事」。

本能と理性を兼ね揃えて「一人前」のように、
自由と自立を兼ね揃えて「一人前」だと思う。

「自由」+「自立」=『自由立』

このシンプルな方程式のように、
「自由立」を持った価値のある大人に育てたい。

これが我が学校名の歴史です。

『自由立高等学校』

~平成17年度入学生募集中~
_____

 ……不思議とピンときた。

 よし、ここにしよう。

 家から通える範囲だし、内申点も16からだから推薦も受かりそうだし、何よりもこれ以上高校探すの面倒くさい(過去の自分とはいえ書いてて途中から殴りたくなった)。

 だけどオープンスクールや文化祭など何度も通っていくうちに愛着が湧いてきて、正式にこの高校に行くことを決めた。担任と進路指導の先生に希望進学先を報告して、校長先生に土下座スライディングで推薦状を書いてもらい、つたない字と冴えない写真の願書を作って、書類審査通過の面接試験まで漕ぎ着けた。

 面接前夜の自室にて。

 あー人と喋るの苦手なのに……いやいやっ! せっかくのチャンスだ! そんなの無駄になんてできない! 噂によると、チャンスの神様は前髪しかないらしい。その成功を呼ぶ髪を掴むには躊躇わず即座に飛び込めという格言だ。グイグイと飛び込むんだな、よしイメトレしよ。

 面接会場の扉ガラガラ開けて……「だ、第一印象から決めてました!! お願いします!!」……明日早いから寝よう。

 さすがに第一印象はおふざけとして、自分がここでどのような生活を望んでいるか、そして高校卒業後にどういう延長線を結びたいか、アドリブ皆無&台本棒読みだったがトラブルなく無事に乗り切ることができた。

 まあ先ほど乗ってきた朝の行きの電車が飛び降り事故に遭遇したこと除けば…(死者はいなかったものの予定より5分ほど遅刻した)。

 後日、自由立高校から正式に合格証を頂き、晴れて4月より花の高校生になることが決まった。

 でも、その前に中学の卒業式だ。第25話でも書いたとおり、3分の1以上がボイコットした。そして密かに思いを寄せていた彼女もボイコット・サイドだった。

「ずっと好きでした」

「卒業しても会いたいです」

「私と付き合ってください」

 せめて途中まで一緒に下校したかった。

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ポルノグラフィティ
ソニー・ミュージックレコーズ
※アルバム曲『空想科学少年』収録

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【あとがき】

 中学生編はここで終わりですが、次回は進路に関係ない番外編を一つ書いて、それから高校生編に入る予定なのでお付き合いよろしくお願いします。

 あと当然ですが本編に出た「自由立高校」は私が勝手に考えた実在しない架空の高校です。ポスター風の紹介文もフィクションです。高校探しと同様にブログ内ではコピーライティングもセルフなんです…。

 もちろん「自由立」なんて単語は存在しないのですが、俳句や短歌の世界には「自由律」という手法があるんだとか。

 五七五・五七五七七や季語に囚われない感情の自由な律動に重きを置いたフリーダムな句で、俳壇に大革命を起こしたと辞典に書かれている。

 そこで自由律の傑作を生んだ俳人の一人「種田山頭火」の句をいくつか。

◆お天気がよすぎる独りぼっち

◆あたたかい白い飯が在る

◆殺した虫をしみじみ見ている

 ここからは私の自由律俳句。

◆自由を通り越して前衛的である

◆前衛が分からない私は遠い目でいる

 最後にTOKIOの城島リーダー。

◆素人は黙っとれ

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